-『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2017』、本日は宮崎県庁の落合謙次氏と、岩手中部水道企業団の菊池明敏氏の推薦文のご紹介です。
落合氏は過去に読者投稿でも感謝の声が寄せられていました。その中でも語られていましたが、宮崎県に限定することなく、日本全体を考えて実務を進めているところが、まさにすごい公務員だと思います。
菊池氏には以前にインタビューをさせていただいた経緯があります。お話をお伺いした際、仕事に対するゆるぎない信念がひしひしと伝わって来て、目頭が熱くなったことを今でも覚えています。
落合 謙次氏 <宮崎県庁 情報政策課>
推薦者:長島 治雄氏 <静岡市役所 企画課>
②GISは全庁や公開型とも業者に委託するのが通例であり開発費も億を越える規模が一般的です。そんななか、県庁の一職員がほぼ経費なしで自分で開発してしまったことがスゴい!!
開発したシステムは内閣府主催の「RESASアプリコンテスト」で並みいる民間企業等を抑え、最優秀を獲得するなどその完成度の高さがスゴい!
<RESASアプリコンテスト動画>
そのシステムは宮崎県に限らず全国の地区別人口情報等が見られ、実際にも各地で使われたりしており、各地への影響度がスゴい!
システム開発して完了ではなく、日々新たなデータが追加されており、その探求心がスゴい!
審査員のコメント(山本享兵氏):
また、表彰されて終わりではなく、さらなる改善に取り組まれているということにも敬意を感じます。
審査員のコメント(今村寛氏):
菊池 明敏氏 <岩手中部水道企業団 局長>
推薦者:馬場 伸一氏 <福岡市役所 環境局保健環境研究所>
菊池さんは、私がもっとも尊敬する地方公務員の一人です。九州と東北と遠く離れていても、活躍が聞こえてきて、すごく嬉しいです。出会いは、関西学院大学の石原俊彦先生の主催のイベントであったと思います。行政経営に関心があり、メーリングリストでも熱い議論を交わしたものです。
菊池さんのすごいところは「あきらめない」ところです。一時、水道と関係ない部署に飛ばされておられたのですが、水面下で「策謀」を続け、返り咲きます。そんなことが可能だったのも、たくさんの仲間がいらっしゃったからです。水道という仕事を心から愛している菊池さんには、部署を超えた「同志」が数多くいました。水道広域化という「夢」は、菊池さんとその熱い仲間たちによって、初めてこの国で実現したのです。
もちろん「水道広域化」というビジョンの「正しさ」は大きな推進力でした。人口減少の中で老朽化が進む水道インフラを子々孫々維持していくために、他の選択肢はありません。正しいビジョンにいち早くたどり着いた先見性も素晴らしいのですが、「正しい」からといって「日本初」をそうそう簡単にやらせてくれるものではないのがお役所という業界です。そういう役所の保守性を乗り越えた菊池さんの情熱と実行力に、深く敬服しています。
特に、自治体の境界をまたぐ仕事は、難しいです。我々自治体職員というものは、本質において縄張り意識の塊であり、我が庭先をきれいにすることにしか興味がない存在だからです。役所の「中しか見ていない」職員が、むしろ普通です。でも菊池さんは旧企業団のつながりで関係市町の若手とネットワークを築き上げ、10年以上かけてそれを発展させ、広域化に結実させました。本当に、すごいです。
酒に弱い私としては、若手と飲んでネットワークつくっていった菊池さんってすごいなぁと思っています。真似出来ない(笑)。
審査員のコメント(後藤好邦氏):
審査員のコメント(山本享兵氏):
明日は、生水裕美氏(野洲市役所)と杉本拓哉氏(石川県庁)に続きます。
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