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地方公務員アワード 岡 祐輔

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『地方公務員アワード2018』岡 祐輔さん(糸島市役所)

『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員2018』、4人目の受賞者の紹介です。マーケティングから特産品の商品開発、官民連携で売上を伸ばす。広い業務を遂行し成果につなげることができた背景は、一体どこにあったのでしょうか。

岡 祐輔 (糸島市 秘書広報課主査)

推薦者:奥貫 賢太郎(川崎市 臨海部国際戦略本部)

取り組み概要、「すごい!」と思うポイント

自らの実践を市の政策に反映し、データに基づく画期的な商業振興を実現したこと

推薦文

大学で得た先端の学びを、地域の課題解決に結びつけるのは、先端性がゆえ難しい。絶え間ない分析、調整によりそれを実践し、結果につなげたことが「すごい!」。

九州大学学術研究・産学官連携本部へ出向し、企業と大学との連携の現場を目の当たりにし、また、民間セクターの理論や手法を公共政策に生かすべく、ビジネススクールに赴きMBAを取得した岡さん。

広報課に移り、糸島が持つ既有の知名度に満足することなく、まちの真の課題を炙り出す。市内産業を支える従業員5人未満の事業所の多くが、一方で廃業の波に揉まれている事実をデータで明らかにする。そこで、小規模事業所の持続的な成長のため、特産品のマーケティングモデルづくりを企画し、糸島産ふともずくの商品開発に着手。

大学で培った経営学理論を企画に当てはめるとともに、推進体制にも、そのキャリアがゆえの工夫を凝らす。業界や世代の垣根を超えた先にあるシナジーの価値を学んだ岡さんは、あえて調整の難しい、官民連携モデルの道を採用。高校、民間事業者、糸島市、地元漁業組合などを組み合わせ、最高のチームを作り上げた。商品開発を食品産業協議会に、販路開拓を実践型マーケティングの授業を行う女子高に、5者それぞれの強みを生かし取り組んだ結果、事業企画後1年半で、ふともずくの売上を約6倍にした。

現在も、限られた財源で来訪者を増加させる最良のアプローチをその分析力とデータで導き、東京都の飲食店との連携を提案するなど、広報戦略においてその卓越性は輝く。
「各分野の橋渡し役こそ、市の役割」と話す岡さん。行政を取り巻く各セクターの主張をその背景ごと翻訳し、他業界との摩擦を軽減し、チームとして機能させることは、まず簡単ではない。平等な説得材料となる「データ」という武器を使いこなせるからこそ、この言葉は意味を成す。「地方創生☆政策アイデアコンテスト2016」最優秀賞は当然の勲章。

審査員のコメント

多様なセクターと連携し商品開発や販路拡大に向けた取組みなどを行い、その商品の売り上げを大きく伸ばしていること、及び「地方創生☆政策アイデアコンテスト2016」最優秀賞を受賞している点は評価できる。(後藤好邦)

形だけでない、産学官連携におけるコーディネート力が素晴らしいと思いました!(佐々木絵理)

九州大学学術研究・産学官連携本部へ出向経験を戻ってから生かす、良いですね。成果が数字で表現されているもの良い。「平等な説得材料となる『データ』という武器を使いこなせるからこそ、この言葉は意味を成す」という推薦文も良いですね。(山田崇)

推薦文から、一貫してスマートな打ち手に見えますが、それぞれのアクションにおけるハードルをしっかりと着実に潰していったのではないでしょうか。何か立ち上げた時、水面下では多大な困難を克服しているケースが常です。恐らく、このプロジェクトもそうだったのではないかと推薦文から伺い知ることができます。岡 祐輔さん、受賞おめでとうございます!

【地方公務員アワード2018 推薦文の発表スケジュール】
8月20日(月): ①井上 純子さん  ②岩田 早希代さん
8月21日(火): ③岡元 譲史さん  ④岡 祐輔さん
8月22日(水): ⑤奥貫 賢太郎さん ⑥木村 佳司さん
8月23日(木): ⑦白石 剛大さん  ⑧鈴木 浩之さん
8月24日(金): ⑨中岡 浩さん   ⑩山川 歩さん
8月25日(土): ⑪山本 希さん   ⑫領家 誠さん

『地方公務員アワード2018』全体発表はコチラ

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後援

地域に飛び出す公務員を応援する首長連合
●地域に飛び出す公務員を応援する首長連合
地域に飛び出す公務員の活動を応援するために全国から60人を超える首長が参加。過去3回に渡って「地域に飛び出す公務員アウォード」を主宰し、現在、第4回となる「地域に飛び出す公務員アウォード2018」を開催中。

協賛

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●株式会社PR TIMES
プレスリリース配信サービスをはじめとして、企業とメディア、そして生活者をつなぐインターネットサービスを提供。大企業からスタートアップ、地方自治体まで導入・継続しやすいサービスを提供し、利用企業数は2万3000社(2018年5月時点)。日本の祭りを盛り上げるため、祭りの運営者が無償で情報発信できるプランを提供。プラン詳細はコチラ
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●株式会社LIFULL
不動産・住宅情報サービス『LIFULL HOME'S』を運営するノウハウを生かし、国土交通省「全国版空き地・空き家バンクの構築運営に関するモデル事業」として『LIFULL HOME’S 空き家バンク』を運営。空き家バンクを持つ全国約 900 自治体のうち、491 自治体が登録(2018 年 6 月時点)。
ジチタイワークス
●ジチタイワークス
株式会社ホープが年4回、毎号7万部を発行する、全国の自治体職員向けの雑誌『ジチタイワークス』。地方自治体のさまざまな取り組みや実務レベルにおけるノウハウを共有し、仕事につながるヒントやアイデアを提供。全国の地方自治体の課題解決を強力に後押しする。
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月間350万PVをほこる政治・選挙情報サイト『政治山』を運営、地方政治・地方自治に深い洞察のある記事を配信する。公職選挙ならびに住民投票等におけるネット投票の実現を推進するとともに、ブロックチェーンなどの新技術を活かした投票システムの構築や運営支援を通じて、ネット投票の普及拡大への貢献を目指す。
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●株式会社電通
1979年より毎年、自治体職員を1年間、研修生として受け入れる研修制度を実施。座学、OJT、フィールドワーク等で弊社の社員と共に働き、学び、帰任時には首長に自主提案を行う。観光や広報に限らず、幅広い分野部署で活躍できるプロデューサー人財の育成を目指す。ご興味のある方は「[email protected]」まで。8月31日(金)のイベント情報はコチラ

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