‐本日は、砥部町役場の田中弘樹氏と、岡崎市役所の晝田(ひるた)浩一郎氏の推薦文をご紹介します。
田中氏は以前にHOLG.jpでもインタビューさせていただきました。公会計の先駆者ということであまりにも有名。柔と剛を兼ね備え、スキルだけでなく人間的にも魅力のある方だと勝手に感じています。
晝田氏は最年少でしょうか。役所外でも活動を行い、それを役所に持ち帰るというのは、若手が圧倒的な成果を上げるうえで、とても効果的な動きのように見えます。こういった動きを批判的に語る人がいると聞くこともありますが、晝田氏と同じことができる人そうはいないのではないでしょうか。
田中 弘樹氏 <砥部町役場 総務課>
推薦者:井上 陽平氏 <砥部町役場 企画財政課>
かつて、自治体の決算は「総務省方式」という会計モデルを基に行われていましたが、統一的な基準による地方公会計の整備が求められるようになったため、砥部町はシステム改修等にあまり費用がかからず、段階的に移行可能な「総務省方式改訂モデル」を採用することとなりました。しかし、改訂モデルは単式簿記方式であり資産の把握が難しいという問題点があったため、データベースソフト「アクセス」を使い、コストをほとんどかけずに資産台帳の整備を行いました。そのことにより、公共施設の老朽化による設備更新のタイミングや費用が可視化できるようになったため、老朽更新のシナリオを3パターン(更新なし・随時更新・施設選択更新)作成し、職員や議員及び町民に公開することで、厳しい財政状況を踏まえた施設の統廃合などの理解を得られるようにしました。
これらの取り組みにより、人口規模2万人の町役場の主任が総務省の「地方公会計の整備促進に関するワーキンググループ」の委員に抜擢されたことを初め、日本公認会計士協会シンポジウムのパネリストや早稲田大学公会計改革推進シンポジウムのパネリストとしての活動実績もあります。
さらに、庁内に若手職員を中心とした「公会計推進プロジェクトチーム」を立ち上げ、メンバーの簿記資格取得を推進しています。また、このチームを中心としてバランスシート探検隊という取り組みも行っており、付箋を使って簡単に仕訳が理解できる「ふせん紙仕訳ゲーム」や今回審査員を務められている福岡市の今村寛さんを招いた「出張財政出前講座Sim2030inとべ」などを開催されています。他にも情報を発信すれば情報が集まってくるという理念のもと、Facebook上に「公会計をもっと身近に!」というグループを立ち上げ、公会計に携わる全国の様々な方と意見を交換されており、今年9月にはドラマ、ナポレオンの村のモデルとなったスーパー公務員高野誠鮮氏を個人的に招へいし、セミナーを開催予定です。
②推薦者がなぜそれを「スゴイ!」と感じているのか
出る杭は打たれる事が多い地方公務員という立場で、打たれても打たれても信念を貫き、活動を続ける田中さん。私費で県内外の様々な研修に参加したり、独学のための書籍を購入したりと、なかなか真似が出来ない活動を続けられている田中さんを「スゴイ!」と感じない理由がありません。よろしくお願いします。
審査員のコメント(今村寛氏):
審査員のコメント(山本享兵氏):
審査員のコメント(後藤好邦氏):
晝田 浩一郎氏 <岡崎市役所 経済振興部商工労政課>
推薦者:和田 祐哉氏 <浜松市役所 中区役所 長寿保険課>
彼は代表として、公務員がプライベートでも住民と接することで多くの意見をもらい、にぎわいのある街づくり形成を目指している。また、誰でも参加できるイベントを実施して少しでも空き店舗を減らしていこうとしている。その対象は、商店街や住民だけでなく学生や近隣自治体職員と幅広く、地域を飛びだして岡崎市の商店街の魅力を市内外に発信をしている。
彼は、元々は三重県志摩市出身であり、まさに「ワカモノ」「バカモノ」「ヨソモノ」を体現したまちづくりの先駆者である。設立2年目にして、数百もの企画を立案・実行した実績は、Forbes JAPAN「日本を元気にする88人」に選出されたことでも評価ができる。高いアンテナと広い視野、卓越したリーダーシップを兼ね備えた彼は、生まれ育った地元 三重県志摩市への恩返しも忘れることはない。郷土愛を志摩市のまちづくりへの参画で表現をしている。
持ち前のチャレンジ精神とバイタリティで、志摩市の魅力を伝える「shimazine」ライターとして志摩市のおもしろさや魅力を伝えている。また、 三十路式(成人式から10年後に集まる)の実行委員会に所属し、今年度の実行に向けて運営を執りすすめている。 岡崎市と実家がある志摩市を盛り上げ、交流する機会を設けることで、広域連携をすすめている。地方行政の次世代リーダーとして、与えられた課題や困難を解決し未来の可能性を切り開いていくその姿は全国の自治体職員の見本である。
推薦者:山肥田 徳文氏 <愛知県庁 振興部アジア競技大会推進課>
また、出身地である三重県志摩市のまちづくりにも関わっており、WEBマガジン「SHIMAZINE」のライターとして志摩市などの面白いところや素敵なところを伝えている。
この他、気軽にモノづくりが楽しめる会員制スペース「cre8 BASE KANAYAMA」(名古屋市)や東海地域の公務員やコンサルタントで組織する「広報勉強会」(名古屋市)の活動にも参加しており(晝田主事は、愛知県内の公務員で初めて、社団法人日本パブリックリレーションズ協会認定のPRプランナーとして認定されている)、東京をはじめ様々なところで講演活動も行なっている。
②こうした様々な活動は、基本的にはバラバラで行われているものであるが、晝田主事や「ここやる」の交流活動を通じて有機的に連携されるようになってきており、それぞれの活動が厚みを増すようになってきている。
つまり、晝田主事は、岡崎市や愛知県のみならず、東海地域においてまちづくりなどに関心がある人同士や組織同士を繋げるハブ機能を果たしていると言える。
こうした活動が注目され、晝田主事は、1987年生まれの29歳という若手であるにも関わらず、「Forbes Japan」が行なった「日本を元気にする88人」にも選定されている。
推薦者:金田 学氏 <愛知県庁 振興部観光局>
誰でも参加できるイベントを実施して少しでも空き店舗を減らしていこうとしている。その対象は、商店街や住民だけでなく学生や近隣自治体職員と幅広く、地域を飛びだして岡崎市の商店街の魅力を市内外に発信をしている。設立2年目にして、数百もの企画を立案・実行した実績は、Forbes JAPAN「日本を元気にする88人」に選出されたことでも評価ができる。高いアンテナと広い視野、卓越したリーダーシップを兼ね備えた彼は、生まれ育った地元 三重県志摩市への恩返しも忘れることはない。郷土愛を志摩市のまちづくりへの参画で表現をしている。持ち前のチャレンジ精神とバイタリティで、志摩市の魅力を伝える「shimazine」ライターとして志摩市のおもしろさや魅力を伝えている。また、 三十路式(成人式から10年後に集まる)の実行委員会に所属し、今年度の実行に向けて運営を執りすすめている。 岡崎市と実家がある志摩市を盛り上げ、交流する機会を設けることで、広域連携をすすめている。 地方行政の次世代リーダーとして、与えられた課題や困難を解決し未来の可能性を切り開いていくその姿は全国の自治体職員の見本である。
審査員のコメント(佐々木絵理氏):
審査員のコメント(今村寛氏):
審査員のコメント(山本享兵氏):
審査員のコメント(後藤好邦氏):
明日が最終日、福薗恵子氏(諫早市役所)と和田大志氏(熊本県庁)に続きます。
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