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公務員が語る 公務員を語る1

HOLG編集室

公務員と公務員志望者の交流イベントが開催

<写真:公務員キャリアデザインスタジオ代表 島田正樹氏>

 8月26日、与野本町コミュニティセンター(埼玉県さいたま市)で『公務員と語る 公務員を語る』というテーマで、公務員を志望する学生や社会人と、若手の公務員が「公務員のリアル」ついて語り合った。このイベントは『公務員キャリアデザインスタジオ』と、さいたま市役所の自主研究会グループ、『の・ようなもの』が共催して行った。
 『公務員と語る 公務員を語る』という企画は、4年前に福岡市の自主研究会が開催したことから始まり、今は全国各地でそれぞれの自治体の自主研究会などが主宰者となり開催されている。また、それに伴い各地域では独自の進化を遂げ、独自の手法や進行の仕方が生まれている。この日行われたイベントでは、参加者が初めにインタビューの練習をし、その後に、公務員に対して実際にインタビューを行うというプログラムであった。
 学生の参加者に参加の理由を聞くと、「父が公務員で『お前も公務員になったほうがいい』と言われたが、実際に、公務員の方に話を聞きたかった」と答えた。また、民間企業3年目の参加者は「昔、公務員になりたかったがなれなかった。社会人を3年過ごしてもその想いが捨てきれず、公務員試験の勉強をしている。その中で、生の公務員の声を聞きたい」と、それぞれの参加の背景を語った。
 終盤に入り、参加者から自治体職員へ向けて、やりがいや実務などについて質問が飛ぶ。それに対して、「市民と対面して喜んでもらえる事が嬉しい」「役所に入ってから、意外と残業が多いことが分かった」「役所の職員だというと、地域の様々な人に話を聞いてもらえる事が多い」「過去に市民からこういったクレームがあった」などと職員だから話せるリアルな解答があった。
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 地方自治体職員に求められるものや、その労働環境は大きく変化してきている。今までよく言われていたような「安定志向」などを求めて職に就くと、そのギャップに驚くという話は枚挙にいとまがない。良いところも悪いところも包み隠さず、職員の生の声を聞いたうえで公務員試験に臨む人が増えていくことが、志望者や自治体にとってはもちろん、住民にとっても望ましいことではないだろうか。
 今回参加した公務員志望の学生からは、「次回も参加したい」と声が上がり、イベントに満足している様子があった。一方、現職の公務員にとっても自らの仕事を若者に語る場となり、刺激になったようだ。
 就職試験と言う「選ぶ者」「選ばれるもの」という立場ではなく、フラットな形で志望者と公務員が触れ合える場の意義は、とても大きい。こういった一つ一つの活動がそれぞれの地域で開催されることで、その動きはやがて点から面へと変わっていく。『公務員と語る 公務員を語る』というイベントは、今後も広がりを見せるのではないだろうか。なぜなら、参加する志望者側にも、主催する公務員側にも、それだけの需要があるように感じたからだ。
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