「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード2023」表彰式を開催しました！

(文=HOLG運営スタッフ)

「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード」、2023年は12名の受賞者が生まれ、10月28日に表彰式を開催しました。

表彰式は協賛団体であるLINEヤフーさんのオフィスをお借りし、受賞者や推薦者、協賛企業の方々、そして過去の受賞者や受賞者の同僚・ご家族など全国からたくさんの方にご参加いただき、とても温かい会となりました。当日はYouTubeでLIVE配信を行いました、権利の関係上完全版は4月末頃で非公開となりますので、ぜひご覧ください。

「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード」開催の趣旨とは

そもそもこの「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード」自体はなぜ開催しているか。

本イベントの目的は成果をあげた公務員を労い、そのすごさを公務員の世界の外に届け、個の公務員が組織の中で力を発揮しやすい環境を創ることです。
それによって、セーフティーネットや社会インフラを半ば独占的に担う、地方自治体の業務成果が高まると考えているからです。

残念ながら、活躍する個の公務員には同じ公務員からの批判が生まれることが多々あります。一方で、特にここ数年は全国テレビや全国新聞、そして、ビジネス雑誌にも活躍する個の公務員が多く登場するようになりました。さらには、所属組織が本賞の受賞者を大々的に発信し、職員のサポートや組織（役所）のブランディングに繋げることも散見します。この変化の兆しは間違いなく社会に存在し、個としての公務員に注目する世界線は確実に広がっています。

そして表彰式ではいただいた推薦文の内容を中心に、より受賞者について深掘りして知っていただき、関わった方々の交流の場となるよう設けております。

表彰式当日

表彰式では冒頭でお伝えした通り、受賞者や推薦者、協賛企業の方々、そして過去の受賞者や受賞者の同僚・ご家族など本当に多くの方々にご参加いただきました。
司会は脇 雅昭さん（よんなな会発起人・神奈川県理事）と宮崎 香子さん（フリーアナウンサー）。

そして来賓祝辞として中野区長 酒井直人さんがお忙しい中駆けつけてくださりました。

また表彰式の冒頭では、主催者挨拶として株式会社ホルグ 代表取締役 加藤よりご挨拶させていただきました。

「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード」では協賛企業の皆様に、1名の特別協賛社賞を選出いただきます。贈呈式では、以下の方々より選出理由とお祝いの言葉がありました。

・NECソリューションイノベータ株式会社 公共住民DXソリューション事業部 理事　加藤 公彦 様
・株式会社PR TIMES 営業本部 副本部長　木暮 桃子 様
・LINEヤフー株式会社 データソリューション事業本部 パブリックエンゲージメント部 部長　大屋 誠 様
・KDDI株式会社 経営戦略本部 地域共創推進部 エキスパート　和田和子 様
・イシン株式会社 公民共創事業部 行政支援室 室長　太田 紗世 様
・株式会社ジチタイワークス マガジン編集室 編集長　宮崎 香奈子 様
・スパイラル株式会社 VOTE FORカンパニー プレジデント　市ノ澤 充 様

また授与式でのプレゼンターには、元北九州市職員で現在北九州市議会議員 井上 純子さん、そして元三芳町職員でPREDESIGNJAPAN株式会社 代表取締役 佐久間 智之さんが担当してくださいました。

プレゼンターは過去の地方公務員アワード受賞者のお二人が担当

今回の「受賞者に訊く」では、司会の脇さんと流山市 河尻 和佳子さんがモデレーターを務め、2023年度審査員の皆さんがそれぞれ解説審査員として受賞者の素顔に迫っていただきました。
毎年表彰式に関わっている脇さんと、自身が過去の受賞者である推薦者の皆さんだからこそ聞き出せる話、思わずこぼれる本音トークなど、聞き応えのある時間となりました。

また表彰式を大いに盛り上げてくださったのは、豪華な方々からのビデオメッセージです。

・小紫 雅史　生駒市長
・森田 浩司　三宅町長
・村木 厚子　元厚生労働事務次官
・アントキの猪木　お笑い芸人／元地方公務員
・木下 斉　まちづくり専門家
・久保田 崇　掛川市長
・内藤 佐和子　徳島市長
・東 修平　四條畷市長
・桜庭 和志　QUINTETプロデューサー
（敬称略・順不同）

ここからは改めて、表彰式の様子を含めた受賞者のご紹介してまいります。

1人目の受賞者：市川 美奈子（静岡県 地域外交局地域外交課 地域外交参事官 ※台湾駐在）

市川 美奈子さんは、中国政府公認の中国語資格で当時最高級の「HSK」11級取得し、 人気アニメ「ゆるキャン」事業担当者として4億円超の経済効果を生み出しました。当日はお子さんも来てくださり、市川さんの母親の顔も伺え、改めてワーキングマザーとしての素晴らしさを感じることができました。

2人目の受賞者：野嶋 京登（静岡県浜松市 富塚協働センター 主任 ※コミュニティ担当 ）

野嶋 京登さんは、全国の公民館の課題である「利用者の固定化や高齢化」に正面から向き合い、多世代が交流する公民館を運営しています。「仕事を楽しむ」を体現していること、周囲を巻き込む力を高く評価され受賞に繋がりましたが、表彰式ではその終始にこやかな表情がとても印象的でした。

3人目の受賞者：岡田 俊樹（愛知県豊田市 上下水道局 上下水企画課 主幹）

岡田 俊樹さんは水道管の漏水調査に新技術を取り入れ、なんと約1億円のコスト削減しました。全国の課題である、水道インフラの維持に先鞭をつけたことを高く評価されました。特別協賛社賞のVOTE FORカンパニー賞も受賞。

4人目の受賞者：中軽米 真人（岩手県八幡平市 商工観光課 課長補佐）

中軽米 真人さんは、参加費無料の短期集中型のプログラミング合宿を立ち上げ7年、なんと18カ国から4千人超のエントリーを集めました。また、13法人が市内で起業、外部からの投資資金は3億円を呼び込みました！

5人目の受賞者：金澤 剛史（埼玉県久喜市 健康スポーツ部 スポーツ振興課 副主幹）

金澤 剛史さんは、「予算ゼロ、前例無し」の状況でも、学校・市民団体と連携して協賛金を集め、3人制バスケットボールイベントを成功に導きました！当日は同僚が横断幕を掲げてお祝いに駆けつけてくださり、金澤さんの人望の厚さを感じることができました。

6人目の受賞者：小玉 悠太郎（福井県坂井市 総合政策部 移住定住推進課 兼 企画政策課 ふるさと納税推進室 主査）

小玉 悠太郎さんは、ふるさと納税の寄附額を396万円から、15億290万円へ！70以上の市民提案を事業化につなげました！特別協賛社賞のKDDI賞、LINEヤフー賞を受賞されました。

7人目の受賞者：阿部 真行（群馬県みなかみ町 観光商工課 インバウンド担当 課長補佐 兼 台南市政府対日事務相談顧問）  

阿部 真行さんは台湾に出向し、台湾からみなかみ町への観光客を5年で10倍に！また台南市の予算で『日本人公務員の駐在日記』を書籍として出版しています。当日はみなかみ町の阿部 賢一町長も駆けつけてくださりました！

8人目の受賞者：緒方 祐（福井県越前市 総務部 市民協働課 ダイバーシティ推進室 主査）

緒方 祐さん役所内外の信頼を獲得し、福井県初となる「パートナーシップ宣誓制度」導入の立役者となりました！地域でも広がりを見せ、県内自治体に波及しています！

9人目の受賞者：江澤 隆輔（福井県 坂井市立三国中学校 教諭）

江澤 隆輔さんは、教職員が無料で英語の授業法を学べるコミュニティ「英語教員がちサロン」を運営。現在、約千人の教師が参加し、全国の英語教育改革を推進されています！当日はご家族がお祝いに駆けつけてくださりました！

10人目の受賞者：中村 広花（福井県高浜町 産業振興課 主事）

中村 広花さんは、地域愛を持って、課題に果敢に取り組むこと、その行動力を高く評価されました。現場主義を徹底し、俯瞰した政策を作り上げたところも注目です。特別協賛社賞のPR TIMES賞を受賞されました。

11人目の受賞者：市橋 哲順（新潟県 福祉保健部 地域医療政策課 政策企画員）

市橋 哲順さんは、「4週間で大規模ワクチン接種会場立ち上げ」、「3か月で佐渡の病院機能再編」、数々のプロジェクトを成功させています。今までのやり方ではない手法を見出して成果を出す、新潟県が誇る「成功請負人」として高く評価されました！

12人目の受賞者：海老澤 功（東京都西東京市 健康福祉部 障害福祉課 課長）

海老澤 功さんは公立保育園を民間団体に有償譲渡し、年1億3百万円の市の負担を軽減。運営団体の交付金獲得に貢献し、自治体、運営団体、市民、三方よしを実現！表彰式には、西東京市 池澤 隆史市長も駆けつけていただきました。特別協賛社賞のNECソリューションイノベータ賞、自治体通信賞、ジチタイワークス賞を受賞されました。

おわりに

推薦者の皆さま、協賛・後援団体の皆さまの支えがあり、「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード2023」並びに表彰式が開催することができました。誠にありがとうございました。実は表彰式の最後にアントキの猪木さんご本人が登場してくださり、大いに盛り上げていただきました。権利の関係上、完全版の公開は4月末までとなります。ぜひ当日の様子をYoutubeでぜひご覧ください。

「地方公務員が本当にすごい！と思う地方公務員アワード」は2024年度も開催を予定しております。
今まさにそれぞれの地方を支えてくれている地方公務員というヒーローを、またこのホルグでご紹介できることを楽しみにしています。

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