『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2023』、5人目の受賞者の紹介です。
江澤 隆輔(福井県 坂井市立三国中学校 教諭)
推薦者1:平岩 久美子(埼玉県 ふじみ野市立葦原中学校 英語部会)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
英語教育に従事する教員の指導力および指導技術向上のために、オンラインサロンを設立されました。
推薦文
江澤先生が立ち上げた「ガチサロン」は全国の英語教員と英語の指導法や授業のアイディアを共有できるだけでなく、実際に会ったことのない先生からアドバイスをいただいたり、悩み相談にのっていただける素晴らしい交流の場となっています。
オンラインサロンが巨大な職員室のような場となっています。 私は1日の勤務時間が4時間の初任非常勤講師で、勤務校の職員室では他の英語科教員と話をしたり、相談する時間を殆ど持つことができません。そのため、授業の進め方や、指導方法、評価方法など分からないことだらけで、ストレスや不安は尽きることがありません。
しかし、江澤先生のガチサロンにその不安や自分の抱えている問題をスレッド上に投稿すると、全国の様々な先生からアドバイスや教材資料などいただく事ができ、本当に助かっています。このサロンの支えがあるから何とか教員を続けてられていると言っても過言ではありません。
また、英語教育界をリードされている先生を講師としたzoomミーティングを無料で開催してくださり、勉強の機会を与えてくれる素晴らしい場でもあります。 より良い英語教育を目指す教員が全国から集い、交流できる場を設けて下さった江澤先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
江澤先生を地方公務員アワードに強く推薦します。
推薦者2:西原 大和(静岡県 沼津市立沼津高等学校中等部)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
約900名の英語教員が参加するサロンを無料で運営しているところ。
推薦文
英語ガチサロンで日本全国の英語教員を繋げてくれている。そのサロンで教材を共有したり、情報を共有したりすることにより、教員の指導力の向上に繋がっている。
また、教材を共有することにより働き方改革に非常に貢献している。 ガチサロンでは定期的に講師を招き、オンラインセミナーを開催しているが、江澤先生は身銭を使ってまで、英語教育の向上に貢献している。しかし、その行動は持続可能な形とは言えない。そこでこの地方公務員AWARDを受賞し、よりサロンの認知度があがり、有料化の一助になってほしいと思い推薦します。
推薦者3:喜舎場 光紀(沖縄県 公立小学校教員)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
公立中学校の教員。多数の著書。メディア・SNSでの情報発信。『英語教員がちサロン』運営。
推薦文
江澤隆輔先生は公立中学校で教員として活躍しながら、教員の働き方改革や授業改善に関する提案をされています。自身の考えを書籍やSNS・メディア等で広く発信しており、教育界の内外で注目を集めています。さらに、全国の先生方との交流を大切にし、『英語教員がちサロン』というオンラインサロンを立ち上げ、運営しています。現在では、そのサロンの会員数はなんと900名以上に上ります(2023年6月現在)。
江澤先生は熱心な教育者であり、先生の活動に共感する人は全国に多数おります。先生の発言やSNSでの発信は、教師たちの働き方改革や授業の質向上に対する新たな視点を提供し、多くの人々に刺激を与えているものと考えます。
また、江澤先生は教育界のネットワークを大切にされており、全国各地の教員たちとのつながりを大切にされています。江澤先生の運営するオンラインサロン『英語教員がちサロン』は、教育者同士の情報交換やスキルアップの場として積極的に活用されています。2023年6月現在で、サロンの会員数が900名以上。日本の英語教育に特化したオンラインサロンとしては、最大規模のものだと言えるでしょう。江澤先生を中心としたそのコミュニティでの情報共有や交流は、日本の英語教育を大きく変えていく可能性すらあります。実際、私自身を含め、多くの先生方がこのサロンを通して自身の成長や働き方改革の推進を実感しており、教育現場の活性化に貢献していると感じます。
江澤先生の活動には、教育に対する情熱と知識の深さが溢れています。先生の書籍やメディア等での発信、そして『英語教育がちサロン』といった様々な活動は、現場の教員たちにとって非常に有益なものであり、そのおかげで多くの先生方が成長を実感しています。江澤先生の情熱と行動力は教育界において大きな影響を与え続けており、今後はますますのご活躍を期待しています。
推薦者4:富所 宏子(新潟県 燕市立燕北中学校)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
教員の傍ら英語教育サロンを無料で運営、多数の書籍も執筆。セミナーの講師、voicyパーソナリティ。
推薦文
多忙な現役教員でありながら、様々な活動をしている。
(1)『英語教員がちサロン』を立ち上げ、全国の教員の輪を繋げている。メンバーは全国で900人を超え、新聞やYAHOOニュースにも取り上げられた。
『ラウンド学習』『個別最適化』『自由進度学習』『ICT』『ポジティブ行動支援』『小学校英語700語問題』をいち早く取り上げるだけでなく、slackとGoogleドライブを活用し『全国の教員との教材や情報の共有、データの蓄積』を実現。メンバーからの提供により蓄積されたデータは、中学校3年間分の文法・単語・英語の歌リスト・ワークシート・授業時のスライドなど、授業に必要なデータは全て揃うといっても過言ではない。
また、様々な講師からのセミナーや、オンラインでの交流会を毎月開催。『研修』ではなくラフに話せる場を提供することで、若手やベテラン関係なく発言しやすく、質の高い議論が行われるよう工夫されている。初任者教員をはじめ教員たちの授業作りをサポートしている。しかも、サロンは無料。サロン運営は現在、入会対応から交流会開催まで江澤氏が一人で行っている。
(2)情報発信に精力的。多数の書籍を執筆。中でも『クラス全員が話せるようになる!スピーキング活動アイデア&指導技術』では、全ページにQRコードを掲載。活動を解説した動画を視聴することができるという、斬新な方法を生み出した。
(3)英語の指導で実績を上げている。徹底したフォニックス指導と粘り強い英作文指導により、GTECスコアを向上させ、ベネッセVIEWに掲載された。
(4)ここまで読むと『スーパー教員』という印象だけだが、3児の父親という顔も持つ。voicyパーソナリティとして、子育てや働き方改革について発信をされており、上記のような活動をしながらも、子育てにもしっかり取り組まれている。
推薦者5:渡邊 雄大(北海道 中富良野町立中富良野小学校)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
オンラインサロン「英語教員がちサロン」を運営
推薦文
一言で江澤さんを評するならば、革新的な教育界のトップリーダー。その豊かな実践力と共有の精神が、我々教職員に希望を与えてくれています。江澤さんは、中学校の英語教師向けオンラインサロン「英語教員がちサロン」を創設。現在ではその参加者は900名を超えています。その目的はとてもシンプルです。"全国の英語教員をつなげること"そして"メンバー全員の授業スキルを上げて、日本の英語教育を変えること"。です。この実直な目的には、江澤さんの深い熱意と教育改革への本気度が込められています。江澤さんが提供するこのプラットフォームは、忙しい教師たちが非同期に情報交換を行える場であり、膨大な量の投稿データはGoogleDriveに保存されているため、参加者は過去の情報を自由に利用することができます。これにより、教師たちは自分の時間を有効に使い、無駄なく情報を得ることができます。さらに、必要に応じてオンラインミーティングが行われているようです。この先進的なサロンは現役の教師である江澤さんが主体となって運営していますが、江澤さんをリーダーとして、それをサポートするメンバーがチームとして活動を行っています。がちサロンをプラットフォームとして、全国に多くの素晴らしい実践が広がり実際に授業改善が図られ、英語教育改革に成果が出ています。こういった例は全国でもとても珍しいです。
また、江澤さんは、コミュニティ作りに留まらず、書籍の出版、各種講演会の活動など幅広く活動をしています。教員はブラックな仕事と言われますが、教員の世界に留まらず、幅広い世界で、精力的に仕事を行う江澤さんは「格好いい教員」を体現しており、教員という仕事のマイナスイメージの払拭にも貢献していると思います。
私は、その情熱と行動力、そしてその成果に心から敬意を表し、江澤さんを推薦します。教育改革の旗手として更なる活躍に期待しています。
推薦者6:若生 彩香(神奈川県 横浜市立東永谷中学校)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
国内最大の英語教諭向けサロンを立ち上げ日々情報交換をしながら英語教育の発展を目指している
推薦文
多くの本を出版し、自身も子育て中である多忙な中にも関わらず、国内最大の英語教員向けサロンで全国の教員と情報交換の場を作っている。ご自身は既に力があるにも関わらず、さらに力をつけていくためて日々の努力を惜しまず、またそれを国内全体に広めようと尽力している。また、ボイシーというラジオ番組で発信を続け、英語教員のみならず子育て世代、中学校保護者、教育関係者に向けたメッセージは大変興味深く、勉強にもなる内容である。私も一公立学校の教員として、たくさんのパワーをもらい、江澤先生のおかげで毎日の英語の授業を工夫したり挑戦したりできているので、大変感謝している。
審査員のコメント
多忙化対策が急務と言われている教育現場において、ノウハウシェアの場を運営することで、全国の教育現場に与える好影響は計り知れない。もっと参加者がひろがることを期待したい。(長井 伸晃)
1人で立ち上げ、無料で運営していけているところがすごい!会員数もすごいし善意の塊というか、本当にすごい!(同前 嘉浩)
多くの教員を救う=生徒を救う=日本の未来を救う
ご自身も多用な中、場の提供のみならずサロンの充実を図り、全国にその効果が波及されている。(岩﨑 弘宜)
日本の英語教育力向上を目指すとともに、全国各地で英語教育に奮闘する教員のみなさんの心の拠り所になっていると感じます。(荒井 菜彩季)
英語教師としてのノウハウをオンラインサロン、書籍出版により、全国に広めているのがすごい!全国の英語教師のスキルアップに繋がっている!(寺井 優介)
江澤 隆輔さん、受賞おめでとうございます!
【地方公務員アワード2023 受賞者の推薦文はこちら】
(1)阿部 真行 (2)岡田 俊樹 (3)海老澤 功 (4)金澤 剛史
(5)江澤 隆輔 (6)市橋 哲順 (7)市川 美奈子 (8)緒方 祐
(9)小玉 悠太郎 (10)中軽米 真人 (11)中村 広花 (12)野嶋 京登
『地方公務員アワード2023』全体発表はコチラ
協賛
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「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、企業とメディア、生活者をつなぐインターネットサービス「PR TIMES」を運営し、地方自治体500市区町村を含む7万9000社超が利用。地域情報を流通させる為の枠組みづくりとして、43都道府県で銀行、メディア、自治体と提携をし、各地域事業者の情報発信を支援しています。(R5年5月時点)
日本最大級のポータルサイト「Yahoo! JAPAN」を運営し、インターネットを通じて今ある課題を解決するだけではなく、未来志向で新たな希望を作り出すことにも挑戦していきます。また「Yahoo! JAPAN」の行動ビッグデータを活用し、住民理解や観光課題等の自治体課題解決のご支援するデータソリューション事業を展開しています。
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経済メディア「NewsPicks」で培ったコンテンツとテクノロジーの力を生かし、クライアント企業のみなさまと共に、深く向き合った価値づくりを手がけてまいります。
「社員を活性化する」「企業活動をメディアとして発信する」そんなニーズをお持ちのみなさま、ぜひ新たな企業メディアづくりをご一緒させてください。
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後援
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地域に飛び出す公務員を応援するために、約50人の首長が参加。過去4回にわたって「地域に飛び出す公務員アウォード」を主宰。過去の受賞者プレゼンやサミットの内容はこちら。
Jリーグと全国58のJクラブは地域の人たちをハッピーにしたいと願って、社会連携活動「シャレン!」をおこなってきました。これからもより多くの皆さんと手を取り合って一緒に豊かなまちをつくることに挑戦します。
格闘家・桜庭和志が立ち上げた打撃のない安全な組み技競技ブランド。老若男女が取り組める健康増進・防犯対策として、過去に秋田県庁や生駒市役所と「ねわざ祭」を開催。全国の自治体とも連携を図っています。
Code for Japanは街の課題を市民が主体となってテクノロジーで解決することを目指すシビックテック・コミュニティです。
「社会の無関心を打破する」をミッションに、社会問題に関するスタディツアーを企画運営。地域住民向けにツアー企画スクールを開催し、外部事業者に頼ることのない、持続的な関係人口の創出に貢献しています。詳細はこちら。
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©本宮ひろ志/集英社
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