『ネクストホープ賞(30歳以下)』、2人目の受賞者の紹介です。
※部署名役職名は推薦文登録時時点のものであり、現在とは異なる場合がございます。
林 和輝(滑川市 総務部 公民連携課 主事)
推薦者1:布目 荘志(滑川市 総務部 公民連携課)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
- 利用されていない公園を活用してビアマルシェを開催。
- 公民連携部署の創設を提案して、今年創設される
推薦文
林和輝君は、入庁以来、その持ち前の行動力と積極的な姿勢で、地域社会に貢献してきました。彼の一番の強みは、人脈の広さと深さです。官民を問わず、多くの人々と良好な関係を築き、地域の課題解決に向けた協力体制を構築する力は彼の人あたりの良さを表していると思います。これにより、多くの事業が円滑に進行し、市の運営に寄与してきました。
さらに、彼はプライベートマインドを持ち、民間事業者との連携を積極的に推進しています。彼の広い人脈は、民間企業や団体との連携を可能にし、新たなビジネスチャンスや地域振興のアイデアを生み出しています。これにより、地域経済の活性化にも大きく貢献しています。
また、彼の地域への課題意識は非常に高く、常に地域の声に耳を傾けています。彼は、地域のニーズを的確に把握し、それに応じた具体的な施策を提案・実施しています。
昨年からは、あまり利用されていない公園を活用し、地域の活性化を図るためにビアマルシェを開催しました。このイベントは地域住民だけでなく、周辺店舗も巻き込み、大いに賑わいを見せており、今年も開催されます。これにより、公園の新たな利用価値が見出され、地域の魅力向上に寄与しました。
これらの経験を活かして、市の公民連携への取り組みにも大きく影響を与えています。昨年、彼は公民連携部署の創設を提案し、その重要性を強調しました。その結果、今年実際に公民連携課が創設され、スタートメンバーとして、公民連携による新たな事業の創出、庁内課題の解決に向けた取組みも行っており、滑川市の地域課題解決に繋げています。
以上の理由から、林和輝君を公務員アワードに推薦いたします。彼の行動力、地域への貢献、そして人脈の広さと深さは、他の模範となるものであり、その功績は広く認められるべきです。彼の今後のさらなる活躍に期待するとともに、その努力と成果に深い敬意を表します。
推薦者2:金澤 剛史(埼玉県 久喜市役所 スポーツ振興課)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
自らが仕事の枠を飛び出して民間企業などさまざまな仲間と募って実現させた「行動力の人」
推薦文
今、マルシェが全国的に注目されています。今回推薦する林さんもマルシェの仕掛け人の一人ですが、単にマルシェを開催するだけではなく、いかに多くの人に楽しんでいただくかを念頭に置き、様々な仕掛けを生み出した企画力、企業も巻き込む調整力、そしてPR手法を僕はすごいと感じました。
林さんが手がけたマルシェの地は、もともとは都市公園でした。しかし、駅前の立地でありながら利用者が少なく、公園としての機能が果たせていなかったことが課題に。
林さんはここに目をつけ、この場所でモデル的にイベントが開催されることで、地域の賑わい創出や地域間交流の地点になるのでは!と考え、マルシェを企画します。それもただのマルシェでなく、ブルワリーを中心としたマルシェを。
この段階でブルワリー6店舗、フード系10店舗を展開したのですが、時間を16時開催と完全に尖った内容とすることで、他のマルシェとの差別化を図ります。
結果として当初の想定を上回る800人が来場。公園内で遊ぶ子供たちも見られるなど、多くの来場者に楽しんでもらえるとともに、来場者の6割が市外からという、何もなかった場所を創意工夫で賑わいを創出し、交流人口増につなげる企画力は本当にすごいと思います。
さらには、マルシェ来場者が地元の周辺店舗にも流れるよう、終了時間を早めに設定したり、店舗マップの作成を図るなど、マルシェ開催だけに終わらせない、周辺商店への恩恵に結び付ける視野の広さはなかなか真似できないと思います。
今後の開催は、既に県外からもブルワリーの申込があったとのこと。PR媒体をインスタグラムメインとし、来てほしい人やお店にスポットを当てた戦略的な広報も素晴らしさを感じます。
今の時代に沿った企画力と広報戦略で、何もない地元に賑わいを生み出し元気にしようとするその行動力が「すごい」公務員だと思います。
審査員のコメント
公共施設を活用して16時開催という尖った内容で800人の集客!そして来場者が周辺店舗に流れるというところまで考えられたところなども本当にすごいと思います!(同前 嘉浩)
人を巻き込むにはそこまでに至る行動とパワーがあってのもの。負をプラスに代えていく取り組みは素晴らしいです。(岩﨑 弘宜)
林 和輝さん、受賞おめでとうございます!
【地方公務員アワード2024 受賞者の推薦文はこちら】
(1)池田 次郎 (2)伊藤 貴規 (3)伊藤 允一 (4)勝谷 聡一
(5)郷田 秀章 (6)近藤 裕 (7)武田 亜可理 (8)辻村 真輝
(9)橋本 一磨 (10)深谷 大一朗 (11)安高 昌輝
【ネクストホープ賞(30歳以下)受賞者の推薦文はこちら】
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「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、企業とメディア、生活者をつなぐインターネットサービス「PR TIMES」を運営し、地方自治体500市区町村を含む7万9000社超が利用。地域情報を流通させる為の枠組みづくりとして、43都道府県で銀行、メディア、自治体と提携をし、各地域事業者の情報発信を支援しています。(R5年5月時点)
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後援
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