記事タイトル:女子バレー日本代表が着用の“盗撮防止ユニフォーム”を海外メディアが大絶賛 最新技術が「尊厳を守る」【パリ五輪】https://news.yahoo.co.jp/articles/585f63737c414cb5e6434af5667b6d4f01f3946e
(文=田中 恵子)
パリ五輪 女子バレー日本代表が着用の“盗撮防止ユニフォーム”を海外メディアが大絶賛 最新技術が「尊厳を守る」
17日間にわたって開催されたパリ五輪。海外で行われた大会では過去最多となる45個のメダルを獲得し、各種目の女子選手の活躍が注目されました。今回は、女子選手が安全・安心な状況で高いパフォーマンスを発揮できるユニフォームについて考えてみましょう。
白で透ける
カメラの高性能化とSNSの発展に伴い、選手が性的な対象として撮影される被害が深刻化しています。
そんな中、「どうにかできなかったのか」という残念な声が出た日本代表女子サッカー。
サッカーは90分間走り続けるという特性上、吸水性・速乾性の高さを求めて薄く軽い生地であることが多く、同じフィールドに敵味方が混ざることから、見分けられるようにホーム(色付き)、アウェー(白色)と2色のユニフォームに分かれて戦います。
今回、日本は第1戦(対スペイン)・第2戦(対ブラジル)とも、ユニフォームの下が青と色かぶりをしたことから、いずれも白ユニフォームを着用。
白はインナーが透ける。日本を代表するプレッシャーだけでも大変な上、さらなる精神的ストレスとなったことが想像できます。
安全vs機能
体操は、伸縮性のある生地が体に張り付き、足の露出が多いレオタードを着用することがほとんどですが、そのことから性的な盗撮が深刻な競技の一つ。
足首まで覆われるユニタードは、東京五輪でもドイツ女子体操チームが着用し、大きな話題を呼びました。このドイツチーム、2021年のヨーロッパ体操競技選手権で、選手がユニタードで出場するのは、「女性アスリートが性的な対象として扱われていることへの抗議」と当時のTwitter(X)で表明するほど。
パリ五輪でのユニタードの広がりを期待していましたが、足さばきや布の摩擦などで微妙な感覚のずれが生じ、演技に影響することなどを理由に、日本を含む多くの国ではこれまでと同様にレオタードを着用する結果となりました。
赤外線の盗撮防ぐ
バレーボール日本代表が着用するユニフォームが盗撮防止として「赤外線防透け」の特長を完備し、世界から注目が集まりました。
赤外線を吸収する特殊生地により、撮影機器の高性能化に伴う盗撮の被害の減少を目指すもの。
インナーが透ける、はみ出すだけではなく、赤外線で盗撮される時代になったのかと恐怖を覚えます。
そして、悪意を持って盗撮し、それをインターネットに公開する人がいる中で、競技をしなくてはいけないという選手達の苦労に心が痛くなりました。
【スポーツ選手は除外された撮影罪】
盗撮を罰する「性的姿態撮影罪(撮影罪)」が昨年7月に施行されました。
スポーツ選手の体を赤外線カメラで撮影する行為は撮影罪の対象となりますが、着衣の上から狙って写す行為は対象外。
盗撮は決して許されるものではないはずが、着衣の有無で変わってしまう現実があります。
安全に、安心してプレーする。選手が持つパフォーマンスを発揮するための必要条件を整えるためには、どうしたらよいのでしょうか。
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