『地方公務員アワード2021』吉田 祐介さん （琴浦町 商工観光課 主事）

　ボロボロで、誰も知らない、地元の人しか知らない穴場のキャンプ場の魅力に気づき、運営者と二人三脚で、キャンプ場の改革に取り組んでいる。
民間運営者からでてくる、面白いアイデアをどうやって実現していくかを様々な機関と人と調整し、実現させてきた。
門前払いを食らっても、粘りづよく、根気よく、輪の中に入っていき、調整役を務めている。
特に国立公園内は、一般の土地と比べて、様々な制約がある。
行政と民間の役割・できる事を整理し、お互いが役割を認識して、国立公園内に全国初のサウナをオープンさせた。投資金額も1,500万円ほど。全国のキャンプ場リニューアルに比べたら少ない金額で、機能を最大化させた。
アイデアをお互いに出し合い、オペレーション等は運営者、自然公園に係る許認可、各所との調整を役所が行い、これまでできると思っていなかった事が実現できた。
現在は、来場者数3倍、売上3倍、フィンランド大使館と連携するなど賑わいを見せている。BE-PAL誌の「ほんとうに気持ちいいキャンプ場100」（キャンプ場全国約4,200箇所）に選ばれるなど、大きな変化を遂げた。
現在は、地元食材、企業とのコラボレーション、運営法人の設立など変化が現れ始めている。
【平成31年までのキャンプ場】
・施設は老朽化
・お客が少なく、予約無しでも利用できる穴場のキャンプ場
・環境整備もできていない
↓
【令和2年度のキャンプ場】
・国立公園内初　本格的フィンランドサウナ　フィンランド大使館商務部と連携
・BE-PAL『ほんとうに気持ちいいキャンプ場2021/2022』に選出
・GWは予約200組待ち
・キャンプサイト改修
キャンピングカーサイト、車寄せサイト、フリーサイト