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『地方公務員アワード2020』辻 双九さん(東大阪市 都市魅力産業スポーツ部モノづくり支援室 主査)

『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2020』、4人目の受賞者の紹介です。

辻 双九さん(東大阪市 都市魅力産業スポーツ部モノづくり支援室 主査)

推薦者1:巽 佳之 (東大阪市 環境部)

取り組み概要、「すごい!」と思うポイント

医療と東大阪市のモノづくりを結ぶ「医工連携事業」において目覚ましい成果を出している。

推薦文

大阪大学の招聘教員として初代で派遣されたのが辻双九である。モノづくりのまち東大阪において、市内企業が医療・健康・介護・福祉分野における付加価値の高い製品開発や部品供給、試作品作りに参入することは、産業の発展に大いに寄与すると考えられてきた。しかしながら、市内の中小モノづくり企業にとってこれらの分野への参入は非常にハードルが高く、実際に参入している企業はごくわずかであった。そのような状況の中、2016年度に東大阪市では「医工連携プロジェクト創出事業」を開始し、市内企業の参入の支援を実施するとともに、大阪大学医学系研究科および医学部附属病院と健康・医療分野におけるイノベーションの実現に向けた連携の推進に関する協定を締結し、さらに大阪大学大学院医学系研究科及び医学部附属病院が大学を起点とした健康医療分野のクロス(オープン)イノベーション実現を目指して2015年12月1日に設置した、「産学連携・クロスイノベーションイニシアティブ」に名立たる各分野の大手企業とともに本市は自治体として唯一参画した。
当初は大阪大学医学部等におけるニーズやシーズを把握し、市内企業への橋渡しを行う事としていたが、着任早々からクロスイノベーションイニシアティブの中心人物として活発に活動し、市内企業にとどまらずに様々な企業との連携により、多くの医工連携事業の成功例を生み出してきた。具体的な活動例としては、大阪大学医学部において出張型展示会の開催、医療機器メーカーの集積地である東京の本郷での東大阪市単独の展示会の開催、大規模展示会である「メドテック」における共同出展の企画など、多くの商談に結び付けた事業を数多く手がけてきた。また、今般の新型コロナ問題においても、市内企業の力を結集したフェイスシールドの開発にも関わるなど、モノづくりのまち東大阪の顔・東大阪の医工連携の顔と言えば、「辻双九」です。

推薦者2:太田 良一 (東大阪市 都市魅力産業スポーツ部 モノづくり支援室)

取り組み概要、「すごい!」と思うポイント

東大阪市職員と大阪大学の招聘教員の2足の草鞋を履き医療分野に市内企業を売り込むため日々奔走している点

推薦文

辻さんは、医療の分野の困りごとをモノづくり技術で解決していく「医工連携」事業の担当をしています。医療機器市場は、参入障壁が高い市場であり、国内屈指の製造事業所数を誇る「モノづくりのまち東大阪」においても、実際に参入している企業はごくわずかでした。そのような状況の中、辻さんは、市内製造業を医療の分野に売り込むため今まで、様々な仕掛けを考え、それを実行してきました。具体的には、医療機器ビジネスの市場では、シンボル的な展示会である「本郷展示・商談会」を開催しました。これは、大阪の自治体として初の試みであり、主催の医療機器企業とのマッチングイベントを医療機器の聖地本郷エリアで開催し60件以上の商談を開催しました。
また、取引先となる医療機器企業のコンタクトを待つのではなく、医療機器企業を東大阪市まで連れてきて、市内の企業を巡ってもらうツアーを企画・実行しています。予め参加する医療機器企業からニーズを調査し、ツアーのルートを設計し、当日は同行するなど、市内企業とのマッチングを、単なる工場見学で終わらせない工夫をしています。さらには、医療分野だけにとどまらず、市内の福祉・介護現場で働く理学療法士や作業療法士が集まる会合に積極的に出席し、現場で使用する機器などの課題やニーズを収集し、解決ができそうな企業とマッチングさせて、課題解決に向けた双方の取り組みを支援しています。
上記以外にも、東京で行われる予定だった大規模な医療関係の展示会がCOVID-19の影響で中止になったときには、(一社)日本の技術をいのちのために委員会、(一社)日本医工ものづくりコモンズと連携し、他の自治体では類を見ない「オンライン」でのマッチング商談会を開催し、また阪大フェイスシールドプロジェクトで製造企業と担当教授をつないでなんとか生産にこぎつけるなど、市内企業のために日夜奔走している辻さんを私はすごい!と思います。

審査員のコメント

モノづくりのまち東大阪に、「医工連携」という新たな道筋を作られた点。
マッチング手法も丁寧で、コロナ渦においてもオンラインで事業を継続されるところも素晴らしいです。(大垣 弥生)

辻 双九さん、受賞おめでとうございます!

『地方公務員アワード2020』全体発表はコチラ

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