『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2026』、11人目の受賞者の紹介です。
※部署名役職名は推薦文登録時時点のものであり、現在とは異なる場合がございます。
<推薦文の要約>※推薦文に基づきAIで生成されたものです
・「予算なし・所管なし・前例なし」の状況から職員有志のeスポーツ部を立ち上げ、4~5人の活動を50人超の庁内コミュニティへ成長させた。
・SUBARU、高校、福祉事業者、群馬県、他自治体、メディアなどを巻き込み、産学官福の連携基盤を構築。企業から100万円相当の機材寄贈も実現した。
・シニア向け事業では社会参加や世代間交流を促し、2025年度には約800人が参加。従来の福祉施策では届きにくかった層にも新たな接点を生んだ。
・県主催の大型イベントを太田市へ誘致し、「ポケモンユナイトパーティー」では県内外から約4,000人を集めた。
・草の根の自主活動を正式な行政施策へ発展させ、2026年度には市の担当部署設置まで実現した。
佐藤 義恒(太田市 福祉こども部 長寿あんしん課 主任)
推薦者1:金澤 剛史(久喜市)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
所管なきeスポーツを市政横断の武器に変えた
推薦文
最初に聞いたときは、正直、「eスポーツでまちづくりか」と思いました。
私自身もスポーツに携わる立場としてeスポーツは担当事業。ゲーム体験イベントを開く。若者を集める。高齢者にも触れてもらう。まさに新たな取組。そういう話なら、全国にもあります。
でも、佐藤義恒さんのすごいところは、そこではありませんでした。最も驚かされたのは、eスポーツを「何課の事業か」で捉えず、庁内外の人と資源を動かすツールとして見ていた点です。 普通は、社会課題が先にあります。高齢者福祉、障がい者就労支援、企業交流、観光誘客、施設活用。そこに解決策としてeスポーツを当てはめる。でも佐藤さんは、順番が逆でした。自ら立ち上げたeスポーツ部を起点に、「このツールで、市のどんな課題を解決できるか」と考えた。ここが決定的に違います。しかも、市が全部を抱える事業にしていません。企業、県、周辺自治体、福祉事業者、学校、メディアを巻き込み、それぞれが関わる意味を持てる形に組み替えている。実際に、企業から市へ100万円分のeスポーツ機材の寄贈も生まれています。
さらに、所管がないことを弱点にせず、どの部署にも応用できる余白として捉えた点も見事です。市での事業化にとどまらず、今後は民間イベントの誘致や開催協力を通じ、民間での自走へ進めようとしている点にも、佐藤さんの戦略性を感じます。これは、単なるイベント担当の仕事ではありません。好きなことを行政の武器に変え、庁内外の人を巻き込み、組織に新しい政策の通り道をつくった実践です。スポーツに携わる者として、悔しいほど刺激を受けました。佐藤さんがうちの職場にいれば、組織の縦割りの壁を取っ払って多方面での展開ができる。そう思わせる構想力と実装力があります。まさに突き抜けた存在。
だから私は、佐藤義恒さんを地方公務員アワードに強く推薦します。
推薦者2:金子 純也(群馬県)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
身近なシニア福祉から官民を巻き込み、県単位の4千人規模イベントへ事業を成長させたこと。
推薦文
佐藤さんの凄さは、長寿あんしん課という身近な福祉の現場からスタートし、市内の(株)SUBARU、群馬県立太田工業高校、障がい者就労支援施設を巻き込みながら、最終的に県内外から4,000人を集める県単位の大規模イベントへと事業を成長させた「圧倒的な巻き込み力と発展性」にあります。
当初彼が手掛けた事業は、高齢者の生きがい創出や障がい者の就労支援といった、身の回りの福祉課題を解決するための草の根の活動でした。ここに地元の企業や学校の力を巻き込んだことが、大きな転換点となります。大人が指導、高校生が運営という、共にゲームを楽しむ中で、世代の壁を越えて地域が繋がる多世代共創のコミュニティが佐藤さんの周囲から生まれました。
この福祉と教育の幸福な掛け算が、地域や行政、議会、さらには企業をも動かす巨大なエネルギーへと変わっていきます。この熱量が原動力となり、2025年2月には新アリーナを舞台にした県単位のイベント「ポケモンユナイトパーティ」の開催へと結実。県内外から約4,000人を動員し、多くの視察が殺到する地域の一大イノベーションへと成長を遂げました。2025年度にはシニアの参加者も800人近くに達しています。
身近な一つの課の福祉事業から始まり、地元企業・高校生の手を借りながら、行政の枠や地域を越えた県規模の地方創生プロジェクトへと昇華させた佐藤さん。2026年4月には市がeスポーツの所管を観光プロモーション課に決定するなど、行政全体の舵をも動かしました。身近な人を幸せにする福祉の視点から出発し、(株)SUBARU・太田工業高校と共に県単位の未来を塗り替える大きなうねりを作った彼の行動力とプロデュース力こそ、まさに「すごい!」の一言に尽きます。
推薦者3:田部井 敦(群馬県)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツ担当部署のない状態から熱意で周囲を巻き込み、太田市を先進自治体へと押し上げ部署設置を実現!
推薦文
私が群馬県の初代eスポーツ係長だった当時、eスポーツの地域への普及に情熱をもって奔走し尽力してくれた太田市役所佐藤氏をアワード候補者として強く推薦したい。
令和2年度、群馬県は全国唯一のeスポーツを冠した所属として本格的なスタートを切ったが、コロナ禍による活動制限という大きな壁にぶつかっていた。オンラインのメリットを生かした取組を模索する中、自治体や企業への普及に協力したいと、業務外のボランティアとしていち早く手を挙げたのが、当時担当部署のなかった太田市役所の佐藤氏だった。佐藤氏はすぐさま有志を募って「太田市役所eスポーツ部」を立ち上げ、部長としてチームを牽引した。県との連携のもと、イベント運営や広報活動など多方面で協力するとともに、将来へのノウハウを蓄積していった。
特に、地元企業SUBARUやテレビ局、障がい者就労支援施設と連携した「Gunma Tomo eSports Cup」の実現が象徴的である。行政の枠を超え、佐藤氏の熱意と共感を呼ぶ人柄が太田市長をも動かしたこのイベントは、多様な人々をつなぐ先進的な試みであり、裏方として支えた同氏の存在は極めて大きかった。
さらに、数々の活動実績は、県主催の「ぐんまeスポーツフェスタ(R6.3)」や「ポケモンユナイトパーティー(R7.2)」の太田市内開催へとつながり、太田市はeスポーツ先進自治体として全国から大きな注目を集めるに至った。ゼロからのボランティア活動が実を結び、今年度の太田市における担当部署設置という推進体制の整備へつながった歩みは、ボトムアップによる地方創生の成功モデルと言える。
私にとって佐藤氏は、現場の声を届けてくれる唯一無二の良きパートナーであった。未開拓の分野にともにチャレンジした経験は大きな財産であり、多くの関係者から感謝される同氏の功績に深く敬意を表するとともに、アワード受賞を糧に、さらなる飛躍を期待したい。
推薦者4:山木 浩平(太田市)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
「自治体」×「eスポーツ」のパイオニア!eスポーツを市の目玉事業に成長させた立役者
推薦文
私は、太田市役所において共に地域振興の業務に携わってきた立場から、eスポーツを通じたまちづくりに尽力してきた同僚を、地方公務員アワードに推薦いたします。
佐藤氏の取り組みは、「自治体」×「eスポーツ」という観点が世間にほとんど浸透していなかったコロナ禍ごろまでさかのぼります。芸能人主催の企業向けeスポーツオンライン大会に「太田市役所」というチーム名で出場。当時としては大胆な挑戦を行いました。官公庁が堂々と名乗りを上げて大会文化と接点を持つこと自体が珍しい中、イベントを通して多くの視聴者に認知される存在感を発揮し、自治体におけるeスポーツ活用の大きな一歩となりました 。
その後は県庁主催による大型イベントを誘致したほか、市内福祉サービス提供事業者との事業に参画するなど、精力的に地域活性化や福祉増進というeスポーツの特性・可能性を生かす取り組みを徐々に拡大します。現在では、太田市におけるeスポーツは高齢者の社会参加促進や認知症予防など、福祉的な効果も期待されるようになり、高齢者福祉施策の一環として正式に事業化されるに至っています。これは、同氏が早期から蒔いた種が、時代の変化とともに大きく花開いた好例であり、行政職員が持つべき先見性と行動力を体現するものです。 前例のない分野に果敢に挑戦し、行政サービスの新しい可能性を切り拓いてきたその功績は、他の自治体職員にとっても大きな刺激となるものです。同氏の取り組みが正当に評価され、今後さらに多くの自治体でこうした挑戦が広がっていくことを願い、ここに推薦いたします。
推薦者5:髙橋 洋平(太田市)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
まるでRPG!「前例がない」の壁を仲間と攻略し続ける、最強のゲーミング公務員がスゴイ!
推薦文
地方自治体って新しいことをやろうとすると「前例がない」「予算がない」「ウチの部署じゃない」のトリプルコンボで気づけばゲームオーバー…なんてことがよくあります。そんな中、太田市役所の佐藤義恒さんは職員有志を集めた小さな活動からスタートし、行政、企業、学校、福祉まで巻き込む特大ムーブメントを起こした規格外のプレイヤーです!
「これ、地域づくりに活かせるかも!」とお堅い公務員の世界では縁遠かったeスポーツの可能性を信じ、自らコントローラーを握り行動を起こした佐藤さん。まさにRPGの如く対戦した相手を次々と仲間にし、パーティーを大きくしながら一歩ずつ経験値を積み重ねてきました。
庁内では、気づけば50人超えの職員が所属する自治体初の公式eスポーツ部を設立し、部署や世代の壁を超えた交流の場を創出。それだけでなく地元企業や高校、高齢者施設でのイベントへと活動を拡大し、行政の枠にとどまらないネットワークを築いています。今年度はなんと『太鼓の達人』と地元伝統の『尾島ねぷた祭』をコラボさせ、地域文化を次の世代へつなぐ新たなチャレンジもしています!
最初は数人で大会に出るだけの小さな一歩でしたが、今や地域や県とも連携を深め、県主催の大型イベントを誘致するまでに大化け。一人の「好き」と「行動力」から始まった活動がたくさんの市民や企業を巻き込み、結果として4,000人以上が集まるイベントへ繋がったのは本当にすごい成果です。
地方創生に必要なのは莫大な予算ではなく、現場で「これ面白そう!」を見つけ、自ら動き、周りを巻き込んで形にできる職員の存在です。「できない理由」ではなく「どうステージを攻略するか」を常に考え、前例のない取組を地域の宝へと育て上げた佐藤さん。その圧倒的行動力とプロデュース力はまさに理想像そのものであり、「地方公務員アワード」にこれほどふさわしい人はいないと胸を張って推薦します!
推薦者6:尾城 和寿(大泉町)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツという事業を市に定着させただけでなく、地域活性化の1つとして本人を中心に推し進めていること
推薦文
地方公共団体がeスポーツなんてと未だに思われてる中、ゲームへの愛1つで活動を続けているだけでなく、市全体へのeスポーツの理解を浸透させ、事業化させたことです。普通の方であれば理解を得られないという入り口で止まってしまいそうな件だが、本人の姿勢や努力でここまで実を結んだことは本当に尊敬しています。ほかの方には中々出来ないことであり、特にポケモンイベント開催においては素直に羨ましいと思った反面、うちでは無理だと思ってしまいました。その時に佐藤さんの物事を考える姿勢は他の公務員の方と違ってるんだなと改めて強く感じました!
推薦者7:木村 雅行(群馬県)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツ活用で福祉施策と地域・庁内連携を主導し、さらに県施策推進に顕著な成果
推薦文
佐藤氏は、太田市eスポーツ部部長として庁内外の関係者を束ね、分野横断的な取組を力強く主導されています。とりわけ、高齢者福祉の現場にeスポーツを導入し、地域共生社会の実現に向けた新たな施策を自ら切り拓いてこられました。高齢者の介護予防や社会参加の促進を目的としたeスポーツ活用事業では、従来の福祉施策では参加が難しかった層に新たな参加機会を創出し、接点の持てなかった層の行動変容を実現されています。参加者同士の継続的な交流や世代間コミュニケーションの創出などの成果は、福祉施策の枠組みそのものを拡張し、新たな行政価値を明確に提示するものです。
また、私が群馬県eスポーツ・クリエイティブ推進課eスポーツ係長として従事していた2023年度および2024年度には、群馬県が掲げる「群馬県をeスポーツの聖地へ」の実現に向けた取組の中で、佐藤氏は太田市側の中核として極めて重要な役割を果たされました。特に、オープンハウスアリーナ太田で初めて実施された大規模イベント「ぐんまeスポーツフェスタ」および翌年の「ポケモンユナイトパーティー2025」では、開催地自治体として部局横断の調整を主導し、庁内外の関係者を有機的に束ね上げ、複雑な利害関係を調整しながら事業を成功へと導かれました。その推進力は、単なる協力の域を超え、事業成立の根幹を支えるものであり、県施策の実効性を飛躍的に高める原動力となっています。
これらの取組は、地域と県の施策を現場レベルで接続し、政策を「実行されるもの」へと昇華させた好例であり、県全体のeスポーツ推進に極めて大きな波及効果をもたらしています。現場起点の課題意識と実行力、そして柔軟かつ戦略的な発想により、福祉とデジタルを融合した新たな公共サービスモデルを確立された点は、全国の自治体にとっても高い再現性と示唆を持つ先進的実践です。以上の実績から、佐藤氏を強く推薦いたします。
推薦者8:山岸 広典(太田市)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツを活用した多世代・多分野交流による地域コミュニティづくり
推薦文
「eスポーツ」で人をつなぎ、地域の未来を切り拓く職員
地方自治体では、人口減少や地域コミュニティの希薄化に加え、職員間のコミュニケーション不足など、人と人とのつながりに関わる課題が深刻化しています。私は長年、地方自治体職員として勤務し、職員組合活動を通じて多くの自治体職員と関わってきました。その経験から見ても、太田市役所eスポーツ部監督・佐藤義恒氏ほど、多様な人を巻き込み、新たなつながりを生み出してきた職員を私は知りません。
4人の子どもを育てる父親でもある佐藤氏は、子育て世代が家庭を犠牲にせず交流できる場としてeスポーツに着目しました。子どもを寝かしつけた後でも自宅から参加できる特性を生かし、部署や世代を超えて50名を超える職員が交流するコミュニティを築き、役職を超えた信頼関係を育んでいます。
さらに活動は庁内にとどまらず、市内企業、工業高校、高齢者施設、福祉施設へと広がり、本来接点の少なかった人々を結び付けています。今年度は小学生を対象とした「太鼓の達人」体験会を市と連携して開催し、地域文化の継承にも挑戦しています。また、PUBG MOBILE企業対抗戦での実績を契機に企業との連携を広げ、県主催の大規模eスポーツイベントを太田市へ誘致するなど、地域活性化にも大きく貢献しています。
行政職員に求められるのは制度を運用する力だけでなく、人と人をつなぎ、新たな価値を創り出す力です。佐藤氏はeスポーツを「目的」ではなく「手段」として活用し、行政・企業・学校・福祉・市民を結ぶ新たなコミュニティを築き上げました。その挑戦力、実行力、そして地域への波及効果は、地方公務員アワードにふさわしいものと確信し、推薦します。
推薦者9:山﨑 征一郎(群馬県)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツで地域と世代をつなぐ行動力
推薦文
佐藤さんは、eスポーツを単なるゲームや娯楽としてではなく、地域課題の解決や地域活性化につながる新しい行政ツールとして活用し、その可能性を切り拓いてきました。コロナ禍の中、市職員有志によるeスポーツ部の活動を出発点に、企業や学校、地域団体、行政をつなぐネットワークを築き、産官学連携による地域振興を実現してきました。
特に、地元企業等と連携しながら、大規模なeスポーツイベントの開催、若者と企業の交流機会の創出、高齢者向けeスポーツ事業の展開など、eスポーツの可能性を幅広い分野で実践してきたことは高く評価されるべきです。新アリーナを活用したイベントには数千人規模の来場者が訪れ、地域の魅力発信や交流人口の拡大にも大きく貢献しました。 また、佐藤さんの取組の特筆すべき点は、既存の行政組織の枠組みにとらわれず、関係者を巻き込みながら新しい価値を生み出してきたことにあります。eスポーツを教育、福祉、産業振興、観光など多様な分野に応用し、地域資源と結び付けながら行政課題の解決を図る姿勢は、多くの自治体職員にとって大きな示唆を与えるものです。
さらに、限られた予算や前例のない取組という困難な状況にあっても、「まずやってみる」という姿勢を貫き、粘り強く挑戦を続けてきました。その行動力と熱意が多くの協力者を引き寄せ、若者から高齢者まで幅広い世代が参加できる新たなコミュニティづくりへと発展しています。高齢者向けeスポーツ事業では多くの参加者を集め、健康増進や世代間交流にも大きく貢献しています。
佐藤さんの挑戦は、単なるイベントの成功にとどまりません。eスポーツという新しい切り口から地域の人々をつなぎ、行政の可能性を広げ、全国の自治体職員にも勇気とヒントを与える取組となっています。
推薦者10:羽鳥 博之(群馬県)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツ部を結成し、職員が中心となってeスポーツで地域活性化や世代間交流を推進していること
推薦文
私が佐藤さん率いる太田市役所eスポーツ部の取組をすごいと感じた理由は、単にeスポーツを活用しているからではなく、職員の自主的な活動が地域全体を巻き込むまちづくりへと発展している点に魅力を感じたからです。
太田市役所eスポーツ部は、2020年にコロナ禍の中、市職員4人が福利厚生の部活動として結成したことから始まりまったと聞いています。当初は企業対抗大会への出場が目的でしたが、全国大会で好成績を収めたことをきっかけに、「eスポーツを行政に活用できないか」という発想が生まれたそうです。しかし、当時はeスポーツへの理解が十分ではなく、担当部署や予算もない状況でした。それでも佐藤さんは、市長への提案や企業・県との連携を進め、予算ゼロで大会を開催するなど、自ら行動して道を切り開いていったことに強く感銘を受けました。
さらに印象的だったのは、大会開催だけで終わらず、部員一人ひとりが公民館活動、高齢者支援、産業振興、教育活動など、それぞれの担当業務の中でeスポーツを行政課題の解決に活用しようと挑戦を続けていたことです。成功だけでなく失敗も重ねながら実践を積み重ねてきた姿勢に、行政職員としての強い使命感を感じました。
その積み重ねは、新アリーナでの大規模イベントや企業・学校との連携、高齢者を対象としたシニアeスポーツ推進事業へと発展し、地域活性化や世代間交流につながっています。私は、この取組から、行政は決められた仕事をするだけではなく、職員一人ひとりの発想や行動力によって新しい価値を生み出せることを学びました。前例にとらわれず、自分たちの強みを地域課題の解決につなげる姿勢こそが、太田市役所eスポーツ部の最もすごいところだと感じ、私がこの取組に強く惹かれた理由です。
推薦者11:山賀 沙裕美(太田市)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
eスポーツで地域課題を解く、巻き込み力がすごい!
推薦文
私は、佐藤氏を同期の職員であり、eスポーツ部の仲間として推薦します。
彼のeスポーツへの取組みは、単なる「ゲーム好き職員の活動」ではありません。地域課題の解決に結びつく行政の取組として構想し、当初から草の根のごとく実践してきたことにあります。
①地域の困りごとを参加のきっかけに変える力がすごい!
当時全国最高齢市長であった清水前市長を魅了した、シニアeスポーツ出前講座では、楽しさを入口にしながら、社会参加や生きがいづくりにつながる場を生み出してきました。eスポーツを福祉分野に結びつけた発想力と実行力は、とても印象的です。
②人を巻き込む力がすごい!
彼がeスポーツ部を立ち上げたときは「ただの遊び」という声もありましたが、地道な草の根運動によって実績を重ね、庁内に賛同者が増えました。5名ほどのeスポーツ部員は、彼の声掛けで瞬く間に50名を超え、世代も職場も様々なメンバーが集まりました。さらに、eスポーツ部をきっかけに市内企業、障がい福祉事業者、高校、県庁、他自治体、プロ選手など協力の輪を広げ、彼が中心となって産学官連携の地域コミュニティができました。
③思い付きで終わらない。形にし続ける力がすごい!
部活動の立ち上げから、YouTube配信、大会参加、アリーナでの大型イベント誘致、駅前でプロジェクションマッピングでのeスポーツイベントなど数々の実績があります。
これらの企画は、彼が「行政課題の解決手段」としてeスポーツを位置づけて、eスポーツがどのように寄与できるかを実践へと落とし込んでいます。
佐藤氏は、好きなことを地域の力に変え、人と人をつなぎながら新しい可能性を形にできる職員です。佐藤氏の行動力と巻き込む力は、これからの地方公務員に求められる資質だと感じ、尊敬しています。地域課題に対し柔軟な発想で向き合い、実践へと落とし込んできた佐藤義恒氏を私は強く推薦いたします。
推薦者12:岡本 峻(太田市)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
好きと地域課題を結び、人の輪でeスポーツをまちの力にした
推薦文
佐藤さんのすごさは、従来の公務員像に収まらない発想と、人を惹きつけ巻き込む力にあります。
佐藤さんは、ゲームやかっこいいクルマといった自分自身の「好き」を、単なる趣味で終わらせませんでした。長寿あんしん課の職員として、「高齢者」と「レーシングゲーム」を結び付けた太田市シニアeスポーツ推進事業を立ち上げ、自動車産業のまちである本市ならではの、高齢化社会に向けた新しい可能性を切り拓きました。
さらに佐藤さんは、業務外でも市役所共済部活動としてeスポーツ部を立ち上げ、行政の枠を越えた活動へと発展させていきました。
佐藤さんには、なぜか頼りたくなる優しさと、自然と人が集まる不思議な引力があります。それは、一流企業の営業マンのように相手の心を開き、しかし公務員として地域のために力を尽くす、佐藤さんならではの資質だと思います。その人柄と行動力のもとに、市職員だけでなく、志ある企業の方々、群馬県庁の職員、地域の仲間たちが集まり、太田市のeスポーツを軸とした大きなムーブメントが生まれました。
イベントや大会への参加、テレビ取材などを重ねる中で、その輪は着実に広がり、やがて新たに建設された本市のアリーナでの数千人規模のeスポーツイベントの開催・成功へとつながりました。 私は、佐藤さんのすごさは、目立つ成果そのものだけでなく、好きなものを地域課題に結び付け、人を信じて巻き込み、結果としてまちの未来を少し変えてしまうところにあると思います。佐藤さんは、行政課題、地域資源、人の思いを結び付け、前例のない形で太田市の可能性を広げた人です。今後のeスポーツ関連事業の背景にも、佐藤さんを中心に広がった輪が息づいているはずです。
推薦者13:田島 篤暉(群馬県)
取り組み概要、「すごい!」と思うポイント
予算ゼロから民間連携により大規模なeスポーツ大会を成功させたこと。
推薦文
佐藤さんの凄さは、単にイベントを成功させたことではなく、「予算なし、所管なし」という、行政では通常なら諦めてしまうような状況をアイデアと行動力で突破した点にあります。
彼は地元の基幹産業である自動車産業に着目し、eモータースポーツを新たな地域資源として捉え直しました。そこから市長への直接提案に始まり、民間企業からの協賛獲得、SUBARU新社屋の会場借用、さらには障がい者就労支援施設との運営連携まで、部署の枠を越えた仕組みを自力で形にしていったのです。
前例がないからと引くのではなく、eスポーツを福祉や産業振興といった地域の課題解決につなげていく手腕は、同僚から見ても目を見張るものがありました。どんな困難に直面しても諦めず、周囲や地域を巻き込んで大きな形にしていく佐藤さんの圧倒的な実行力を、自信を持って推薦いたします。
審査員のコメント
老若男女を巻き込む天才!eスポーツでまちづくりをしているところは多数ありますが、似たり寄ったり。そんな中でも突出して成果を上げているのはすごいの一言。 まさにプロのゲーマー!(中村 広花)
eスポーツと市の課題をうまく結びつけて、さまざまな立場の人を巻き込み想いを実現する姿勢が素晴らしいと思います。楽しみながら取り組んでいる姿が目に浮かびます。(安高 昌輝)
所管も予算もない状態から、eスポーツを福祉、産業、教育、観光をつなぐ市政横断の政策手段へ育て、最終的に担当部署の設置まで実現した点は秀逸。個人の情熱を組織の仕組みへ転換した、ボトムアップ型行政改革の好例です。(橋本 一磨)
前例の無い分野を切り開いていった姿勢が凄いです!熱意、実行力、調整力が素晴らしいと感じました。(小野寺 崇)
佐藤 義恒さん、受賞おめでとうございます!
【地方公務員アワード2026 受賞者の推薦文はこちら】
(1)會田 巨享 (2)望月 優 (3)大地 辰弥 (4)大久保 翔悟
(5)杉山 史哲 (6)図師 大介 (7)松宮 大起 (8)山﨑 雄治
(9)三好 清超 (10)佐伯 哲弥 (11)佐藤 義恒
『地方公務員アワード2026』全体発表はコチラ
協賛
NECグループの中核を担うSI企業として、50年にわたり大規模・高難度なシステムの開発・実装で社会基盤を支えてきました。国内トップクラスの1万人超のITエンジニアと業種・業務の知見を強みに、AI本格実装時代の今、AIネイティブ開発と高度なセキュリティ・ガバナンスでお客様の変革を加速し、企業価値向上と社会課題解決に貢献しています。多様な人材の力を結集し、持続可能な社会の実現に挑み続けます。

「行動者発の情報が、人の心を揺さぶる時代へ」をミッションに掲げ、企業とメディア、生活者をつなぐインターネットサービス「PR TIMES」を運営し、地方自治体700市区町村を含む12万社超が利用。地域情報を流通させる為の枠組みづくりとして、47都道府県で銀行、メディア、自治体と提携をし、各地域事業者の情報発信を支援しています。(R8年5月時点)

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