オリジナル記事 公務員アワード

役所の外に出る原動力はなに? すごい公務員が登壇

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文=石塚清香

熱い志を持って公務員になったけれど、気がつくと日々の仕事に忙殺されて、家と職場の往復だけ…。そんな風になっていませんか?

横浜市職員自主勉強会「よこはまYYラボ」は、そんな「どうしたら外に出られるの?その原動力はなに?」という問いにヒントをいただくべく、2017年に「地方公務員がすごい!と思う地方公務員アワード」を受賞した岡崎市の晝田 浩一郎(ヒルタ コウイチロウ)氏をお迎えしてトークセッションを開催しました。

会場として選んだ場所は、横浜市役所近くのビル地下にある「よりみちベース」
晝田さんの「ここdeやるZone」と同じく空き店舗を活用し「遊びと学びの交差点」をテーマに様々な活動を行っている場所で、よこはまYYラボの活動でも何度もお世話になっています。
運営している民間の方を晝田さんに紹介したところ、空き店舗繋がり同士通じるところがあるのか、さっそく意気投合している(ように見える)様子でした。

そんな素敵な場所で始まったイベントの第一部は晝田さんのプレゼンタイム。
塩尻市役所(長野県)の山田崇さんから言われた「どうせやらないんでしょ?」に「めっちゃ悔しい!」と感じたことから始まる晝田無双の話、「無限の可能性がある」と語る公務員という職への想い、外に出ること・言葉にすること・仲間を作ることの大切さ、「失敗する自由」を得られる場としての「ここやる」から生まれたもの、そして「やろうぜ!公務員!」という呼びかけの熱を会場に集まった人たちはビシビシと感じているようでした。
晝田スライド:https://1drv.ms/p/s!AoNvXIJY3UylgrEWWjAXgGpRmOw9ZQ

プレゼンでは晝田さんの活動のひとつであり、シビックテックを推進する「Code for AICHI」が、最近「LODチャレンジ」というコンテストに出した「全都道府県防災・水道データ」がデータセット部門の優秀賞を受賞した話にも触れていましたが、なんとその作品の一次審査をしたのが私というご縁も。(注:ちゃんと公平に審査しました!)
http://lodc.jp/2015/concrete5/blog/2018-11-08

登壇イベント開催レポート1

登壇イベント開催レポート2

 

第二部では、「すごい公務員アワード」を晝田さんと同期受賞した私も加わり、自己紹介と活動紹介をさせてもらった後にsli.doというオンラインで質問できるツールで集まった質問をベースにセッションを展開。
石塚スライド:https://speakerdeck.com/sayakaishizuka/20181116-hazimefalsekitukake

その中から私と晝田さんが印象に残った質問をピックアップすると・・・
Q.道に迷った時はどうしますか?
石塚:そもそも道がないことが多いので最初から迷ってるみたいなものです。
晝田:スーパーマンじゃないので、困るし迷うし今もそんな感じです。。でも、行動し、模索する中でしか見つからない道もある。

登壇イベント開催レポート3

登壇イベント開催レポート4

Q.今までで一番かけられて困ったブレーキは?
晝田:活動を庁内で広く周知したいと思ったら、「それは個人活動だから」と止められた時。こうした活動や取り組みをやるんだという職員を増やしていきたいので、人事課公認の「勉強会団体」を立ち上げ、庁内展開できるように画策中です。組織を変えていくために、まずは決められたシステムの中でギリギリ泳げる範囲を見つけています。
石塚:所属していた局内でとある提案をしたら、トップマネジメント層はとても好意的に受け取ってくれたのに、直属の課長にものすごい不興を買ってえらい目にあった時。正しいことを言えば正しく伝わるわけではないと痛感した出来事。

Q.晝田さんは石塚さんに、石塚さんは晝田さんになにか質問してください。
晝田→石塚:活動資金や活動時間はどのようにして捻出していますか?
石塚:まぁ勉強みたいなものなので基本は自腹です。YYラボのイベントは、会費等で賄うことが多いですが。時間のことはよく聞かれるんですけど、「埃で人は死なない」とよく言ってるくらい家では全然手抜きしてるんで、子供たちにしてみたら「ママって一体なにやってんの?」って感じだと思います。(笑)
とはいえ時間は有限なのでリアルに出ていくところは優先度付けるっていうのはありますね。

石塚→晝田:(セクハラじゃないよねとドキドキしつつ)今後ご結婚とかは?
晝田:結婚したいですねー。子どもも欲しいですし、子どもができたらこれだけの活動量は難しいと思うので、その前にやれることをできるだけやろうって考えています
ほかにも「なんで今の仕事に就くことになったのですか?」「紅白のトリで歌うとしたらなに歌いますか?」「火星に移住できる権利もらったら行きますか?」などたくさん質問いただきました。

イベントには晝田さんが推薦して2018年の地方公務員アワードを受賞した木村佳司さん(川崎市役所)をこっそりお呼びして、晝田さんにサプライズを仕掛けたり、横浜市の障がい者に就労の場を提供しているNPO法人ぷかぷかの美味しいケータリングをお楽しみいただいたりと終始和やかな雰囲気の中で行われました。(なんと2018年アワードを受賞した世田谷区役所の白石剛大さんもお越しになっていて、図らずもアワード受賞者大集合状態となっていました。)

登壇イベント開催レポート5

登壇イベント開催レポート6

横浜市の新人職員から「人と人がつながるまちづくりをやっていきます!年度内に活動開始します!」といったアツい宣言が飛び出す等、学ぶだけではなく一歩踏み出す場にもつながりました。

過去のよこはまYYラボのイベントと同様に、今回のトークセッションもメンバーの「やりたい!」から始まっており、私もそれに協力する形で登壇させてもらいましたが、自分のやってきたことが誰かのチカラになるようなことがあるのなら、これまでのあれこれも意味のあることだったのかなと感じられるイベントでした。

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