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事例を知る 男女共同参画

#地方公務員が気になるニュース 令和6年12月21日(男女共同参画)

記事タイトル:性的同意サービス「キロク」認知度は上昇も意識の変化には課題が残る
https://news.yahoo.co.jp/articles/225d0b6221ca59b057a9709576d6e6e6c8f83c58?
(文=田中 恵子)

不同意性交等罪の厳罰化

令和5年7月に、性犯罪の規定が厳しくなっていますが、ご存知でしょうか?
この内容について改めてご紹介します。

厳罰化の内容

令和5年7月に、性犯罪を厳しく処罰するため「強制性交等罪」は「不同意性交等罪」へ、「強制わいせつ罪」は「不同意わいせつ罪」へ改正されました。

また、性交等罪は10年から15年に、わいせつ罪は7年から12年に時効が延長されました。

同意・不同意の定義

暴行、脅迫、障害、アルコール、薬物、フリーズ、虐待、立場による影響力などが原因となって

①同意しない意思を形成したり
🟰NOと思うこと
②表明したり
🟰NOと言うこと
③全うすること
🟰NOをつらぬくこと

これが難しい状況で、性交等やわいせつな行為をすると、処罰されます。

厳罰化による認知件数の増加

警視庁の統計によると、今年の1月〜5月の不同意性交等罪の認知件数は1,486件(前年同期744件)で、前年比1.9倍となっています。

同じく、不同意わいせつ罪は2,537件(前年同期1,870件)で、前年比1.3倍と、厳罰化や明確化、被害申告がなくても捜査、立件できるようになるなど、性犯罪根絶に向けた環境整備を背景に増加しています。

被害にあった経験は女性が男性の10倍以上

令和6年度版男女共同参画白書によると、不同意性交等の被害にあった経験等に、女性は8.1%、男性は0.7%経験があると回答しています。

一方、男性、女性いずれも約60%が誰にも相談しなかったという結果に。

また、加害者との関係の大多数は、交際相手、元交際相手、職場関係者、配偶者などの知っている人で、全く知らない人は男女ともに10%となっています。

同意、不同意の難しさ

密室における同意・不同意の見極めは非常に難しいです。が、顔見知りからの強引な態度に、明確な拒絶ができない。

硬直性不動と呼ばれる、身体の硬直により、拒否の行動が取れないことが多くあり、本来は、加害者に非があるべきなのに、気づくと、明確に拒絶できない被害者に責任があるとすり替えられる場合もあります。

好意と性的関係は別物

今回注目されていたのは、関係性の中に、長く交際している恋人同士や夫婦間であっても、犯罪が成立するということ。

お互いに好意を持つ間柄と思われる関係性であっても、好意と性的関係は別物であり、同意がなければ犯罪に。

今回の記事を見てみると、性的同意という言葉を知る人は9割という一方で、4割の方が性的同意の意識が変わらないと回答しています。芸能人のニュース等で言葉への理解が広まっていますが、どうしたらいいのかわからないという状況が続いているのではないかと想像します。実際に、アプリを使った同意の表明も、当たり前の世の中になってくるかもしれません。

先ほど同意・不同意の定義をご紹介しましたが、具体的な事例について、みなさんで考えてみましょう。


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