記事タイトル:町職員採用試験は1泊のキャンプ…テント設営や食事作り、共同作業通じ適性見極め
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241108-OYT1T50030/
(文=神山 伸一)
海士町といえば「ないものはない」「半官半X」などエッジのきいた取り組みで有名ですね。
こちらの記事、その海士町が採用試験を一泊のキャンプで、というものです。SPI→キャンプ→後日、最終面接という構成で、最終面接はオンラインも可です。
採用試験にキャンプを盛り込むのは、民間の採用試験でもあまり聞いたことがありませんね(がんばって検索したら、一件だけ見つけました)。公務員業界にとどまらず、かなり先鋭的な採用試験だと思います。
さて、このキャンプ採用が、採用試験としてどれだけ効果的なのかは正直分かりません。しかし個人的には「海士町がこれをやった」という時点で「優勝」、と、思います。
さまざまな先進的取り組みを手がける海士町のイメージ、離島というキャンプが似合うロケーション、そこにきて「一晩語ろうぜ」なんて企画のマッチングは、まさに「優勝」なのです。
もちろん、このキャンプ採用は、まさに海士町だからこそ映えるスタイルです。他の自治体が形だけパクったとしても、多分うまくいかないでしょう。でも、採用試験で「カラーを出す」ということは、どの自治体でも可能なことですし、おそらく必要なことでしょう。
公務員就職を目指す側からすると、現状、採用情報はあまりにも「どんぐりの背比べ」です。とにかく、A市とB市の違いが分からない。
学生さんの相談に乗っていると、本当によく出るのが「〇〇県より〇〇市の方が、少し給料が高いと聞きますが本当ですか?」という質問です。
「それぐらいしか違いがない」と思われてしまっているんですよね。
逆に、今ならちょっとした工夫やアピールでも「この市はどんぐりじゃないな」と思ってもらえる確率高いという点で、自治体の職員採用には、まだまだ伸びしろがあるとも言えるのかな。
キャンプでもキャンプでなくても、志望者の方がワクワクできるような、採用試験が増えていくといいな〜と思いますね。
さて、サロン記事では続いて、海士町の採用について、シティプロモーション、そして、自治体の人材像とは?という面からも光を当てたいと思います。
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