インタビュー

【横浜市 瀬戸勇 #5】消防を正しく伝える

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消防職と一般行政職のギャップを埋める

石塚:ここまで瀬戸さんのご活動を伺ってきましたが、今後の展望などありますか?

瀬戸氏:消防のイメージを正しく伝えていきたいです。
 そもそも、消防の人との接点って皆さんあまりないと思うんです。同じ公務員の中ですら、一般行政職と消防職で全然接点がないじゃないですか。

石塚:そうですね。

瀬戸氏:漠然としたイメージの中で「いつも大変ですね」って言ってくださる方は多いんですけど、その実態までは知られていないのは良いことではない。
 海外の先進事例を学んでいる消防士の話とか、もっとみんなにも知って欲しいんですけど、接点がなさすぎて、どうしても伝わらないじゃないですか。

石塚:ぜひ知りたいです。

瀬戸氏:私の知っている人たちは、自費でアメリカをはじめとする海外の消防職員向けの教育を受けてきて、それをまた自費で公共の会議室みたいなところを借りてフィードバックの講義をして、訓練できるちょっとっした設備みたいなものを自作して訓練会を開催したりして。

 しかもそれを消防本部の垣根を越えて、学びたい人みんなに開放した自主勉強会・訓練会にしていて。本当にすごいんですよ。これは日本より海外のほうが進んでいるとか優れているとか、そういうことではなくて、「海外ではこういう考え方でやっている、日本でも同じなのか違うのか」とか「自分たちの向かう方向は今のままで本当にいいのか?」ということを考える、現在位置を確認するためにも必要なことだと思うんです。

 そういう消防を良くしようとしている人たちと、そういう人たちがいることさえ知らない一般の人たちのギャップを埋めることは私がやるべきことの一つかなという気がしています。消防は消防でいろいろ悩みや葛藤を抱えていることが、あまり広まっていないので。

人と人を繋げる役割を担う

石塚:ハブのような役割になりたいのですね。

瀬戸氏:はい。先日の「地方公務員アワード」表彰式の次の日、受賞者同士で話をする機会があったじゃないですか。そのとき、空き家活用の話題になったとき、ボソッと「消防訓練に使わせてもらいたいな」って言ったんですね。

石塚:空き家を消防訓練に使う。

瀬戸氏:はい。知り合いの若い消防職員たちが自分たちで空き家とか解体中のマンションを探して、現場の棟梁に「ドア破る訓練させてください!」ってお願いして実施している事例があるんですね。
 空き家活用の議論の中でそんな話をしたら、皆さんから「それ良い!!」ってすごいテンションで返ってきて(笑)。

石塚:消防に携わっていない人からすれば、まさかの活用方法ですよね(笑)。

瀬戸氏:そう、そのときもやっぱりギャップがあると感じたんですよね。私自身の知識だけだとアイデアが深まらないと思うんですけど、消防に精通している人たちと一般行政職の人たちとのハブにはなれるのかなって。

石塚:コミュニケーションスキルが必要な役割ですよね。

瀬戸氏:スゴいのにコミュニケーションが苦手な人ってたまにいるじゃないですか。もしこの人とこの人を繋いだら絶対楽しいことが起きるぞとか、世の中の役に立つぞっていうことをコーディネートできたら良いですね。

石塚:一般行政職員には、空き家問題が消防の領域で活用できるとは想像もできません。

瀬戸氏:今回たまたまその場に居合わせたから、そういう話ができたわけですよね。すべての課題を知ることはできませんから、せっかく見つけたやつぐらいは草の根的に形にしていきたいです。

同じ目的意識のもと、消防をより良くしたい

石塚:草の根的に。

瀬戸氏:トップダウンでやっていく方法もあるとは思いますが、草の根的に仲間と一緒にじわじわやっていく方がしっかり根を張ると思うんです。
 広報活動にしても、私は自分が大道芸やるの大好きなので、ずっと出続けても良いんですけど(笑)、同じような考え方を持っている方がやってくれるようになるなら、全力でサポートしたいです。

石塚:それはすごく良いですね。

瀬戸氏:もちろん大道芸である必要はありません。同じ目的のために一緒に動ける人を募集しているんです。私は私でいままでやってきたことの蓄積があるので、そういうものを共有しながら、仲間と一緒に消防をより良くしていきたいですね。

(取材=石塚清香 編集=小野寺将人)

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※本インタビューは全5話です。facebookとTwitterで更新情報を受け取れます。

 

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