インタビュー

【八尾市 松尾泰貴 #1】ものづくりエンターテインメント体感施設「みせるばやお」とは

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【松尾 泰貴(まつお やすき) 経歴】
2008年、八尾市役所に入庁。秘書課で5年勤めたのち、産業政策課に異動。2015~2016年に経済産業省 近畿経済産業局にてベンチャー政策に携わったのち、2017年から産業政策課に再び配属となる。2019年、ものづくりエンターテインメント体感施設「みせるばやお」での功績を称えられ「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員2019」受賞。

2018年8月8日、八尾市が地域企業と共に作り上げた、ものづくりエンターテイメント施設「みせるばやお」がオープンした。「ものづくりのまち」というアイデンティティを取り戻すべく誕生したこの施設では、(令和2年1月現在)企業間コラボレーション47件、うち7件が商品化された。他県からも視察が来る「みせるばやお」について、その原動力となっている松尾泰貴氏に話を伺った。

「みせるばやお」はコミュニティをつくっている

加藤(インタビューアー):早速ですが、「みせるばやお」とはなんでしょうか。

松尾氏:端的に言うと、「みせるばやお」とは「共創のコミュニティで仲間づくりの場」です。地域の中小企業さんに伺うと、「地域貢献したいけど、なにができるか、なにが求められているか分からない」という声が多いんですね。そこで中小企業さんにとっての地域貢献「第3の矢」じゃないですけど、「清掃活動」「お祭り、イベントへの寄付」に次ぐものとして「共創のコミュニティで仲間づくりの場」をつくって、アイディアを出し合ってコラボレーションにより地域貢献していく。それが「みせるばやお」なのかなと思います。

みせるばやお風景

加藤:その「みせるばやお」では、なにが行われていますか。

松尾氏:まず一般の方向けには、会員企業が「ものづくり体験」ができるワークショップを企画し、主に子どもたちに提供することによって「ものづくりって面白い!」と思ってもらえる仕掛けを考えています。

加藤:なるほど、子どもたちにものづくりを伝えているんですね。一般の子ども向け以外だとなにがありますか。

松尾氏:会員企業向けですね。いま「みせるばやお」は127社にご入会いただいているので、企業間コラボであったりとか、セミナーや勉強会など会員同士が学びあえる場を生み出しています。

ものづくり企業を中心に多様な127社が参加

加藤:「みせるばやお」にご入会されている127社は八尾市の企業ですか。

松尾氏:7割は八尾市の企業さんですが、残りの3割は市外ですね。関西県内の企業や東京本社の会社の方も、なかには宮城県仙台市の企業さんもいますので、なかなか幅広いです。

加藤:どうして仙台市の企業が入られたのでしょうか。

松尾氏:もともとはみせるばやおのうわさを聞いて、一度、視察にいらっしゃった方なんですけど、気に入っていただけたのかその場で会員さんになられました。その会社さんにも今後、セミナーを開いていただく予定です。

加藤:ところで「みせるばやお」の入会費用はおいくらですか。

松尾氏:一番安いのは個人事業主で月3千円、法人会員は最も安いのは月5千円、一番高くても月1万円で入れます。
 全体の半数がものづくり企業さんで、それ以外はコンサルも含めサービス業、小売店の方となっています。一番びっくりしたのは主婦の方が入っていたりすることです(笑)

加藤:え、個人ですか。

松尾氏:個人のSNSインフルエンサーさんですね。Facebookに八尾のことを発信するグループをつくっている方で、普段からいろんなところに行ってレポートをしてくれはるんです。
 一度「みせるばやお」に来てもらったら「こんなに良い企業さんがいっぱい知れんのやったら私も入ります!」って(笑)、そうやっていろんな方が関わってくださっています。

営業OKの交流会「経営者交流会」

加藤:「みせるばやお」には多くのプロジェクトがありますよね。その中から代表的なものを教えていただけますか。

松尾氏:まずイメージしやすいのは、「経営者交流会」ですね。経営者がプレゼンをして、興味を持ってくれた他の経営者との交流が生まれる会です。その会社の強みを知ったうえで交流ができるし、意思決定ができる人ばかり集まっているので、コラボが生まれやすいです。

加藤:そこには経営者しかいないのでしょうか。

松尾氏:経営者か、幹部の方ですね。このプログラムのポイントは、「セールスOK」なんです。コンサルの方が経営者に売り込んでもOKですし、ものづくり企業さん同士がコラボの打診をしてもOKです。会社規模にかかわらず、誰もが同等に売り込みができます。

加藤:なるほど、営業OKを前提としているので、「あいつ営業しやがって」みたいな空気にならないのですね。

松尾氏:そうなんです。一般的な交流会って営業トーク禁止の場合が多いんですけど、本音としては営業したいじゃないですか。だから営業ができる場所を用意する。しかもそこには意思決定できる人がいる、っていうのが経営者交流会ですね。

経営者交流会

ランチミーティング

加藤:経営者ではなく、従業員同士の交流の場はありますか。

松尾氏:様々な企業の従業員が参加する「ランチミーティング」があります。よくあるのが「新入社員雇ったけど、どうすんねん問題」とか、「研修の中身むっちゃ悩む問題」のような、あるあるネタを持ち込んだりしています。そういうテーマでブレストをしたりして、交流を深めているんです。

ランチミーティング1

加藤:それは盛り上がりそうですね。経営者は参加禁止なんですか。

松尾氏:基本、控えてもらうようにしているんですけど、やっぱりそういうやりとりを聞くのが好きな方が多いので、見に来られますね。他社の従業員さんと話したいという経営者も、結構、多いです。

加藤:「みせるばやお」が交流の場になっているのが段々とイメージできてきました。次回は、その他のユニークな交流の取り組みについて伺っていきます。

(文=小野寺将人)

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※本インタビューは全5話です。facebookとTwitterで更新情報を受け取れます。

 

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