インタビュー

【雲南市 速水雄一市長 #4】縦割りをなくし、総合計画の実現を目指す

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様々な部署と市民がプロジェクトで関わる

石塚:雲南市では、ひとつのプロジェクトをどこかの部署が担当するっていうのではなくて、色々な部署から集まった職員がごちゃ混ぜになって、市民の皆さんと共にプロジェクトに関わっているのでしょうか。

速水市長:そうですね。全体をまとめるプロジェクトチームは政策推進課が窓口になるんですけど、プロジェクトチームを開催する時は、それぞれの担当課に声をかけるような感じですね。

石塚:じゃあ、建設部署の誰々さんは、子育てプロジェクトに関わっていることもあるわけですね。

速水市長:もちろんです。例えば保育無料化とか医療費無料とか、そういった子育て支援の話も一緒に話し合いますし、子育て世代が移住してきたら住宅手当を出しましょうという話もします。地方創生の取り組みが始まってから、関係のない部署もみんなで集まって話し合っているんです。
参考)雲南市チャレンジ創生プロジェクトチーム要綱
https://www1.g-reiki.net/unnan/reiki_honbun/r075RG00001918.html

総合計画から仕事の目的を考える

石塚:雲南市ができてすぐに、そういう取り組み方をしていたのでしょうか。

速水市長:いや、平成27年に国が求める地方創生計画とリンクさせた雲南市第二次総合計画が始まってからです。

石塚:私は雲南市ほどのレベルで横串を刺した取り組みをしている自治体というのを、正直あまり聞いたことがありません。自分の所属する自治体でも待機児童対策などの緊急対応が必要なテーマがあれば別ですけど、通常は縦割りの組織があって、必要に応じてゆるくつながるという程度です。

速水市長:総合計画はないんですか? 基礎自治体に策定義務はありませんが、それがないと何を目指していいかわかりませんよね。

石塚:総合計画はありますが、ベースとなるビジョンがありつつも個々の具体的な取り組みは縦の組織の中で考えるという感じです。もちろん色々な部署間の連携はありますが、一つのイシューに対して全庁的に支援チームを作ることはなかなかできない気がします。

各部署の連携した案が委員会で審議されていく

石塚:いろんな部署の人たちが、いろんな自分たちのスキルを持ち合って、そこで一つの課題に対応していく形は理想的ですね。

速水市長:以前に、保育園の待機児童が増えて受入れ定員をどう増やすかという話になりました。子ども政策局は、今の保育園をちょっと拡大して対応しようとしたんですけど、それでは定員のキャパが足りない。その際、施設を新たに建てないといけないのではという話が部署を超えた会議の中で出てきたんです。住宅担当とかいろんな部局の担当が集まっているからこそ、そういった意見が出てくる。子ども政策局だけだと予算の問題もあるし、他部署の領域に踏み込んだ提案は難しいですよね。

石塚:どうしても調整コストを考えて、妥協してしまいがちですね。

速水市長:そうやって色々なところが検討してきたものが、部長級がトップの地方創生対策委員会に上がります。そして、最終的に人口対策本部兼地方創生対策本部の中でゴーサインが出れば、事業がスタートするのです。

石塚:そうなると、職員の方は総合計画の目標達成に向けて、日々、具体的な職員提案にチャレンジしている。それを議会に上げていく段階ではすでに色々な部署との調整が済んでいるわけで、強固な理論武装ができているんですね。
(取材・文=石塚清香)

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※本インタビューは全5話です。facebookとTwitterで更新情報を受け取れます。

 

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