(記事提供=株式会社フィラメント thefilament.jp )
皆さま、あけましておめでとうございます。
フィラメントでは、初出の日に社員みんなで「若宮商工稲荷神社」に商売繁盛を祈ってお参りしてきました。
昨年末も書きましたが、2018年はフィラメントにとって激動の一年でした。(ただし過去記事を読み返していたら2017年末も激動だったことが判明)
そして、フィラメントの変化も激動ですが、社会の変化、企業や組織の在り方もまた大きく変わりつつあることも強く感じています。
今回は、2019年の始まりにあたって、今、僕が実感している「これからの社会がどうなるのかという予測」と、社会の変化に合わせて、フィラメントがどういう価値を提供していきたいかという話、つまり2019年の抱負のようなことを書いてみたいと思います。
◇2019年からの社会動向18の見立て
高まる個人の力
瞬時に揮発していく情報がビジネスを高速化
ビジネスのダウンサイジングの進行
仕事の単位が「プロジェクト」に変化
ビジネス環境の変化がさらなる「個人の力」強化へループ
個人によるデータ生成がこれからさらに爆発的に増大し一般化する
高まる個人の力
1.情報を生成する主体が個人になっている
個人が情報を生成することとなった。このことがあらゆる変化の起点となっている。
2.個人の看板がかつてないほどに強まっている
個人が生み出す情報はネット上に記録され看板となる。
3.個人単位でつながりが生まれ、そのつながりがビジネスの大きな軸となっている
所属する組織でなく個人が信頼の主体となり、信頼がビジネスの起点となっている。
瞬時に揮発していく情報がビジネスを高速化
4.情報生成量の爆発的増大に伴い、情報の賞味期限が短くなった
情報を生む主体が膨大に増えたため、処理するスピードも高速化せざるを得ない。
5.商品のコモディティ化はかつてないほど速くなった
情報処理のスピードが高速化することは商品の賞味期限も短くしていく
6.商品製造プロセスの長い業種(メーカーなど)ほど儲かりにくくなっている
リードタイムの短縮に限界がある業種は不利となっていく。
ビジネスのダウンサイジングの進行
7.大ヒットする製品が生まれにくくなっている
情報の賞味期限の短縮と個人の趣味嗜好の細分化が主な原因である
8.ビッグブランドが生まれにくい(育ちにくい)
ブランドが育つ時間より陳腐化のスピードの方が速い。そのため既存の大ブランドの優位性が強固になっている。
9.ニッチな需要を共感に基づいて開拓する手法(クラウドファンディング)が一般化
大きなヒット製品ではなくニッチな製品がたくさん生まれる傾向
仕事の単位が「プロジェクト」に変化
10.インスタントかつローコストで成果を出せる「プロジェクト」型の仕事が一般化
本業を持ちながら、兼務で別事業にも従事するスタイルが大企業でも定着
11.組織の枠に縛られないプロジェクトが普通に
社内横断だけでなく、社外横断型、共創型など様々なスタイルのプロジェクトが創出
12.オープンイノベーションからオープンプロジェクトへ
イノベーションは人為的に起こせないがプロジェクトを成功させることは不可能ではない
ビジネス環境の変化がさらなる「個人の力」強化へループ
13.多くの業種が「コンサルタント化」。またはコンサルティングユニットが設置
既存事業の陳腐化が早くなったため、顧客ニーズの顕在化をいち早く図っていく必要が高まったため。
14.ソフトスキル(ヒューマンスキル)が重要視されるようになっている
仕事のプロジェクト化とコンサルタント化がソフトスキルの重要性を際立たせている
15.「個人の力が増していく流れ」に順応した個人の力はどんどん強化されるループが確立
ソフトスキル重視の流れと個人の看板や個人のつながる力の増大がセットとなって個人へのエンパワメントを強化し、そこで実績ができれば一層の個人の看板強化につながって…という循環が生まれる
ここまではもうすでに普及しているテクノロジーによって実現しつつあったり、間もなく実現するのではないかと思われることです。
そしてこれから一般化していくであろうブロックチェーン技術などの最先端のテクノロジーによって、さらに以下のようなことも起こっていくと思います。
個人によるデータ生成がこれからさらに爆発的に増大し一般化する
16.今まで以上に個人が様々な形でフットプリントを残すようになる
SNSで発信したり、イベント登壇履歴やスライドの共有などで自らの考え方や業績を検索可能な状態にしていくことはさらに加速し一般化する
17.モビリティ革命やキャッシュレス革命、スマートコントラクトは個人のフットプリントを明確にさせる
こうしたフットプリントは本人が意図しなくても残されていくようになる
18.個人のあらゆる痕跡は何らかの形でデジタルな世界のどこかに残されることとなり、それらが総合的に個人の信頼形成の要素となっていく
こうした世界では、ごまかしやハッタリが効かず、個人の真の価値がより一層問われる時代となるものと思います。
…というのは年末に読んだこの本の受け売りなんですが
『つまらなくない未来 ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけた』小島健志(ダイヤモンド社)
この本の著者の小島さんは、僕が公務員時代に取材いただき、「変わり者公務員」として週刊ダイヤモンドに掲載してもらった方でして、僕の起業の背中を押してくれた恩人でもあります。そんな小島さんの本で、今また、未来の示唆をいただいたような感じです。
「個人の価値が問われる時代」におけるフィラメントのミッション
こうした時代の流れにあって、フィラメントは自社のミッションを以下のように定義しています。
ソサエティ・リフレーム・エンジン
自ら変革する人を創り、その変革を導く
上記の「18の見立て」であげたような時代において、どんどんとパフォーマンスを発揮し、個人として社会に価値を提供していける人材を生み出し、育てていけるような活動に注力することによって、社会全体を結果的にリフレームしていく起爆剤になりたいと思っています。
また、個人の変革を導くためにはその人のチャレンジを後押しし、成功体験につなげていくことが非常に効果的です。新規事業の創出をめざすプロジェクトを成功に導く「プロジェクトドライバー」としてできるだけ多くのプロジェクト、チームをサポートしていきたいと思っています。
「自ら変革しようとする人を創り、その変革を導く」そして個人を起点とした「ソサエティ・リフレーム・エンジン」となる。
そのためのプロジェクトドライバーとして2019年、猛進していきたいと思っております!!
ちなみにこれらの見立てのほとんどは、この年末年始に帰省していた島根の僕の地元から大阪に戻るバスの中で書いたものです。
坂本龍馬の船中八策とは比較しようもないですが、移動の最中というのは色々アイデアを具体化するのにちょうど良い何かがあるのかもしれませんね。