記事タイトル:令和6年第12回経済財政諮問会議
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/minutes/2024/0903/agenda.html
(文=川口 克仁)
今回は、経済財政諮問会議を取り上げます。骨太の方針で有名な会議体ですね。こちらは、日本のマクロ経済運営と、それを踏まえた予算編成を大きなテーマとしています。マクロ経済運営については、デフレ思考からの脱却と経済成長思考への移行を強く指向した議論が展開されてきました。
第12回は、岸田政権のもと日本経済は改善傾向にあり、デフレ脱却の道筋が見えてきたという内容でした。資料2のマクロ経済参考資料においても、消費者物価は2%程度の伸びが継続する見通しであることや、今年の春季労使交渉では33年ぶりの高い賃上げ、夏季のボーナスも2018年に次ぐ史上2番目の高水準であるなど、過去との比較において顕著な改善傾向がある旨が記載されていますが、皆さんは日本の経済が良くなっている実感がありますか?
大阪でも、ミナミでちょっと良い目の鮨屋に入ると日本人の声が聞こえてきません。中国語?韓国語?英語?ばっかり聞こえてきます。日本人はというと、とにかくコスパの良い店で大行列。牛丼が値上げされたから食べれないとか、ポイ活が流行る今の日本。ビッグマックも国際比較をすると、日本は韓国やタイよりも安いそうです。とにかく「安さ」や「お得さ」を何より尊ぶような価値観が定着していると感じます。
ということで、過去ではなく、他国と比較するために、OECD加盟国の人口一人当たり国民総所得を経年で調べてみましたが、日本は本当に厳しいことになっています。
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