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#地方公務員が気になるニュース 令和7年2月13日(水道、下水道ほか公営企業 )

記事タイトル:道路陥没、下水管破損が原因か 埼玉12市町は「下水道使用抑えて」
https://www.asahi.com/articles/AST1X2HTYT1XUTNB00VM.html
「日本の下水道管」を劣化させている6つの要素
https://toyokeizai.net/articles/-/856276?display=b
(文=菊池 明敏)


埼玉県八潮市の県道交差点で道路が直径40m、深さ10mも陥没しトラックが転落した事故の原因は下水道管の劣化腐食破損によるものと見られています。

このニュースに触れ、まだ運転手の安否不明の事故に胸が潰れる想いと同時に、筆者を含めて上水道、下水道事業関係者の中には「とうとう下水道管も老朽化の時代に入ったか!」と思った人は少なくないと思われ、水道界下水道界を震撼させる事態に発展していくと思うところ。

全国的に下水道事業は水道事業の整備が始まった、その10年~20年後に本格的な整備が始まっています。つまり水道管や水道施設の老朽化の10年~20年後に下水道管や下水道施設の老朽化がやって来るということです。

今、水道事業においては管路施設の老朽化が顕在化し、統計に計上されているだけでも年間2万件を超える漏水が発生しており、老朽化対策が叫ばれています。水道事業は1960年代頃から大量投資が始まっているので、古い管や施設は既に60数年ほど経過していて、今後老朽化する管路が大量に増えていくという局面に入っていますが、この水道事業に遅れて10年~20年後に整備が始まった下水道管や施設はまだ法定耐用年数を過ぎたものはそれほど多くなく、全国的に見ても有収率が比較的高い状況にあるため、まだ老朽化の議論は活発化していません。しかし、こういった事案を見ると下水道にも確実に老朽化が忍び寄っていることを実感せざるを得ません。報道では12市町120万人に影響が生じており、期間は中長期に渡る見込みとのこと。災害級の事態と言えるでしょう。

今後更に続報について解説する機会もあるかと思います。


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