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【読者投稿】私は、「超親切な自治体職員」になりたい

‐現役の大学生で自治体職員志望である、ペンネーム『埼玉のせっきー』さんより投稿いただきました。初の大学生からの投稿ということで、とてもありがたいです。まずは、ご覧ください。

 私は、「超親切な自治体職員」になりたいです。
 超親切。ずいぶん抽象的な言葉ですが、そこにかける思いは強いものです。
 自治体の職員というと、機械的な対応しかしないというイメージを持っている方が残念ながら多いと思います。
 そんな固定観念を覆すためにまずは自分が、「超親切な自治体職員」として歯車の一つの歯となり、将来的にはその歯車の歯が増えていくことで「超親切な自治体」としていきたいです。
 もう少し具体的に述べると、住民の方とのやり取りで「これはできない」や「うちは担当外」と一転張りに言うのではなく、「こうしてはどうか」や「担当部署までご案内します」というような住民目線の対応ができる職員になりたいのです。
 このように思うようになったのは、自治体が実施している「住民意識調査」の自由記述欄、つまり“住民の声”を読んだときです。まとめられた“住民の声”は膨大な量でしたが、私はひとつひとつ丁寧に読んでいきました。
 すると、あることに気づいたのです。
 それは、住民が思っているニーズと自治体が思っている住民のニーズとに差異があるということです。
 自治体は、自由記述欄以前の質問については分析していますが、“住民の声”についてはただまとめているだけです。でも、本当に大切にしなければいけないのは“住民の声”なのではないでしょうか。
 自由記述欄以前には、自治体が行っている政策の名称だけが書かれていて、それについてどう思うかという質問がたくさんありました。でも、住民としては政策の名称だけではどんなことをしているのかわかりません。
 そんな状態で調査しても意味ありません。
 そんなとき、私だったら「政策について丁寧に説明して、理解してもらった上で調査をするという努力をするのに」や、「“住民の声”に対してしっかり応答していくのに」と思いました。
 これが、「超親切な自治体職員」を志すきっかけです。
 この取り組みを実際に行い、“住民の声”で「いつもありがとう」という言葉が増えればやりがいに繋がると思います。だって、住民のために働く自治体職員にとってこれ以上の褒め言葉はないのですから。

 『埼玉のせっきー』さんには、是非、自治体職員になってほしいと思います。そして、社会の荒波に揉まれても、今の志を貫き、ご自身が仰るような「超親切な自治体職員」として活躍してほしいです。
 人間、給料をもらえる組織に所属すると、その組織の文化や論理に染まります。それは自分の大学時代の知り合いを見ていても思います。
 そして、染まると同時に、本来の価値を忘れてしまうこともあります。例えば、ものすごく行きたかった大学に入学しても、数か月後には大体の人はその大学に入った価値、所属している価値を気にも留めなくなります。社会人として入る組織も同じ、人は良い意味でも悪い意味でも適応能力があるのです。
 だから、自治体職員の価値を理解して、自治体職員を目指す『埼玉のせっきー』さんのような方たちには、「超親切な自治体職員」と同時に、自治体職員の先輩方が時に忘れかけてしまっているような、自分たちの存在価値をも伝える存在にもなってほしいなと思うのでした。
<記=加藤年紀>

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⑤他の自治体が真似できる具体的な取り組み
⑥匿名だから言える『本当に知ってほしいこと』
⑦その他
【民間の方】
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