インタビュー

【福井県庁 岩田早希代 #1】元NHKディレクターの転職 SNSリーチ数は225万人超

岩田早希代1
岩田早希代の経歴
1983年福井県坂井市生まれ。仁愛大学人間学部コミュニケーション学科を卒業後、中国・浙江大学国際教育学院に留学、帰国後NHK福井放送局で番組ディレクターを務める。2011年青年海外協力隊に参加し、アフリカ・マラウイ共和国にある国際NGO・Population Services Internationalで映像制作に従事。帰国後、NHK福井放送局、FBCアドサービス勤務を経て2016年7月に福井県広報課に着任。

-「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員」賞を受賞した、岩田早希代氏。民間企業から地方自治体に転職した者が感じる不安の中で、日々圧倒的な量と質のコンテンツを配信している。
専門性に秀でた職員が、地方自治体に転職すると何を感じるのか、そこまで想いが至らなければ地方自治体が今後、高度な専門性によって住民満足度を高めることは難しい。岩田氏が任期付の職員として働く、2年2か月の中で感じた忌憚なき想いを伺った。

加藤:今の所属部署の役割とされているお仕事の概要について教えていただいてもいいですか?

岩田氏: 2016年7月から県庁広報課に3年任期の専任職員として配属されました。これまでの福井県の広報は、県民の方向けのお知らせが主流でしたが、今回はSNSやYouTubeなどを活用し、福井県の魅力を全国に向けて発信するプロジェクトが初めて立ち上がりました。

その動画制作・情報発信ができるマスコミ出身の民間人を県が募集し、私が応募・採用されました。

加藤:発信の目的はどこにあるのでしょうか?

岩田氏:よく移住定住や観光誘客と間違われやすいんですけど、福井県が47都道府県の幸福度ランキングで今年を含め3回連続1位になりました。その福井県の魅力を全国の幅広い年代の人に届け、認知を上げることを目的としています。

 だから、取り上げる話題も観光だけでなく、教育から福井国体の話題だったり、伝統工芸を含む産業、地域の絆が見える伝統の祭など多岐に渡ります。福井が誇れるものや福井の人々が幸せに暮らしている姿は、全て紹介すべき話題として取り上げます。

 

 

 

福井のアンテナショップで撮影

 

ショップ従業員を巻き込みながら特産品の紹介

 

フォロワーが4000人超 リーチ数は225万人

加藤:目標とする指標はあるのでしょうか?

岩田氏:「観光客は何人増えましたか?」「移住者が出ましたか?」とか聞かれるんですけど、そういうものはありません。とにかく週に3回、年間150本の写真記事、月に1本の動画をSNS上で配信することが3年間求められています。

加藤:今までSNSではどれくらいの閲覧があったのでしょうか?

岩田氏:Facebookはフォロワーが4000人を超え、リーチ数が225万人、動画の再生回数は32万回です。また、Youtubeにも動画を掲載していますが、62000回視聴されています。

加藤:制作されている動画コンテンツは、テレビ番組のようなクオリティですよね。福井の恐竜博物館で360°見渡せる映像配信などは圧巻です。どういう点にこだわっていますか?

 

岩田氏:もともとテレビ局のディレクターとして働いていたので、やはり、コンテンツの質です。ご覧になる人が面白いというものを作ることにこだわっています。

加藤:お仕事する体制はお一人なのでしょうか?

岩田氏:はい。私が一人で企画から出演も編集も全て、写真記事も動画制作も一人でやっています。外注もしていません。ちなみに広告も1円も打ってないですよ。

加藤:さり気なくお話しされていますが、すごいことですね。自治体から見ると、コンテンツ価値に対する制作コストがものすごく抑えられていると感じます。

岩田さんの周りにはいつも笑顔があふれる

 

※本インタビューは全5話です。facebookとTwitterで更新情報を受け取れます。

 

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