インタビュー

【越前市 波多野翼 #3】 「何のためにやっているか」を話し合う必要がある

波多野翼TOP3

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子どもは生き抜く力を持っている

西澤:波多野さんは「チャイルドコーチングアドバイザー」や「チャイルドカウンセラー」などの資格の取得、さらには絵本「いなくなれおばけのバッチン」も出版されています。

波多野氏:三人の娘の父親として毎日楽しく遊んでもらっていますが、長女が生まれたときは不安でしたね。特に父親の皆さんに共感していただけると思うのですが、子どもが産まれると突然「父親」になるじゃないですか。そこで自分が父として何をすれば良いのか戸惑ってしまって(笑)。

西澤:よくわかります(笑)。

波多野氏:自分が親に育ててもらってきているから、子育てはなんとなくイメージできます。ただ、それが今の時代に合っているか疑問に思うわけです。世の中がすごいスピードで変わっているなか、今までと同じやり方で良いのだろうかと。

西澤:たしかに今まで通りではダメだとよく聞きます。

波多野氏:どの本を読んでもこれからの時代はクリエイティビティやコミュニケーションスキルが大切だと書いてありますよね。改めて、自分の子どもを見たときに「あれ?子どもって最初から、これからの時代を生き抜く力が備わっているじゃないか」と気がついたんです。

西澤:もともと子どもが持っているものが、これからの時代に必要だった。

波多野氏:はい。そして、私自身が子どもの頃に持っていたそういうものは、どこで削ぎ落とされたのかと(笑)。そうやって考えていったとき、大人は子どもを「子どものまま大人にしないといけない」と思ったんです。

子どもを子どものまま育てる

西澤:子どものまま大人へ育てるにはどうしたら良いのでしょうか。

波多野氏:私が行き着いたのは「コーチング」でした。こちらが答えを教えるのではなく、相手が考えをまとめて、決めて、実行するように接してあげる。そのために資格を取って、子どもと向き合おうと思いました。

 これからの時代に必要なことは、もう子どもが持っている。なのにそういった力がそぎ落とされた大人が「これが正しい、あれは間違いだ」なんて言うのはおこがましいですよね。私自身、子どもから気付かされることもたくさんあります。

西澤:具体的にどんなことがありましたか。

波多野氏:長女が3歳になるとトイレトレーニングが保育園ではじまり、家でもおむつではなくトイレでおしっこやうんちをするように練習し始めました。けど長女はどうしてもうんちがトイレでできない。おしっこはトイレでできるんですが、うんちとなると一度パンツを脱いで、わざわざおむつを穿いて、その中でプリッと。

 パンツを脱いでおむつを穿くくらいなら、パンツを脱いだ時点でトイレに行けばいいじゃないですか。それで私も妻も何度も「トイレでしないとダメでしょ」と言うわけです。できないとどんどん口調も強くなる。ある日、長女に私が「トイレでしなさい!」というと、今まで聞いたことのない大きな声で「どうして、トイレでうんちしなくちゃいけないの!!」と言われたんです。
 それを聞いて私は「確かに!なんでだろう?」と思っちゃたんです。だって、今までおむつでおしっこやうんちをしていて何も言われなかったのに、クラスが上がると急に「トイレでしなさい、トイレでしなさい」って言われるんですよ!まるで役所みたいじゃないですか。「前例踏襲!おしっこ、うんちはトイレですることが決まっています」みたいな。

西澤:それでどうしたんですか?

波多野氏:「お父さんが悪かった。一緒にトイレでうんちをしなくちゃいけない理由を考えよう」って3歳の長女と話し合いをしました。それで、トイレでうんちをすると「部屋が臭くならない、おしりを拭くのが楽、おむつを買わなくていいからそのお金でお菓子が買える」などなど色々と意見がでました。それから長女も自分が考えて納得したのか、すぐにトイレでうんちをするようになりました。

役所でも「何のためにやっているか」を話し合う必要がある

西澤:やっぱり話し合うって大事なんですね。役所の仕事にもつながるように思います。

波多野氏:そうなんです。市役所の中でも「前からやっていたからやらないといけない」って言われることがありますが、それって理由になってないですよね。
 だから改めて「何のためにやっているか」を話し合って明確にする必要があると思うんです。「何のために」が明確になれば、「それならもっとこうした方がいいんじゃないか」とか「もう時代にあってないからやめても支障はないんじゃないか」って創意工夫もしやすくなります。そういったことを子どものうんちから学ばせていただきました。あっ!なんかすいません、レストランでうんちの話をしてしまって…。

西澤:(笑)。

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