インタビュー

【越前市 波多野翼 #2】ボルガライスから派生した様々な取り組み

波多野翼TOP2

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アナログファンディング?70人超が金銭的支援

西澤:ボルガライスが一気に知られるようになるきっかけがありましたか?

波多野氏:ありました。越前市出身の劇画家「池上遼一」さんにポスターを書いてもらったことですね。このポスターが2010年10月に完成してから、たくさんのメディアから取材を受けることになりました。「もったいない 福井人気質」の記事を書いた日本経済新聞の記者さんも取材してくれました(笑)。

ボルガライスのポスター西澤:ボルガライスのポスターには本当にインパクトありますよね。ポスターの制作費はどうしましたか?

波多野氏:印刷費もかかりますし、協会メンバーのお小遣いではハードルの高い金額でした。まず、補助金が頭に浮かんだんです。だけど、補助金で大変な思いをしている市民の人も見てきているので、協会メンバーと話し合い、知り合いから1口1,000円で協力金を集めることにしたんです。協力金をくれた人には、完成したポスターを1枚あげることにしました。

西澤:まさにクラウドファンディングですね!

波多野氏:クラウドは使ってないのでアナログファンディングですかね(笑)。けどこのアナログファンディングをやって本当に良かった。70人以上の人が協力してくれて、製作費が賄えましたし、ポスターをあげたら本当に喜んでくれて、いろいろなところに貼ってくれたんです。普通の民家や電気屋さん、美容室、酒屋さん、さらにはお地蔵さんのお御堂まで。
 行政が作ったポスターはせいぜい市役所や観光施設くらいですが、私たちのポスターは飲食に関係のないところまで貼られていたんです。その状況がメディアの取材に繋がりました。本当にみなさんのおかげです。

ボルガライスに関するイベントも開催

 ボルガライスに関するイベントも開催

地元から全国までボルガライスの様々な取り組み

西澤:ボルガライスに関する新聞記事などを見ていると、市民やお店などとコラボしていることが多いように感じます。

波多野氏:実は協会で企画して、市民やお店にもちかけているじゃないんですよ。市民やお店が自ら取り組みを考えてくれているんです。彼らから協会に連絡があって、協会がマスコミにプレスリリースを配信して取材してもらうことがほとんどですね。本当に面白いことを考えて実行してくれているのは、市民やお店です。

西澤:今までどんな取り組みがありましたか?

波多野氏:武生南小学校の生徒が11メートルの巨大ボルガライスを作ったり、飲食店の人がうなぎのフライを乗せた「ウナボルガライス」を開発してくれたり、オタフクソース株式会社がボルガライス専用ソースを販売してくれたりと、沢山の取り組みがあります。
 また、お寿司やあられなど様々な派生商品があるんですが、その中に「ボルガアイス」というデザートもあります。これを提供しているお店は「天狗寿司」という老舗のお寿司屋さん。ボルガライスは提供していないのに、ボルガアイスは提供しているんです。

 天狗寿司に立ち寄った際に社長と「ボルガライスとボルガアイスって、なんか似てますねー」なんてことを酔っぱらって話していたんです。すると、社長が「ちょっと待っててください」と言って20分後にお皿が運ばれてきたんです。
 お皿にはクレープで巻いたアイスの上に、パン粉をつけて揚げたフレンチトーストが乗っているんです。そのフレンチトーストをトンカツに見立てていて、その上にチョコソースがかかっている。見た目はボルガライスなのに食べると甘くて冷たい絶品スイーツなんです。それを協会でプレスリリースを配信したところ、たくさんのメディアが取り上げてくれました。

ボルガアイス

ボルガアイス

西澤:大手コンビニもボルガライスを売り出したんですよね。

波多野氏:セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、サークルKサンクスがボルガライスを販売することとなりました。サークルKサンクスについては全国発売です。これらの商品にボルガラー協会の公認を付けたんですが、「越前市のご当地グルメボルガライス」とパッケージに表示することを条件として、越前市とボルガライスの名前をPRできるようにしました。

楽しいこと、ワクワクすることしかしない

西澤:なぜみんながボルガライスに関わる取り組みをしてくれるんでしょうか。

波多野氏:ご当地グルメで町おこしをしている団体の方と話をすることがありますが、「みんながいろいろやってくれて羨ましい!!」と言われます。どの団体の人も自分たちでイベントの企画や商品開発、そしてPRをして、販売といろいろしていますが、私たちはイベントや商品開発をせず、あくまで費用のかからないPR活動に力を注いでいます。

 そして、協会の活動はプライベートな趣味的な活動なので、楽しいこと、ワクワクすることしかしていません。そうした姿がメディアで取り上げられるので、「ボルガライス!なんか楽しそう」と思って、みなさんがいろいろと企画してくれるんじゃないでしょうか。

西澤:市役所内の評判はどうでしたか。

波多野氏:協会設立当初は、たくさんの人からいろいろ言われましたよ。「越前市なら越前おろしそばをPRしないとダメだろう」とか「今時ポスターなんて作っても誰も見ない」とか「ボルガライスの定義をしっかり定めないといけない」とか「そんなことより仕事に力を入れたらどうだ」とか…。
 けど一方で市役所の中で「そう言わんと、好きにさせてあげようや」と言ってくれる人もいました。どうしても叩かれることに気を取られてしまいますが、市役所の中で応援してくれる人たちがいたことに、気持ち的にとても救われました。

(取材=福井市役所 西澤公太 編集=小野寺将人)

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※本インタビューは全5話です。facebookとTwitterで更新情報を受け取れます。

 

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