記事タイトル:医師派遣時間、前年度を「堅守」
https://medical.jiji.com/news/59708
(文=市橋 哲順)
今回の記事は、タイトル以上の要素が詰まっていまして(そこが良いところなのですが)、取り上げる内容としては3つです。
●医師の働き方改革
●大学からの医師派遣
●大学病院の経営状況
記事の概要(補足含めて)
- 他業種が先行する中、今年4月から「医師の働き方改革」がスタート。残業に総量規制がかかり、原則として年960時間までとなった。
- これにともない、地域医療を担う医師、特に大学病院から地域の病院に非常勤派遣している医師の稼働が確保できなくなり、地域では救急などが取れなくなるのではないか、との懸念があった。
- しかし、実際には大学病院からの非常勤派遣医師の稼働はそこまで増えておらず、地域医療が提供できなくなる水準には至っていない。
- 一方、大学病院の医師確保は厳しい状況にあり、その大きな要因が「直美」(臨床研修を終えた医師が美容整形の道を選択して、大学病院に医師が集まらない)と言われるもの。
- このような事態がさらに進むと、大学病院から医師が派遣できなくなり、地域の医療が危機に瀕すると言われている。
- そして、大学病院は赤字にも苦しむ。光熱水費の高騰もあるが、人事院勧告も大きく影響。人件費アップで、極めて厳しい経営状況になっている。
- これについて、国立大学病院長会議会長である大鳥氏(千葉大学病院長)は、地域医療確保などのために都道府県に設置された「地域医療介護総合確保基金」に実効性がないことを問題視。現在、国2/3負担のところ、全額国負担にすべき、と訴えている。
かなり補足が多いですが、だいたいこんな感じです。
ちょっと複雑な要素もありますので、さらなる解説をサロン会員限定で行っていきます。
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