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#地方公務員が気になるニュース 令和6年8月23日(漁業)

記事タイトル:「発信をすることで少しでも大勢の人に現状を知ってもらいたい」連日の猛暑・海水温上昇 宿毛湾の養殖業へ影響
https://www.excite.co.jp/news/article/kutv_1198221953866187472/
(文=中村 広花)

今月は海水温が上昇していることによる養殖業への影響について書かせていただきます!

高浜町でもふぐや真鯛などを養殖しているのですが、高いもので、稚魚は1匹500円。1年半~2年かけて育てて約1匹3,000円で売ります。今は餌も高騰、漁船用の燃料も高騰、網などの道具も高騰。。。コストは上がっていますが「魚は高い」と魚食離れも進んでいるので、漁師や養殖業者はいいものを安くする工夫をするか、いいものをもっとよくする工夫をするか、日々頭を悩ませています。

しかし。。。今日の朝5:00時点の表面海水温度は30℃。人間でも暑いのですから、魚には熱湯です。そして、暑すぎるためどんどんと死んでしまっています。もっと深くすればいいとか、もっと違う場所ですればいいとか、そんな簡単なことでもなく。

「美味しい」を届けるために手間暇かけて育てた魚たちがどんどんと死んでしまう、しかも自然のことなのでどうしようもできない、と落胆する養殖業者の背中にどんな言葉をかけていいのか…と。餌をあげるのを控えたり、太陽が当たらないようにたくさんある生簀にネットをかけたり、試行錯誤もしています。

海水温の上昇は全国、世界各地で不漁不作をうんでおり、身近なことでいうと今お米もスーパーで購入制限があるなど(開店アタックは負けました)、私たちの「食」に多大なる影響を及ぼしています。また、当町でいうと観光の核となっている「海水浴」当町ではアジアで初めて国際環境認証ブルーフラッグを取得したビーチがあるのですが、海水も冷たくないし、砂浜は影がないので暑すぎるし、でお客さんが減っていますし、滞在時間もどんどん減っています。熱中症アラート発令で屋外での活動を控えるように、と夏場の屋外観光コンテンツにも高温の影響が響いています。

高水温耐性の魚を研究するとか、生み出すとか、魚種を変えるとか、陸上養殖に移行するとか、考えないとけないことが山盛りです。

魚を買いたい人が押し寄せる光景を見てみたい気もしますが、当たり前を当たり前にするためには私たち消費者の日々の意識改革も1つのピースになるかもしれないですね。


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