高知県日高村は令和3年度に「村まるごとデジタル化事業」を進めて、スマートフォン普及率100%を目指しています。事業開始前、村内のスマホ普及率は64.5%だったものが、令和4年6月時点では79.7%まで向上しました。特筆すべきは高齢者の普及率の向上です。事業開始前、70代は40.4%だったものが、令和4年6月時点で69.9%へ。また、事業開始前に10.9%だった80代の普及率は、33.1%に向上しました。デジタルディバイド層に注力し、成果が出ているのがこの取り組みの興味深いところです。
近年、社会保障費の増大はすさまじく、日本の社会保障の仕組みを維持していくためにはあらゆるコストの効率化を検討する必要があります。デジタル化はそのツールとして期待されている一方で、特に地方では、スマホやPCなどのデジタル機器に慣れていない方も多く存在します。そういった方々にデジタルに触れ、使いこなしてもらえるようになることは、彼らのQOL向上につながるだけでなく、社会システムの維持のためにも不可欠です。
そこで、本セミナーでは全国的にも注目される「村まるごとデジタル化事業」を進める日高村の安岡周総さんと、本事業に関わるチェンジ株式会社の尾形正則さんを迎えて、その取り組みをお聞きします。日高村の取組みは現在進行形で進められ、今年の2月には村民向けに開発した健康アプリ「まるけん」ではポイントを貯めて地域通貨を獲得できるようになり、今後、「対話型AIによるフレイル予防と見守り」等も進めていく予定だそうです。
さらにこの先にどのような施策を進め、どのような未来を見ているのか?
リアルな側面を知る、ファシリテーターのKDDI株式会社の高井奈月さんに紐解いていただきます。
▼当日聞けること
・日高村のデジタルディバイド対策への取組み
・日高村が目指す今後の未来と具体的な施策
開催概要
テーマ:『誰ひとり取り残さないデジタル社会』実現のために、自治体ができること-日高村の事例から」
日時:2023年8月17日(木)21:00〜22:30
場所:オンライン(Zoom利用)
参加資格:どなたでもご参加いただけます。下記フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/7KKi13dbBexeWk4b9
登壇者
安岡 周総さん
高知県日高村 企画課 主幹
高知県日高村出身。 大学卒業後、神戸で就職するも「地元に貢献したい」という想いから、出身地の日高村職員へ転職し、企画課にて大活躍中。村まるごとデジタル化事業の発起人の一人。
尾形正則さん
株式会社チェンジ NEW-IT ユニット シニアマネジャー
2011年にチェンジ入社。以降、現場業務のDX、生産性向上や業務効率化をテーマにしたアプリ開発のPMを経験。2021年より日高村まるごとデジタル化事業に参画し現在に至る。 【専門領域】事業戦略の策定と実行/プロジェクトマネジメント/チームマネジメント
高井奈月さん(ファシリテーター)
KDDI株式会社 経営戦略本部 地域共創推進部
2014年入社。2019年より地域共創推進部にて、地域共創ファンドを通じたベンチャー支援、社内外広報等を担当。2022年より日高村まるごとデジタル化事業へ参画。
当日のプログラム
時間 | 内容 |
21:00~22:30 | セミナー/ディスカッション |
▼本イベントはどなたでもご参加いただけます。下記フォームよりお申し込みください。
https://forms.gle/7KKi13dbBexeWk4b9
※facebookとTwitterでHOLG.jpの更新情報を受け取れます。