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HOLG編集室

著者が語る「公務員1年目の超基本」(古橋香織)

(文=古橋香織)

こんにちは。イメージコンサルティングラボColorCommonsの古橋香織です。この度、学陽書房さんより『公務員1年目の超基本』を出版させていただきました。それにあたり、こちらのホルグさんのウェブサイトにて拙著の出版経緯と、内容をちょっぴりご紹介したいと思います。改めましてこの度は、素敵な機会を頂戴しありがとうございました。

まず一言。現職時代の私はスーパー公務員ではありません

キャッチーな副題を付けてしまいましたが、私は決して在職中、輝かしい実績を残した公務員ではなかったということを、皆さんにお伝えしておきたいです。それどころか、手元に返ってきた決裁原議は赤訂だらけ、上司からもミスの多さを指摘されて凹んでいるような、なんとも残念な職員でした。ミスをするたびに、「私、公務員絶対向いてない!!」と思いながらも、一生懸命毎日を過ごしていました。

しかしそんな私も在職中の自分様子を振り返ってみると、大変だったことや辛かったことはあるものの、それなりに楽しく公務員生活を送っていたように思います。

決して「しごでき」ではなかった私。そんな私でも公務員生活では2つのことに気をつけていました。それは「感じの良い職員を目指す」ということと、「常にご機嫌に仕事をする」ことです。拙著『公務員1年目の超基本』では、この2つの軸を大切にするとともに、前著『公務員男性の服』で扱った身だしなみ分野に加え、私が公務員だった頃の接遇やコミュニケーションのノウハウを総動員し、最前線で働く現役公務員の皆様に役立つ内容が出来上がりました。

すなわち、拙書『公務員1年目の超基本』は普通の職員が、周りから好感を持ってもらい、そして自分が機嫌よく働くためのメソッドを詰め込んだ本なのです。

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公務員向けの接遇本が欲しい!というオーダーを受けて

接遇やマナー、コミュニケーションに関する書籍は民間向けのものは多数出版されているものの、本の中身を公務員が丸ごと使えるような書籍はほとんどありません。本稿を読まれている人の中には、民間から転職をして公務員になり、その文化の違いに戸惑っている方や、右も左も分からない公務員内定者の方もいらっしゃるかと思います。実際のところ、大学卒業後に公務の世界に飛び込んだ純粋培養の公務員であった私も、入庁当初はその独特な慣習や雰囲気に度々戸惑っていたことをよく覚えています。

現役公務員の方はすでにお分かりかと思いますが、公務員の世界は民間と比較をしても、その業務内容や仕事へのマインドなど、大きく異なっている点が多数あります。その一方で、仕事をするにあたっての礼儀やマナー、コミュニケーションがどれほど人間関係に円滑さをもたらすかは、民間と大きく変わるものではありません。

一方で、仕事に直結するような実務関連の知識は、研修やOJTで指導してくれるものの、今の自治体には、接遇やマナーなどの仕事の作法について、指導する余裕まではありません。しかもこれらの正解は曖昧になりがちで、人材育成の際「これで本当に合っているのか?」と不安に思うことも多いと思います。そのような指導的立場にある人にも、お役に立てる1冊に仕上げました。

接遇やマナー、コミュニケーションの分野は若手のうちは周りが注意したり、アドバイスをしたりすることがありますが、年次が上がるにつれて、周りは誰も指摘してくれなります。「仕事はできるのに、〇〇さんはマナーやコミュニケーションがちょっとね‥」と裏で思われてしまうのは実に残念です。このような背景から、拙書は、住民や同僚など、公務員であればだれもが出会わなければならない人と、どのように「好感」を持ってもらえるようなやりとりができるかを書かせていただきました。

公務員の仕事は「印象のミルフィーユ」

平凡、いえむしろ平均以下だったかもしれない私は、公務員としての能力は高くはありませんでしたが、「周囲に良い印象を与える」「自分がご機嫌に仕事する」という2本の柱を意識して過ごすことで、今となっては公務員だった頃の自分に対してマイナスな感情は一切持たなくなりました。

「好印象な人」でいることは、最大の武器です。とりわけ過去の私のような、自分なんて平均的で何の飛び道具もない(そんな人はじっさいにはいないと思っています)という人こそ、身につけておきたい能力の一つである、と私は考えています。

公務員の仕事は数字で評価されることが少ない分、雰囲気や印象などで「こんな人」であるという評価がされがちな現場です。すなわち、毎日毎日の印象が積み重なって、数年後、数十年後の自分の立ち位置に繋がっているのです。

この本は、公務員ライフを楽しみたい、頑張りたい、仕事で自己肯定感を下げたくない、そんな人が困ったときにお守りになるような1冊になればと思っています。

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