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HOLG編集室

著者が語る「地方公務員の新しいキャリアデザイン」(生駒市長 小紫雅史)

皆さん、こんにちは、生駒市長の小紫雅史です。
このたび、HOLG.jpに拙著を紹介する場をいただき、心から感謝申し上げます。

2021年8月に、株式会社実務教育出版から「地方公務員の新しいキャリアデザイン」を上梓しました。

 ▼購入はコチラから
https://jitsumu.hondana.jp/book/b576899.html

本書の構成(目次)

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公務員も「個人事業主」としてどう生きていくかを真剣に考える時代

公務員組織においても、近いうちに「終身雇用」は終わりを迎えます。では、若い公務員は、これからどのような意識を持って公務員としてのキャリアを積んでいけば良いのでしょうか。
答えは、「個人事業主」としても生きていけるようなキャリアデザインを考え、具体化していくことです。公務員を辞めても食べていける公務員になる、と言っても良いかと思います。
こんなふうに言うと「まちづくりを一生の仕事にしようという気概が足りない」や「組織の仲間とのチームワークの意識が不十分」などと言われることもあります。しかし、終身雇用崩壊時代に組織にしがみつこうとする職員ではなく、公務員でなくても食べていける力を持った職員が、新しい時代の変化に対応したまちづくりを具体化してくれるほうが市民にとっても大きなプラスです。
そして、そのようなキャリアを積める職場となれば、自治体が働く場所として高く再評価され、まちづくりのプラスにもなり、自治体職員の成長や幸せにもつながるのです。

新型コロナウイルス感染症と人事制度改革が、公務員の「個人事業主」化を加速

私は以前から、公務員の終身雇用の崩壊については指摘してきました。そのためにリーダーシップ(始動力)や協創力を磨く必要があることも併せて提言してきました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の社会影響の大きさや、人事制度に関する各自治体や事業者の変化が加速している状況を目の当たりにし、これまで提言してきたことが予想よりも早く現実化すると感じています。
これを踏まえ、「公務員も個人事業主としてキャリアデザインをすることが不可欠」であり、「キャリアデザインのためには、仕事だけではダメで、家庭、地域活動、自己研鑽と、それらのシナジーを考えることが極めて重要」ということを、具体的な事例も交えて紹介しているのが本書の最大の特徴です。

新型コロナウイルス感染症の影響からの「超回復」を具体化する

新型コロナウイルス感染症が我々から奪っていったものは計り知れません。しかし、奪われるだけでなく、また、単にコロナ前の水準に戻すだけではなく、新型コロナウイルス感染症をチャンスととらえ、原状回復を超えた「超回復」をめざすことが、自治体職員の腕の見せ所です。
新型コロナウイルス感染症によって、学習指導要領の弾力的な運用が可能となったり、高齢者のITリテラシーが上がったり、しています。このような流れを見過ごさず、次の発展につなげることが自治体経営の大きな分かれ道になります。

人事制度の地殻変動

テレワークやオンライン会議が浸透したことにより、平日の昼間に現役世代が自宅や地域にいることは、コミュニティ活性化の大きなチャンスになりえます。
公務員の世界でも、副業での採用やテレワークでの勤務が可能となっており、終身雇用制度の崩壊が加速していることはもちろんのこと、在職中の職員もこれまでと同じ仕事をしているだけでは付加価値を出しにくくなっています。
自治体が組織としてのビジョン・ミッションと行動基準(バリュー)を明確にしたうえで、これらとフィットした人材を採用・育成し、一人ひとりの職員の個人事業主としての活躍を後押しすることで、自治体組織やまちづくりにも大きなプラスを引き出していくことが大切になっています。

ワーク・ライフ・バランスでなく、仕事(ワーク)・家庭(ライフ)・地域(コミュニティ)・自己(セルフ)のブレンドが必要

社会変動に対応し超回復を実現できる職員、個人事業主として活躍できる職員を増やすためには「仕事」だけを考えていてはダメです。また、家庭にも目を向けないといけないよね、というような単純なワーク・ライフ・バランスも不十分です。
自治体職員、特に市町村の職員は、仕事と家庭や地域活動が、特に密接につながっており、ある意味特殊な職業です。地域を家族と楽しみ、家族や地域から学び、成長もできます。これからの自治体職員は、仕事だけでなく、家庭、地域活動を自分の魅力や強みにもつなげ、発信することにより、人生をキャリアデザインしていくことが大切です。
仕事だけでなく、家庭や地域活動などの経験も個人事業主としての大きな魅力になることを理解し、自分をどのようにプロデュースしていくのかを、考え、具体化してほしいのです。

おわりに

我々にとっての最終目標は、充実した楽しい毎日であり、幸せな人生のはずです。
そのためには、我々、自治体職員は、家庭、地域、自己実現、仕事という4つの要素を、幸福を呼ぶ四つ葉のクローバーのように大切にしていきましょう。

本書を通じて、皆様が自らの人生をデザインし、仕事でのやりがいや成功はもちろん、地域とつながり、自己研鑽やリラックスの時間を楽しみ、そして何よりもご家族との幸せを感じながら、毎日過ごしていただけることを期待しています。
そして、自治体職員は、仕事と地域、家庭や自己実現の距離が近いという意味で幸せな職業であることを理解し、実際に毎日の生活に具体化していくとともに、自治体職員という仕事に誇りを持って生きていきましょう。

(文=生駒市長 こむらさき雅史)

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