コラム

202030はどこへ?【トラベルスクエア】

女性もパーティーに
女性もパーティーに

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[記事提供=旬刊旅行新聞]

 幾つもの業界新年会を終えて、2020年1月も過ぎ去った。それで思うのは、いつになっても変わらない保守的そのもののカテゴリーに入るものとして、この業界団体のパーティーのあり様があるな、ということだ。
 
 ひとことで言ってしまえば、会場が黒っぽい!
 
 本来、にぎやかで華やかたるべき新年パーティーなのに、目立つのは黒めのスーツのおじさんばかり、という雰囲気。
 
 これは僕が出席している旅行、ホテル・旅館団体の新年会だけでなく、外食産業やチェーンストアの業界でも同じだ。自由闊達が旨のマスコミ・出版の世界のパーティーにも僕は出るが、女性が活躍していそうな世界にも関わらず、ここも男だらけ。そしてどこも年配の社会的に地位の高そうな人ばかりだ。
 
 翻って男女機会均等法施行から35年、安倍首相だって女性活躍担当大臣を置いて重点政策にしているのに、いっこうに状況は変わっていない。
 
 試しに幾つかのパーティーで知り合いに「にーまるにーまるさんまる」って言葉、覚えてますか?」と問い掛けてみたのだが、ほとんどの人がきょとんとする。困ったものなのである。
 
 「202030」というのは、03年、内閣府男女共同参画推進本部(第2次小泉内閣)が決定した政府目標で「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にする」というものだ。あ~、そういえば、と思い出す人は多いが、今年はその期限の20年ではないか。それでこのパーティーの様相では、本気で202030運動に取り組んできたか、と問い詰めたくなる。
 
 まずは、こういうパーティーの企画主体に、もっと積極的に中間幹部(セクションの長クラス含む)の方々の招請を促したい。とくに女性幹部のパーティー参加には個別に社長、女将などに連絡をとり、パーティーの女性比率を高めてほしい。経営者に同行の参加者は費用半額くらいまで優遇するとか。まずは、主催者の頭を変えないといけない。
 
 こういう集まりで生まれる人脈をトップ同士だけに独占させていてはもったいないではないか。
 
 それに、新年会でも何でも、公式のパーティーに招かれて出席することで、どれだけスタッフのモチベーションが上がることか。それに、同じ歳の女性の仲間がいて頑張っている姿を見ることが、時に職場で孤立したりする女性にはどれだけ励みになることか。
 
 この40年で企業がこういうパーティーに若い女性の参加を許す意思が薄いことは分かった。こうなったら、旅行新聞新社さんも含めて、パーティー主催者側が積極的に業界に働き掛けて、女性活躍革命の導火線になるくらいの気持ちでいてほしい。お願いしますよ。

松坂健
オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

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