記事タイトル:「公務員の職業生活に関する定量調査」を発表 「公務員であること」に誇りを感じるのは4~5割
https://rc.persol-group.co.jp/news/release-20260911-1000-1/
公務員の職業生活に関する定量調査 - 中央官庁・地域自治体職員編 -
https://rc.persol-group.co.jp/wp-content/uploads/thinktank/data/government-employee-well-being.pdf
(文=濱野 達哉)
今回取り上げたのは、こちらのニュースです。
パーソル総合研究所は「公務員の職業生活に関する定量調査」の調査結果を発表しました。この調査は、2026年1月に、中央官庁・都道府県・市区町村の現職公務員2,366人を対象に実施された調査で、一部の項目では本調査で比較対象として取得した会社員サンプル551人の平均値との比較も行われています。
調査結果本文では、以下の点がポイントとして挙げられていました。
* 公務員は高度な専門性と対人配慮が求められる一方、その成果が見えにくい。そのため、成果や貢献をいかに可視化し、職員自身が成果や貢献の手ごたえを実感できる環境づくりが重要となる。
* 公務員のウェルビーイングは、社会や地域への貢献実感、自己成長、そして周囲からの承認によって支えられる。この実感が、職業への「誇り」や「魅力」の基盤となる。
* 職業への誇りは自然には生まれない。影響や結果の実感、感謝が得られる環境づくりが、公務員の魅力を支える。
* 本調査から因果関係は言及できないが、公務員は高い熱意を持つ職員が多い一方で、疲弊リスクを抱える層も少なくない。公務員の課題は熱意不足ではない。熱意を持続可能にする環境づくりが課題となる。
* 市民対応は公務員の重要な役割でもある。一方で、負担が個人へ集中しやすい側面もみられた。市民対応の質を維持しながら、その負担を個人で抱え込ませない組織的な支援の仕組みづくりが重要となる。
* 公務員の成長実感の低さは、成長機会の乏しさだけでは捉えきれない。経験や専門性を蓄積し、成長を実感できるキャリア形成のあり方が重要となる。
* 定期異動の多い職業だが、問題視すべきは、異動回数の多さではない。異動を通じて培った経験や専門性が、次の職務へ十分に蓄積・継承されにくいことである。
* 採用・定着・管理職登用は独立した課題ではない。現職職員のウェルビーイング向上は、公務員という職業の魅力や価値を次世代へ継承する基盤である。
また上記のポイントを踏まえ、以下の提言もされています。
1. 「やって当たり前」にしない。「感謝と成果」の見える化を
2. 経験と専門性がつながる人事異動へ
3. 努力や貢献が正当に評価される人事マネジメントへ
4. 市民対応は「個人依存」から「組織対応」へ
5. 管理職の価値を正しく伝え、目指したくなる役職へ
6. 最大の採用施策は「現職職員のウェルビーイング向上」
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