記事タイトル:【日経】ユニ・チャーム、おむつを漏れなくリサイクル 技術確立
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC101BX0Q5A310C2000000/
【日経】ユニ・チャーム、紙おむつ再生の新技術 排水50分の1で普及後押し
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC147LG0U5A011C2000000/
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【グップラ】自治体と企業が連携し実現 使用済み紙おむつをリサイクル 世界初の紙おむつ「水平リサイクル」
https://www.youtube.com/watch?v=ikkNUfOriV0
(文=晝田 浩一郎)
こども家庭庁をはじめ、各自治体で「子育て支援」の充実が図られています。子育ては未来への一番の投資ですから、どんどんと増えていってほしいです。
乳幼児にとって必要不可欠なもの、それは「おむつ」です。「紙おむつリサイクル」の取組が志布志市(鹿児島県)と大崎町(鹿児島県)ではじまり、全国に広まりつつあります。
「紙おむつの水平リサイクル」として、使用済み紙おむつから新しい紙おむつをつくる取組です。実は、2016年から連携協定を締結し、実証実験がされてきた事例です。意外に歴史がある取組なんです。
どのようにして使用済みの汚れたおむつをきれいにするのかといった技術的なことは、ユニ・チャーム「RefFプロジェクト」のウェブサイトをご参考ください。
▼RefFプロジェクト
https://www.unicharm.co.jp/ja/csr-eco/reff.html
共創のポイント
「回収と住民の協力」として、それぞれの強みを活かした点です。
2024年4月から志布志市と大崎町の全ての地域に回収ボックスが設置されました。住民は家庭で一時保管する手間がなく、いつでも捨てられる利便性を享受しています。家に溜め込んでおく必要がないって便利。
地域住民への協力周知や理解促進などは行政だからこそできる強みです。ゴミ箱の設置やリサイクルを促すことによって、最終処分場の延命にもつながっています。
単に企業に業務を委託するだけでなく、企業が持つ高度な技術、自治体の想い、そして住民の利便性を高める工夫が一体となった「共創」のひとつのかたちです。
直接的な「子育て支援」だけではなく、施策の周辺にも実は様々な課題や共創のかたちがある好事例です。今回はリサイクルですが、例えば、防災の視点であれば乳幼児がいる家庭の避難所運営といった視点にもなるわけです。
自治体の縦割りだけではなく、真の共創とは庁内連携も実施することで、従来の枠を超え、企業の専門性や住民の協力を最大限に引き出す「共創」の姿勢が、社会の未来を切り開くカギとなります。
あなたの所属課が実施している政策のまわりにはどういった課が連携しそうか、ぜひ、庁内横つなぎで考えてみましょう!
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