記事タイトル:日本のテレビ番組「SASUKE」発の新スポーツ、ロス五輪の種目に採用…「聖地」目指す地域もhttps://www.yomiuri.co.jp/sports/etc/20241207-OYT1T50055/
(文=金澤 剛史 )
「日本のテレビ番組「SASUKE」発の新スポーツ、ロス五輪の種目に採用…「聖地」目指す地域も」
という記事ですが、
要約すると
- ロス五輪の新種目※の「聖地」を目指し、地域を盛り上げる取り組みが盛ん
※クリケット、フラッグフットボール、スカッシュ - メジャースポーツのチーム誘致などに比べてコストが低く、参入障壁が低いことが背景
- 識者は「五輪などに左右されない『持続可能な聖地』を目指すことが重要」と指摘
全国各地で、スポーツを通じたまちづくりが盛んに行われています。
スポーツと町おこしは相性が良く、人を呼び込む事での経済効果も期待できます。
本記事にあるように、近年のスポーツ×まちづくり取組みとして、
- 野球やサッカーなどのメジャースポーツより、マイナースポーツに着目(コスト面が要因)
- 特に「老若男女問わずできる」モルックやボッチャなどのユニバーサルスポーツが人気
といった特徴が見られます。
特にユニバーサルスポーツやスケボーに代表されるアーバンスポーツは、まだ普及が途上ということもあって、採り入れる自治体が多くあります(スケボーはハード整備が多くの自治体でされています)
しかし、一方で取組みが順調なところとそうでないところの差が出てきています。
この図式はB級グルメに似ています。
今から10年ほど前に最盛期を迎えたB1グランプリでは、その経済効果の高さから、参入する自治体が相次ぎました。しかし、本質的にはご当地グルメに着目してもらう取組みだったのが、新たに「B級グルメ(とは名ばかりの売れるグルメ)」を開発する動きが出てきます。
結果として「新B級グルメ」のほとんどは地域には根付かず、一過性で終わってしまい、経済的にも大して恩恵がなかった事態となりました。
そうした観点から、様々な事例を見ていると、一種の法則のようなものが浮かび上がってきます。
以下、取組みが順調なところに共通すると思われる3つの点をご紹介します。
【要素1】そのまちで、その種目を実施する「理由=ストーリー」があるか。
ストーリーというと身構えてしまいますが、要はその種目である「理由」があるか。
よくあるのが「海外チームの合宿地に選ばれた」「国スポの競技地だった」「プロチームの本拠地である」などなど・・・「そのまちならではの理由」が重要です。
なぜ理由=ストーリーが重要かというと、「多くの人の共感を得やすいから」
例えばですが、僭越ながら久喜市の例を挙げると、
久喜市では3人制バスケットボール3X3に力を入れていますが、
- 市内高校が2度の日本一に
- 東京オリンピックから正式種目
- 市内に専用コートが敷設
- ミニバスの活動が周辺地域と比較しても盛ん
というのがあります。
これだけ理由があれば、取組みを応援してくれる人や、普及活動に加わってくれる人も出てくるなど、町全体の取り組みとして機能しやすくなっていきます。
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