記事タイトル:保育士の処遇改善 人件費、過去最大の10.7%引き上げへ 三原じゅん子担当相が表明
https://www.sankei.com/article/20241122-HIUG5DVW2BJF3MLQCLJ4P7JCIQ/
(文=海老澤 功)
三原じゅん子こども政策担当大臣は11月22日の記者会見で、政府の経済対策に、保育士の処遇改善を盛り込むと明らかにした。「人件費を過去最大となる10.7%引き上げ、現状からの大脱却を図る」と語った。「すべての子供や若者の幸せと未来を守るとの決意のもと、子供、若者の支援・子育て支援などの取り組みを思い切って強化、加速していく」とも述べた。
厚生労働省が平成25年に実施した意識調査では、保育士士資格があるのに保育士に就職を希望しない理由は「賃金が希望と合わないこと」が47・5%で最多でした。
保育士賃金が低いことが注目されて15年ほど経つでしょうか。
令和元年賃金構造基本統計調査によると、平均賃金(給与等に賞与等を足して12月で除したもの)(全職種)は41.7万円/月に対し、保育士の平均は30.3万円/月とかなり低いです。
ここで男女差をみると、男性平均46.8万円に対し、女性32.3万円と大きな差がありますが、女性保育士は30.2万円(男性保育士は32.4万円)と女性のなかではあまり差がありません。独立行政法人福祉医療機構が平成30年度に行った「保育人材」に関するアンケートでは保育施設に勤務する保育士の95.8%が女性であり、平成11年の男女雇用機会均等法改正以前は保母と呼ばれ、主に女性が担ってきたという背景から、賃金にも男女格差の影響がありそうです。
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