記事タイトル:公立教員試験の共同実施で2案=自治体の負担軽減へ―文科省
https://view-next.benesse.jp/news/page-jiji/jiji/id-2024100800985/#
(文=廣仲 洋介)
多くの自治体では、職員採用試験の筆記試験の問題作成を外部機関に委託しているかと思います。一方、教員採用試験は、各教育委員会が独自に問題を作成しており、教員の採用業務に多大な負担がかかっているのが現状です。
この課題を解決するため、文部科学省では、教員採用試験の筆記試験を共同実施する方向で検討が進められています。
具体的には、
- 試験問題作成と試験運営を外部機関に委託する方式: 外部機関が試験問題の作成から受験者の採点、合格発表までを行う方式です。
- 試験問題作成のみを外部機関に委託する方式: 外部機関が作成した試験問題を、各教育委員会が自らの判断で活用する方式です。
これらの方式を導入することで、教育委員会は、試験問題作成の負担が軽減され、より重要な業務に集中できるようになるでしょう。さらに、外部機関が作成する客観的な試験問題を用いることで、試験の公平性も向上することが期待されます。
一方で、共同実施には、地域ごとの教育の特色や、求められる教員の資質を十分に反映できるかという点など、解決すべき課題も存在します。
文部科学省は、これらのメリットと課題を慎重に検討し、多くの自治体が参加できるような、効果的な共同実施の仕組みを構築していく必要があると考えられます。
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