記事タイトル:「月に1冊も読書しない」が6割超 進む読書離れ 国語世論調査
https://mainichi.jp/articles/20240917/k00/00m/040/141000c
(文=西村 飛俊)
このことがニュースになる、ということ自体、図書館司書としては喜ばしいことなのかもしれません。
「今どき本なんて読まなくて当たり前だよね~」という世の中であれば、この調査にニュース的価値はないわけです。ニュースになっている時点で「読書離れ=問題」という世論があるということなのだと思います。
私自身は図書館現場で7年(医学図書館での非常勤も含めれば10年)働き、巷でよくみる読書振興策は一通り携わってきております。また選書担当だったころは読まないと仕事にならないので、私自身があらゆる分野を読むヘビーな読者だったという経験もあります。
そういう経験をしてきた結果から考えても、実は生活において読書は必須のものではない……というのは感じるところです。読まなくても食べることには困りませんし、必要な情報があればインターネットなりYouTubeなりで調べれば事足りる世の中になっています。
しかしそうはいっても、読書には抗いがたい魅力があることは確かです。私が最も本を読めなかったのは子どもが生まれた直後でしたが、それでも本を読みたいという感覚は心の中のしこりのように残存していた記憶があります。子どもを抱っこして寝かしつけながら読書をするために、立って読める書見台を本気で探してた時期もあります笑
こちらのニュースは文化庁の発表資料に添付された概要のみで書かれているようなので、今回は国語世論調査本編を見て少し分析し、いま話題の「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」という本にも触れてみたいと思います。調査の数字を見てみると、意外にみんな本を読みたいのかも? ということも見えてきました。
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