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イヤな議員になる:育てる

HOLG編集室

著者が語る『“イヤな”議員になる/育てる!』髙井章博(特定行政書士、選挙・政策アドバイザー)

“イヤな”議員と、行政・職員・市民との関係

 この度は、拙著『“イヤな”議員になる/育てる!』(公職研)を紹介する機会を頂戴し、ありがとうございます。
 本書は、元々は、自治体議員及び立候補予定者向けの選挙運動・議員活動・政治活動マニュアル本として計画しました。しかし、選挙プランナーによる選挙ノウハウ本や、研究者による議員活動マニュアル本、政治活動マニュアル本は、これまでにもたくさん出版されています。そういった本の二番煎じ、三番煎じではつまらないので、企画段階で方針を変更し、私自身の経験談を交えた「読み物」的な本にしました。
 また、自治体議員が地域社会にとってどのような存在になるかということは、自治体職員や市民の側の認識によって決まっていく部分が非常に大きいことから、議員・候補者自身がどうすべきか、ということだけではなく、職員や市民の側が、議員・候補者とどう関わるべきか、という視点が肝要です。職員や市民が、市民や地域のために働く議員=“イヤな”議員を必要としなければ、自治体議員なんてものは、単に議員バッジをひけらかして威張るだけの存在でしかなくなるのです。
 そこで、ただ単に、自治体議員や立候補予定者だけに向けた本とするのではなく、「職員編」と「市民編」を設けて、「“イヤな”議員」をどう育て、「“イヤな”議員」とどう付き合うのかを明らかにすることによって、本書全体が、自治体職員や市民にとって、自治体議員というものの実像を理解した上で、共にまちづくりに取り組んでいくためのマニュアルになるような仕掛けにしてあります。

“イヤな”議員の正体と、なり方・育て方

 本書は、次の四章で構成されています。概要は以下のとおりですが、自治体職員の皆さんは第三章職員編を、一般市民の皆さんは第四章市民編を、最初にお読みいただくと、選挙編、議員編の意味がわかりやすいかもしれません。

第一章 選挙編

 この章では、自治体議員の限界を明らかにすることにより、選挙に立候補する際に必要な心構えについて説明しています。選挙に出るということは、その人の人生を一変させる重大な出来事です。軽い気持ちでその世界に踏み込むと、後々大変なことになります。それを十分に理解した上で、それでも立候補する場合は、一発屋ではなく、当選し続けることができる選挙をやる必要があります。そのためのノウハウを紹介しています。

イヤな議員になる育てる2

第二章 議員編

 この章では、自治体議員に無事当選した後、一期目から有権者の付託に十分応えられる議員活動をするために必要なスキルの磨き方や、議会改革について説明しています。二元代表制を採用しているわが国の地方自治制度上、自治体議員のカウンターパートは自治体の長ですが、それを理解できていない議員が少なくありません。中には「票になるから」と職員叩きをする議員もいて、残念なことにそういう議員が上位当選することもあります。しかし、実際に自治の現場で一番働いてくれるのが職員なのですから、議員が職員を「敵視」するのは間違いです。議員と職員とは、あくまでも「まちづくりのパートナー」なんだという考え方に立って、議員のあるべき姿を示しています。

第三章 職員編

 この章では、自治体職員の立場から、議員とどのように接すべきか、さらに、市民生活を向上させるという目的から、どのように議員を使いこなすのがよいか、ということを述べています。議員は市民の一部であり、特別な存在ではありません。そのことを念頭に置いて、議員と接することが肝要です。

イヤな議員になる育てる1

第四章 市民編

 この章では、市民と議員との関係性を整理した上で、選挙で議員を選出した市民には「製造物責任」があるので、議員をよくするのも、悪くするのも、市民の接し方次第だということを述べています。そして、市民が主体となってまちづくりを行なうためには、議員や議会をどのように使いこなすかを説明しています。

来るべき統一選に向けて〜選挙・議会が身近になる一冊

 来年春には、第二次世界大戦後、現在の地方自治制度が発足してから20回目となる区切りの「統一自治体選挙」が実施されます。この75年間に、様々な理由で選挙の統一率が低下し、いまや3割を下回る状況にはなっていますが、それでも、750近い数の地方自治体で同時に議員選挙が執行され、全国的にも注目されます。それに向けて、立候補を検討されている方、身近な人が立候補を予定されている方は、ぜひ一度、本書を手に取ってみて下さい。何かのお役に立てるかもしれません。

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