コラム

コロナ危機の原因はお客にあり【トラベルスクエア】

松坂氏コラム素材

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[記事提供=旬刊旅行新聞]

 実際“Where to Go”(どこに行くの?)と言いたくなるGo To問題なのだが、東京在住組はアウトということで、1度入った予約がまた解けての繰り返しでは、地方のホテル旅館のメンタルがもたなくなるよね。

 一方で3密対策をうるさく言われ(当然だけど)、幾分かの設備投資も余儀なくされたところも多そうだし、殺菌ジェルとかの衛生用備品の購入もしなければならないし、本当に経営者は大変だと思う。とにかく、1人でもコロナ患者が出たらお終い。こんな緊張感のもとでの営業再開も苦しいものがある。

 そんななか、僕が信頼している温泉評論家の方から寄せられた話が衝撃的だった。

 箱根の旅館に行ったのだが、宿側の対応はほぼ完璧。従業員全員がマスク、フェイスシールドを付けて、しかもきびきび時間を掛けないで対応しているという。

 ところが……。

 お客さんの側でマスクを着用して行動している人がほとんどいなかった、というのである。

 このお客側の事態認識の甘さ! 温泉リゾートでリラックスしに来たのに、マスクなんかしてられないよ、という気持ちは分からないでもないが、無症状のウイルスキャリアーが他のお客さんや旅館側のスタッフに感染させる機会はゼロではない。無神経すぎる。お湯に入って一杯やれば、またまた気持ちが緩んで、夕食会場でも、大声のお喋りも多かったという。

 どうしても、こういう時に旅行に出られるのは高齢者になるが、概して耳が遠い。僕もサークルのOB会の幹事をやってるが、出席者の大半が75歳以上。で、何が起きるかと言うと、我れ先にお喋りしたくなり、自分も聞こえにくいのでどうしても大声になる。結果として大声の掛け合いになってしまう。おそらく、そんなケースが温泉旅館ホテルで頻発すると思う。食事は静かに、終わったらマスクをして静かに談話。そういう習慣を、今こそつけなければいけない。コロナ危機の源はお客にあり、だと思う。要するに。あまりにモラルが低く緩みすぎ。

 政府も多額の税金を使って、観光振興をやろうというなら、その血税を使っての割引措置を受けられる(都民が享受できないというのは、やっぱり納得がいかないけれど)キャンペーン応募の人々にはマスクをきちんとする、大声でしゃべらないなどの禁止条項を明確にし、罰則規定が作れないにしても、「ことコロナ感染問題に関しては、旅館ホテル側の忠告、注意を遵守します」といった趣旨の誓約書をとるくらいのことはしないといけない。旅館ホテルさん側も、目に余る緩み客は人前でも叱り飛ばすくらいの迫力がほしいなあ。

松坂健
オフィス アト・ランダム 代表 松坂 健 氏
1949年東京・浅草生まれ。1971年、74年にそれぞれ慶應義塾大学の法学部・文学部を卒業。柴田書店入社、月刊食堂副編集長を経て、84年から93年まで月刊ホテル旅館編集長。01年~03年長崎国際大学、03年~15年西武文理大学教授。16年~19年3月まで跡見学園女子大学教授。著書に『ホスピタリティ進化論』など。ミステリ評論も継続中。

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