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この度、『地域ブランド戦略』を出版いたしました。
「潮流編」と「実践編」の二部構成でなる本書。「実践編」では、地域ブランディングの必要性や住んでみたい都市ランキング、観光地ランキングなどの昨今のトレンドを分析。 地域ブランドの展開事例として、京都や北海道、ニューヨークの事例を紹介しています。
さらに、ブランド構成要素と基本的な考え方を整理した後、地域ブランド構築の7つのステップをアイデンティティや観光動態・戦略・人口・産業予想などに言及しながら、ストーリーテリング・カスタマージャーニーなど戦略立案のステップを解説。また、ターゲットとなるハイエンド層の旅の志向性についても論じています。
第二部は、「実践編」として、地域ブランド戦略のアプローチの仕方や地理的表示(GI)保護制度の使い方、 勝ち筋が見える目標設定と基本コンセプトについて整理した後、官民連携の取り組み方やキャッチフレーズの考えた方を整理。さらに、事例として「獺祭」「瀬戸内レモン」「今治タオル」の成功要因を分析。産品ブランドが地域ブランドに与える影響や相乗効果を生むための条件、地域ブランドを育てる4つの戦略視点、よくある失敗8選などがまとめられ、即使える実践書となっています。
今回は、HOLG.jp様のご厚意で、本書をご紹介する機会をいただきましたので、この場をお借りして、本書の背景や概要をご紹介させていただきます。
なぜ北海道・京都・沖縄は地域ブランドの王様なのか?
真実の物語だけが人の心を動かします。
地方自治体のアドバイザーや審議員として数多くの現場を見てきましたが、地域ブランドづくりが成功しているケースは決して多くありません。むしろ、手間と予算をかけたにもかかわらず、ほとんど成果が見えずに終わるケースもあります。
その要因は様々です。一過性のイベントで終わってしまう企画、担当者の異動によって継続性が失われるプロジェクト、地域の内輪向けに閉じた自己満足的な広報…。いずれも戦略なき試行錯誤が根底にあります。
一方で、地域には誇るべき資源や職人の技、良質な産品が数多く存在しています。けれど、それを広く届けるための資本力やマーケティング力は、個人事業者や小規模事業者には限界があり、行政が掲げる支援策に望みを託すしかないのが実情です。
地域の中堅・大手企業も、自社の商品をヒットさせることには熱心でも、地域ブランド全体の底上げまで担う余力や動機があるわけではありません。むしろ、個別の地域ブランドにブームが見えた段階で後乗りするのが効率的という合理的判断もあります。
本来なら、地域ブランドが確立されることで、地域全体が恩恵を受けるはず。それにもかかわらず、行政・企業・住民といったプレイヤーの立場や思惑がかみ合わず、歯車がうまく回らない状況に陥ってしまうのです。
こうした現場の課題に対して、「理論的には正しい」書籍は多くありますが、実務に直結する「本当に役立つ知恵」が詰まった一冊は意外に少ないと感じています。
本書は、2人の著者が実践の現場から得たリアルなノウハウと、失敗や葛藤の経験をもとに、「地域ブランド」「地域産品ブランド」を育てていくための“使える実践書”です。
地域の未来をつくる方々にとって、ヒントと勇気を与える一冊になると幸いです。

目次
第一部 地域ブランド戦略 潮流編[吉田博詞]
第1章 地域ブランディングの調査・価値定義
1、地域ブランディングの必要性・なぜやるの?
2、地域ブランディングとは?
3、地域ブランディングと都市・国家ブランディング
4、国家・都市・地域ブランドランキング .
5、国内のブランド調査
6、地域ブランド展開主要事例 .
7、ブランド構成要素と基本的な考え方
8、ブランディングとマーケティング
9、地域のコアバリューの定義
まとめ
第2章 地域ブランド構築の7つのステップ.
1、【ステップ1】そもそもの背景整理 .
2、【ステップ2】現状把握と地域資源の棚卸し、戦略立案 .
3、【ステップ3】ブランド戦略立案(ビジョン・コアバリュー策定)
4、【ステップ4】ターゲットの明確化
5、【ステップ5】ブランド体験の設計・提供
6、【ステップ6】コミュニケーション戦略
7、【ステップ7】実行母体の構築と改善のサイクル .
8、まとめ
第3章 旅行を取り巻く最新トレンドと本質的な旅の需要.
1、そもそも富裕層とは
2、日本の富裕層 .
3、日本の宿事情
4、富裕層・ハイエンドトレンド
5、ハイエンド層の旅の志向性
6、滞在・体験プログラムと特別性
7、宿を起点とした地域ブランディング
8、地域DMCの必要性
9、特徴的なテーマ性と事例
まとめ 日本の目指すべきブランディング像
第二部 地域ブランド戦略 実践編[樫野孝人].
第4章 地域ブランド戦略のアプローチ
1、地域ブランディングとシティプロモーションの違い
2、地域ブランドの確立は、全ての発射台を高くする
3、地理的表示(GI)保護制度の使い方
4、勝ち筋が見える目標設定と基本コンセプト
5、連携と枠組み:TPP型とFTA型の考え方
6、地域のブランドステイトメント・キャッチフレーズ
7、あるもの探し、あるもの磨き、あるもの選び
8、ブランドの陳腐化を防ぐために .
第5章 成功事例に学ぶ産品ブランドの実装.
1、産品ブランドとは?
2、獺祭の挑戦と戦略──革新が地方ブランドを世界へ押し上げた
3、瀬戸内レモンのブランド戦略──自然と共に価値を育てる ..
4、今治タオルの再生とブランド戦略──「産地」から「信頼の証」へ .
第6章 産品ブランドが地域ブランドに与える影響.
1、「ひとつの商品」が「まちの顔」になるとき .
2、地域ブランド戦略と産品ブランド戦略の相互作用
3、「商品→地域」だけでなく、「地域→商品」へ .
4、地域内の連携をどう築くか?
5、二つのブランドが出会うとき、物語が動き出す
第7章 地域ブランドを育てる4つの戦略視点
1、「品質・言語化・デザイン・ストーリー」──魅力を引き出す4つの価値設計
2、ブランドコンセプトからプロモーションまで──育てる順序と戦略思考
3、地域産品ブランディング「よくある失敗8選」..
4、地域資源の発掘において大切なこと
第8章 官民連携による地域ブランド戦略の共創.
1、なぜ今「共創」なのか?
――ひとりでは成し得ない価値を、力を合わせて形にする .
2、共創とは、「資源の重ね合わせ」.
3、官民連携を成功させるための8つの視点
4、共創を成功させる3つの姿勢
著者
樫野孝人
県立広島大学客員教授/事業構想大学院大学客員教授/かもめ地域創生研究所理事
(株)リクルート人材開発部、キャムネット推進室、メディアファクトリーを経て、(株)アイ・エム・ジェイの代表取締役社長に就任し、ジャスダック上場。国内最大手のweb&モバイル構築企業に成長させ、「NANA」「るろうに剣心」など映画も製作。その後、広島県庁や京都府庁の特別職参与に就任し、観光庁長官賞を2度受賞。
著書に「地域再生7つの視点」「おしい!広島県~広島県庁の戦略的広報とは何か?~」「人口減少時代の都市ビジョン」「仕事を楽しむ整える力」「公務員のための情報発信戦略」など。
吉田博詞
(株)リクルート、(株)地域活性プランニングを経て、(株)地域ブランディング研究所設立。観光庁・農水省等など各種委員を務める。“まちの誇りの架け橋”を創業理念に、“「らしさ」が際立ち自走するまちを日本中に”というビジョン、“まちの未来をともに描き実現する”というミッションのもと、地域の戦略立案、特別な滞在プログラムの磨き上げ、自走型の地域推進母体形成までを各地で支援する。2019年より観光経済新聞「観光羅針盤私の視点」を執筆中。
商品概要
書籍名 :地域ブランド戦略
著者 :樫野孝人/吉田博詞
定価 :本体 1800円+税
体裁 :四六判/266ページ
ISBN :978-4-910274-11-9
販売店 : アマゾン、楽天ブックス他、大手書店など
販売開始日:2026年 2月 6日
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