主張・意見

【読者投稿】広報の力が、まちを変える ~広報基礎 愛の100本ノック~

読者投稿

テーマ:その他
チャック=ノリスさんより

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「広報基礎 愛の100本ノック」とは、全国自治体の広報・シティプロモーション担当者・OB約150人が行政広報の技術と知識を共有する非公開のフェイスブックグループで、約3年前から続いている。
メンバーが交代で「ノッカー」と呼ばれる講師役となり、広報紙・ホームページ・動画などの作成ノウハウや、心構えなどを週に1回投稿。
ノッカーが投稿した「ノック」を基に、活発な意見交換と交流が行われ、実践的なスキル研鑽、意識向上の場になっている。

愛の100本ノック

「全国広報コンクール」に入賞したり、書籍や報道に取り上げられたりと、実際に結果を出すメンバーもいる。そんなメンバーたちと日々、切磋琢磨しているところ。

と書くとなんだかお堅い真面目な集団なのか、と思われるかもしれないが、意外とゆるいところもある。フェイスブックなのでみんな気軽に、なのか、「広報」担当ゆえに、個性的なメンバーが多いのか。

  • 炸裂する女王様キャラ
  • 全然違うのに自分のことを爽やかイケメンと思っている非イケメン
  • 普段はチャラいのに核心なところではバシっと決めてくるイケメン
  • 減塩の重要性を説く男
  •  

    など、ここには書ききれないが、とにかく個性的で楽しいメンバーと熱く、時にはゆるーくとワイワイ過ごしている。

    先日、メンバーが奈良市に集まって「第3回オフ会」が開かれ、顔をあわせて交流した。オフ会というと、ただ集まって飲み食い、というイメージを持たれるかもしれないが、ノックのオフ会は違う。平日(金曜)開催にもかかわらず、皆、有給・自費で参加。北は福島から南は沖縄まで。そして次のような自主勉強会が開催された。

    ①パネルディスカッション「なぜ私たちはまちを伝えたいのか」
    ②ショートプレゼン「ペチャクチャデイ奈良」
    ③リアルノック

    ①では奈良県生駒市の市民PRチーム「いこまち宣伝部」として活動する生駒市民2人と担当職員1人をパネラーに、シティプロモーション第一人者である東海大学河井孝仁教授がコーディネート。

    「いこまち宣伝部」は、公募された市民が市と連携しながらまちの魅力を、動画・Facebook・フォトブックなどで発信している。

    取材の過程でまちと関って、まちを好きになる。まちを好きになれば、まちのために何かしたくなる。単に「住んでいるだけ」の市民が「自分はまちの担い手の一人なんだ」と変容していく過程に、私たちは公務員として単に何かを発信するだけでなく、住んでいる市民と一緒になってまちづくりの担い手を少しずつ増やしていくことの重要性を学んだ。

    ②では4人のプレゼンテーターがそれぞれ自分のまちを紹介。ひとり「20秒間で1枚のスライド」×20枚という限定された時間の中で地域や仕事にかける想いを「ペチャクチャ」とショートプレゼン形式で披露。手に汗握る緊張感に包まれるも、4者4様の個性がにじみ出たプレゼンは笑いあり拍手ありの大歓声。

    ③では全国広報コンクールで入賞経験のあるメンバーの中から4人が講師となり、持ち込まれた広報紙を論評。論理的、実践的に広報紙をメッタ切り。切られた担当者は、普通なら落ち込んでしまいそうなものの、真剣にメモを取って次に生かそうとする姿は印象的であった。

    もちろん勉強会だけではなく、夜は大宴会。翌日は奈良市~生駒市のまちあるき。
    愛の100本ノック

    時にはふざけた話、例えば、

  • 共働きなのに嫁さんに財布を全て握られた小遣い制の男の話
  • 確かに合法的だが17歳年下の女性と出会い・結婚までいたってめでたい話なのに女性メンバーがドン引きした話
  •  

    などをしながらも、そこは全国から集まった「広報馬鹿」。そのような場でも、自治体広報やプロモーションについても熱く語りあった。

    公務員の仕事全般に言えることだと思うのだが、何か「挑戦・創造・本質」を目指すと、様々な壁にぶち当たる。時に孤立を深めることも多々ある。

    ノックのメンバーに聞いてみた。
    あなたにとって「広報基礎 愛の100本ノック」とはどういった存在ですか、と。

    「心の支え。同じ志を持つ仲間が全国にいると思うと、孤独でもがんばれます」

    「それまで井の中の蛙だった自分に、ノックが1本の綱(つな)を垂らしてくれました。井戸の外には自分と同じように一生懸命に綱を昇ってきた仲間がいて、そこでお互いに高めあってこれたのだと思います」

    いつしかこの「100本ノック」は仕事を推進する原動力のひとつになってきた。しかし私たちはなぜ、壁にぶち当たりながらも前へ進もうとするのだろう。

    このノックで当初からグループを管理するのは、生駒市の大垣弥生さん。HOLGの「地方公務員アワード2017」で「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員」に選出された一人だ。

    大垣さんはよく言う。

    「広報の力は、地域(まち)を変える力になると信じています」

    お互いを高めあう。そして、まちの人たちがどうしたら幸せになるのだろうかと考えながら、広報・シティプロモーションを行う。

    「自分たちのまちはいいまちなんだ」
    「自分たちのまちは自分たちでよくしていくんだ」

    そう思う住民が、まちの担い手が増えていく。
    そんな住民が増えれば、まちがどんどん活気づく。
    そんなまちが増えれば、きっと日本全体がよくなっていく。

    そう信じて、私たちは進んでいきたい。(チャック=ノリス)

    愛の100本ノック

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    ③住民に喜んでもらえたエピソード
    ④地方自治体における課題と提言
    ⑤他の自治体が真似できる具体的な取り組み
    ⑥匿名だから言える『本当に知ってほしいこと』
    ⑦その他

    【民間の方】
    ①自治体組織や自治体職員に感謝していること・すごいと思ったこと
    ②その他

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    ②どのような自治体職員になりたいか
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