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総務省消防庁コラム1

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東京消防庁公式アプリ配信開始について[東京消防庁]

(記事提供=総務省消防庁 広報誌『消防の動き』

はじめに

 東京消防庁では、令和元年5月に、新規事業として「東京消防庁公式アプリ」の配信を開始しました。これまで、平成9年にホームページを開設し、平成24年にはツイッターやフェイスブック等のSNSの運用を始めるなど、社会の動向に合わせてインターネット広報媒体を拡充してきました。今回は、アプリならではの機能を有した東京消防庁公式アプリの魅力と特徴をご紹介いたします。

1 アプリ制作の経緯

 総務省が実施した「平成30年通信利用動向調査」によると、20代から30代までの9割以上がスマートフォンを所有しており、インターネット接続に使用される端末も約9割以上がスマートフォンとなっています。
 また、当庁が平成30年に実施した「消防に関する世論調査」の結果を見ると、防災訓練に参加しない理由について、「訓練があることを知らなかったから」との回答が最も多く、特に30代以下に顕著な傾向がでています。
 これらの状況を踏まえ、スマホ保有率の高い若い世代を主な対象に、消防施策の広報を展開し防火防災意識の啓発を図るため、新たな広報媒体としてアプリを制作するに至りました。

2 アプリの機能とコンテンツ

 本アプリは、多様な機能とコンテンツを備えています。主なコンテンツは次のとおりです。
⑴ チャットボット機能
 ユーザーが入力した消防に関する質問に、当庁マスコットのキュータが会話形式で答えます。消防に関する質問は、火災予防や防災、救急と多岐に渡るため、質問の選択肢もあらかじめ用意しており、ユーザーが知りたい情報を選択することで、気軽に疑問を解決することができます。
⑵ FAQ
 消防に関するよくある質問をランキング形式とカテゴリー別に表示し、回答や参考ホームページへのリンクに素早くアクセスすることが可能です。
⑶ マップ機能
 GPS測位による現在地の表示や、消防署や防災館などの施設、防災訓練などのイベント会場を表示します。また、アプリの設定でマイエリアを登録すると、登録したエリア近辺の消防イベントや防災訓練の場所を表示することもできます。
⑷ 救急サポート
 心肺蘇生(AED)の動画や胸骨圧迫のテンポ音など、非常時に役立つコンテンツを備え、通信がオフラインの際でも瞬時に使用することができます。心肺蘇生動画を再生すると、映像と音声で解説しますので、心肺蘇生を行うことが心配な方でも動画を見ながら実施することができます。
⑸ 災害情報
 東京都内全域やユーザーが登録したマイエリアに関する災害情報(気象情報・指定河川洪水予報・地震情報・津波情報・火山情報等)を確認できます。
⑹ 緊急時の連絡
 電話機能で「119番通報」や、症状に基づく緊急性の有無のアドバイスや受診の必要性のアドバイスを行う「#7119救急相談センター」の利用が可能であり、ウェブ版の「東京版救急受診ガイド」もアプリから利用することができます。
⑺ 動画視聴
 YouTube東京消防庁公式チャンネルにリンクしており、当庁が今まで公開した政策広報の動画や東京消防庁の組織紹介に関する動画、検証や注意喚起を目的とした各種実験映像等の視聴が可能です。
⑻ ゲーム
 子供から大人までが取り組める難易度別のクイズやパズルで、消防に関することを楽しみながら学ぶことができます。
⑼ スタンプラリー機能
 消防イベント会場でQRコードを読み込むとアプリ上でスタンプが付与され、アンケートに回答するとさらに1つスタンプを獲得できます。スタンプを4つ集めると、オリジナルデザインのデジタル消防カードを1枚獲得できます。

東京消防庁公式アプリ1 東京消防庁公式アプリ2 東京消防庁公式アプリ3

3 今後の展開

 東京消防庁公式アプリのコンテンツや機能についてご紹介しましたが、便利に活用していただくためには、まず、スマートフォンやタブレット端末を所有しているユーザーにアプリを知ってもらい、インストールして頂く必要があります。そのため、アプリのダウンロードの促進が今後の課題となります。東京消防庁公式アプリの周知及びダウンロード促進を図るため、ホームページやSNSはもちろん、チラシやポスター、デジタルサイネージ等を活用して、一人でも多くの方にアプリについて知っていただけるよう広報活動を推進します。
 また、ユーザーからのご意見を開発や改善につなげ、アプリの満足度の向上に積極的に取り組む他、アプリ内のチャットボットやFAQなど、アプリ内コンテンツの拡充を行い、既存のユーザーから新規ユーザーまで役に立つ情報が提供できるよう努めてまいります。

東京消防庁公式アプリ4

おわりに

 多くの情報量で構成されたホームページや即時性が特徴のSNSに、新たな広報媒体となる「東京消防庁公式アプリ」が加わったことで、今後もさまざまな広報手段を組み合わせて、より多くの都民に消防行政を理解していただくための広報活動を推進してまいります。

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