記事タイトル:令和8年度土木学会選奨土木遺産
https://note.com/jsce/n/nf58448391219
(文=木下義昭)
前回は、耐震基準が震災のたびに書き換えられてきた歴史をお話ししました。今回は、書き換えられずに「残された」橋の話です。
9月24日、土木学会が令和8年度の選奨土木遺産20件を発表しました。歴史的な土木構造物の保存に役立てるため、2000年度に始まった顕彰制度で、今年は台湾の水利施設も含まれています。
九州からは、大分県と熊本県にまたがる「やまなみハイウェイ」が選ばれました。1964年に別府阿蘇道路として供用が始まった、阿蘇・九重の高原を走る道です。土木学会の発表では、日本で初めてパークウェイとして計画・設計された道路とされています。
埼玉県秩父市の「秩父橋」は、昭和6年竣工の三連の鉄筋コンクリートアーチ橋です。新しい橋ができたあとも、歩道橋として使われ続けています。アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』の舞台としても知られています。
東京都八王子市の「長池見附橋」は、1913年(大正2年)に東京・四谷に架けられた四谷見附橋を、1993年(平成5年)に長池公園へ移設・復元した橋です。NHK朝ドラ『虎に翼』のロケ地にもなりました。
栃木県足利市の「中橋」も、人道橋へ移設して再利用された橋です。
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