記事タイトル:
〇大会公式HP
https://www.agrinews.co.jp/news/index/347556
〇農林水産省プレスリリース
https://www.maff.go.jp/j/press/keiei/kourei/251007.html
〇日本農業新聞大会記事
https://www.agrinews.co.jp/news/index/347556
(文=藤井明子)
今日は11月27日に開催された「農業リーダーズサミット2025-変革の時代を生き抜く地域農業のあり方-女性登用の意義」に出席してきた内容を発信したいと思います。なおこの事業は「令和7年度 農林水産省 女性が変える未来の推進事業」補助金により運営されています。
根本農水副大臣の挨拶に始まり、元鳥取県知事・総務大臣の片山善博大正大学教授から「鳥取県知事時代の女性登用に関する実践例」を中心とした基調講演を頂きました。続いて株式会社Will Labの小安代表取締役をモデレーターに、農業関係団体代表として「一般社団法人全国農業会議所」の稲垣専務理事、「JA全中」の福園常務理事、「全国土地改良団体連合会」の室本専務理事が「農業分野の女性登用に向けた意気込み・取組方針」についてそれぞれ「決意表明」するという内容でした。
農業団体それぞれの「令和6年時点での女性登用率」についても報告があり、一番高い農業会議所でも、農業委員の女性登用率14.4%、推進委員は4.0%。全国土地改良団体連合会での女性理事の割合は3.3%だそうです。「決意表明」のなかで、全国土地改良事業団体連合会の室本専務理事が「令和4年度に取組を行おうとしたとき、女性理事は0.6%だった。それから3年間で3.3%と5.5倍と増え、それにつれて地域の土地改良区に対する理解の促進、要望活動の充実など効果が出ている」という話が印象的でした。
第1次産業での「女性登用」については、他産業に比べて正直「遅れている」という印象が否めません。実際には農村地域に「JA女性部」などがありますが、主な活動内容は「味噌づくり」や「生け花」など。政策や夜の会合に出席する女性農業者は限られています。そんな中、農業団体の幹部が女性登用の「決意表明をした」というのは、大きな第一歩だったと感じました。
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