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#地方公務員が気になるニュース 令和7年5月6日(徴収)

記事タイトル:北海道立石狩南高校でPTA活動費などおよそ80万円が使途不明に…追加徴収の予定はなし
https://news.yahoo.co.jp/articles/26f3bd1daba2b9a8744120d2894043e6099d297b
(文=岡元 譲史

 高校のPTA活動費など約80万円が使途不明に、というニュース。
 自治体において、このように“公会計”ではなく“私会計”に属する徴収金ってありますよね。

 代表的なものでいうと小中学校の給食費。全国的に公会計化が進んでいますが、いまだにほとんどの小中学校が学校毎に徴収しています。
 私が所管する留守家庭児童会においても、公会計としては「留守家庭児童会保育料」を徴収していますが、それ以外に「おやつ代」として月額1,500円/月、「スポーツ安全保険料」として800円/年が各留守家庭児童会で私会計として徴収されています。

 従って、このようなニュースは他人事ではありません。

 私が思うに、こうした使途不明金が発生するのは、“仕組み”が悪いんだと思います。

 私の人間観は「性善説」でも「性悪説」でもなく「性弱説」でして、人は元来「弱い生き物である」という考えを持っています。
 そんな弱い人間が、「もしかしたら、バレないんじゃね?」と思ってしまえるような仕組みが悪い、というわけですね。もちろん、その人自身に罪はあるということが大前提ですが、そうした “魔が差してしまう仕組み” 自体がそもそも悪いよね、という話です。

 寝屋川市のおやつ代も、「封筒に現金を入れて徴収する」スタイルが主流でしたが、昨年度から「保護者会の口座を作成して、そこに振り込んでもらう」スタイルの児童会が出てきています。現金のやり取りをなくす、これも“仕組み”改善のひとつですね。

 石狩南高校でも、今回の出来事をきっかけに、使途不明金が発生しない仕組みが構築されることを祈ります。


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