記事タイトル:「一般廃棄物の排出及び処理状況等(令和5年度)について」
https://www.env.go.jp/press/press_04470.html
(文=中山 真)
一般廃棄物処理実態調査という統計をご存じでしょうか。
ごみの量や処理経費、施設などからなる毎年度統計です。
この統計データを分析すると様々なことが見えてきます。
気になる方は是非ご自身のお住いの地域のデータをご覧になり、近隣市町村と比較すると「ごみ行政」は地方自治であり、様々な違いに気づくことができることと思います。
さて、結果の概要です。
ごみの総排出量は3.4%減っており、最終処分(埋立)量も減っています。紙資源(新聞紙など)の減少により、リサイクル率もわずかながら減少しています。また、焼却施設による発電能力自体はあがっているものの発電量は減っています。
一方、経費の上がり方はすさまじいものがあります。2兆2,912億円となり、前年度比で6.5%伸びています。
こうしたことから地方財政措置でも、ごみ処理経費については伸ばしていっているものの、その伸びに追いついていないのが実態ではないでしょうか。
また、ごみ量が減り、経費が増える。ごみの処理1kgあたりの経費が増えることになります。
こうした実態を把握し、他市町村比較をすることにより、新たな世界が見えてくるという意味では統計データは非常に重要です。
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