記事タイトル:松村防災担当大臣「空振り恐れず避難指示を」 台風10号対応
https://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000368382.html
(文=神山 伸一)
今回取り上げるのは、「避難指示」です。
台風10号は日本列島に記録的な大雨や暴風をもたらし、大きな影響を与えました。
台風10号(サンサン)は、8月22日午前3時にマリアナ諸島で発生し、非常に強い勢力にまで発達しました。台風を流す風が弱く、ゆっくりとした速度で進み、影響が長引きました。
最大瞬間風速は、鹿児島県の枕崎で51.5メートルを観測。九州南部を中心に猛烈な風が吹いたとお聞きしています。
鹿児島県では8月28日に、台風(暴風・波浪・高潮)の特別警報が発表されたほか、各地で警報が出されたので、対応に当たった方も多かったと思います。
当市でも、8月30日(金曜)午前2時過ぎに発令された大雨警報ですが、その解除は9月1日(日曜)午後11時過ぎでした。こんなに長い時間、警報が発令されるのは珍しく、体制作りに苦労しました。また、土砂災害警戒情報(レベル4)は出されましたので、避難所を開設し、避難指示を出しました。
空振りを恐れず避難指示を
台風10号の接近に関連し、松村防災担当大臣は地方自治体に対し「人命最優先で空振りを恐れず避難指示を出す」よう要請しました。
避難指示を出すことは地方自治体の首長にとって非常に重要な責務です。しかし、避難指示を出す際には「空振り」を恐れる気持ちが生じることもあります。この揺れる気持ちを鑑み、防災担当大臣はこの要請を発出したのだと思います。
災害対応では、人命を最優先に考えることが重要です。台風の進路や強さは予測が難しく、急激に状況が悪化することもあります。特に、今回の台風は進路予測が難しく非常に苦労しました。
高齢者や障害者など、避難に時間がかかる人々にとっては、早めの避難が命を守るために非常に重要です。避難指示が早すぎると感じるかもしれませんが、命を守るためには必要な措置です。警報発令が長引き、避難指示もなかなかか解除できませんでしたが、必要な措置であったと改めて感じました。
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