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HOLG編集室

著者書評‐「パッと伝わる!公務員のデザイン術」「すぐに使える!公務員のデザイン大全」(三芳町 佐久間智之)

(文=三芳町 佐久間智之)
 このたび、Holgさんのご厚意で著書を紹介させていただく場を設けていただきました。ありがとうございます。
 2018年5月に「パッと伝わる!公務員のデザイン術」を、2019年4月に「すぐに使える!公務員のデザイン大全」を上梓しました。どのような形で活用できるのかをご紹介させていただきます。
日々の業務のなかで住民向けの通知書やイベントのチラシなどを、雑誌のデザイナーでもない我々「公務員」は作らなければなりません。限られた時間で、プロのようなデザインをすることは、ハードルが高いと思われがちです。しかし、ちょっとしたポイントを抑えれば、プロ顔負けの通知書やチラシを作ることができます。皆さんはデザインのルールを知らないだけなのです。センスは必要ありません。
 よく「佐久間さんは元々デザインセンスがあるから作れる」と言われることがありますが、今でもセンスはないと思っています。では、それを証明する例をご紹介します。
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 いかがでしょうか。異動直後に作った紙面にセンスを感じますか。一年かけ、デザインの本や雑誌を読み漁った結果、わかりやすい伝わる紙面を作ることができるようになりました。自分の中で一定のルールを設け、それを遵守することにより、住民に伝わる情報をお届けできるようになったのです。
  一方、「伝わる」ことの重要性を公務員生活の日々の中で感じることが多くあります。
 「伝える」のは自分ですが、「伝わる」のは相手。「伝わる」デザインを作ると、次のようなメリットがあるからです。
伝わるメリット
●無駄な問い合わせが減る
●苦情が減る
●定時で帰れる
●周りの評価が高くなる
●仕事が楽しくなる
etc...
 住民からが問い合わせをするのは「伝わらない」通知書や説明が原因です。もし、通知書でしっかり住民に伝わり、そこで完結できれば問い合わせがなくなります。結果、苦情も減るでしょう。
 
 無駄な問い合わせや苦情が減れば、住民対応に追われる時間が短縮され、定時に帰れるようになります。それは仕事の効率化に繋がり、周りの評価が高まる結果となります。伝わるデザイン術を身につければ、仕事が楽しくなる「たのしごと」になるでしょう。その恩恵は介護保険担当だった時に大きく感じました。
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  左は使いまわしの通知書。右は「伝わる」を意識したものです。使いまわしの通知書であれば作成時間はゼロ。一方右の通知書は1時間かかったとします。しかし、左の通知書を送付し住民から「これじゃあわからない!なんで介護保険料が上がったんだ!説明しろ」という苦情が仮に100件寄せられ、1件1時間対応した場合100時間ロスしたことになります。しかし、右の通知書で住民の皆さんに理解をしていただき、苦情がゼロであれば、費やした時間は1時間で済むのです。つまり、ひと手間かけても「伝わる」を意識することで住民サービス向上と事務と時間の効率化を図ることができるというわけです。
センスがなくても大丈夫です。本書を読んで、通知書やチラシ、起案の添付資料などを作ったらきっと周りから「お!センスがよくなったね」と言われることでしょう。それは同時に住民に伝わるものになっているはずです。
 第1弾の「パッと伝わる!公務員のデザイン術」では、デザインの基本的なルール。第2弾の「すぐに使える!公務員のデザイン大全」では行政が作る通知書やチラシ、SNSなどをBEFOREとAFTERで比較しながら、デザインのコツをまとめたものです。また、フルカラーなのでとても見やすく、読みやすいものになっています。
 前書「パッと伝わる!公務員のデザイン術」で好評だった部分や、全国での講演を通じて公務員の皆さんが悩んでいるポイントを踏まえて、目で見て改善点がわかるようにしています。
 第1章では、「7:3」の法則(黄金比)などデザインに必要な10つの基礎知識を。
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 第2章では通知書やお知らせのコツ。BRFORE→AFTERを示し、目で見て改善点がわかるように。
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第3章ではよくある事業のチラシの作り方のポイントを。
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第4章では一目で内容がわかるポスターの作り方を。
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第5章ではSNSや写真の撮り方のコツを。
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第6章では、広報のノウハウを。
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第7章では、公務員に必要なデザイン思考を。
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全体を通して、見た目を重視するのではなく、住民に伝わるデザインの本質を学べるように意識しました。
前書で特に共感されたのは、伝わるデザインの効果です。
●無駄な問い合わせが減る
●苦情が減る
●定時で帰れる
伝わる通知書で住民の不安や不満を解決できれば、無駄な問い合わせや苦情が減る。結果、住民対応に追われる時間が短縮され、定時に帰れるようになる。
 330万人いると言われている公務員の広報やデザイン力が1%でも上がれば、住民サービスと働き方が向上し、日本が元気になると信じています。
 本書を手に取ってくださった皆さんが、デザインが楽しいと感じて、まちのFAN=FUNを増やしていただければ幸いです。
 最後に。収益の一部は埼玉県三芳町へ寄付、平成30年7月豪雨災害義援金に充てさせていただいております。微力ながら大好きな三芳町と日本のため、そして全国の公務員の皆さんに著書を通じてお力添えをしていければと思っています。
 これまでご購入いただいた皆さん、帯にご協力いただいた三芳町広報大使のJuice=Juiceの金澤朋子さんに深く感謝申し上げます。
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