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#地方公務員が気になるニュース 令和7年7月23日(図書館)

記事タイトル:LRG51刊行記念トーク「文化的コモンズの形成と展開」シリーズVol.1(佐々木秀彦):https://www.youtube.com/watch?v=OOkNPUWn40o
Vol.2(佐久間大輔×佐々木秀彦):https://youtu.be/QaBbLRXTiWA
Vol.3(青木加苗×佐々木秀彦):https://youtu.be/ONRg5G5Xqis
Vol.4(本日20時から!鬼木和浩×礒井純充×藤野一夫×嶋田学×佐々木秀彦):https://www.facebook.com/events/1251708663131767
(文=西村 飛俊

全国のみなさま、選挙の準備おつかれさまです。私もこれを書きながら、あと少しで投票所設営に出ねばならずあせってしたためています笑

今回はニュースではないのですが、最新トピックスということで、最近MLAK(Museam, Library, Archives, Kouminkan=公民館)界隈で大変な注目をされている「文化的コモンズ」という概念が、言語化・体系化されたというお話をお届けします。

公務員がいま注目すべき、地域と文化の関係性

近年、図書館や博物館、美術館といった文化施設において、「文化的コモンズ」という言葉が注目されつつあります。これは、文化というものが制度によって一方的に与えられる公共サービスではなく、人々が関わり合いながら自ら育てていく共有の文化的営みである、ということを意味します。

人口減少や財政制約が深まる中で、施設の効率化ではなく、人と人との「関わりの価値」に光を当てる考え方として、文化政策や地域づくりの現場では自然とこれに取り組んでいる方もたくさんいます。市民の創意や参加が、制度や空間のあり方にどう反映されていくのか。文化施設を「文化的コモンズ」として捉え直す議論が、いま静かに広がりつつあります。

この概念を体系的に整理したのが、東京都美術館の学芸員である佐々木秀彦さんの著書『文化的コモンズ 文化施設がつくる交響圏』(みすず書房、2024年)です。そして、図書館界では知られた季刊誌『ライブラリー・リソース・ガイド(LRG)』が、2025年春号(No.51)でこのテーマを特集し、佐々木さんを中心に編集されたことから、その議論は文化施設にとどまらず、地域社会のあり方にも波及しています。

このLRGを刊行するアカミック・リソース・ガイドの岡本真さんは、佐々木さんの著書を「この先100年読まれる本」として絶賛しています。YouTubeでは、これらの刊行を記念した連続トークシリーズ(全4回予定)が公開されており、博物館・美術館・図書館など多様な立場の実践者たちが「文化的コモンズ」の可能性について語り合っています。

LRG公式サイト:
https://www.fujisan.co.jp/product/1281695255/new/
トークイベント(YouTube):
Vol.1(佐々木秀彦):https://www.youtube.com/watch?v=OOkNPUWn40o
Vol.2(佐久間大輔×佐々木秀彦):https://youtu.be/QaBbLRXTiWA
Vol.3(青木加苗×佐々木秀彦):https://youtu.be/ONRg5G5Xqis
Vol.4(鬼木和浩×礒井純充×藤野一夫×嶋田学×佐々木秀彦):https://www.facebook.com/events/1251708663131767

なぜ「文化的コモンズ」が文化施設にとって重要なのか

図書館や博物館、美術館といった文化施設は、長らく「知識の提供」や「文化の鑑賞」といった目的で設計され、運営されてきました。けれど近年、それだけでは捉えきれない営みが、全国の施設で静かに広がり始めています。


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