記事タイトル:「ツムツムしてた」議場でゲーム、見学の小学生が感想文で指摘
https://www.sankei.com/article/20240716-5JD3VXXKAVKNRB5TJZRPD673HM/
(文=井上 純子)
「地方議会」を担当する私としては、たまにはメジャーな都知事選や兵庫県知事のパワハラ百条委員会、市議から市職員へパワハラなどなど。
賛否分かれる話題や、世のニーズとして?ありのままが?残念なネタが多いのが地方政治の残念なところです。
そのような中で、悩んだ末に取り上げるニュースは軽い話題のこちら。
*こちらのニュースの主な内容は*********
●宮城県大河原町の町議会で町議が「スマホでツムツム」
●本会議の一般質問を見学していた小学生たちが気づき、感想文に「なんでしてるの」と書いちゃって発覚。
●町議会で当該議員は「スマホの画面を開いただけ」と弁明・謝罪。議会は辞職勧告へ。
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そもそも地方議員の役割を考えてみると
二元代表制による、執行部の市長と対等の地方議会。
市長が予算案を提出し、議会が決める。
その他、市民の代表として、議案調査や要望を行うもの。
次に議員の本会議の参加のあり方とは
まず、議員の責務としては(北九州市のほぼテンプレ議会基本条例では)
「公選による公職として市民を代表して活動・研鑽に努め、高い倫理観に基づいて行動し、市民からの付託に応える」とざっくりしたもの。
次に本会議の参加方法や議決手段などは議会会議規則で定めるものの、スマホの取扱いにはふれていません。細かな運営方法は本市は5人以上の会派代表者が出席する議会運営委員会で決定し、スマホの取扱いは「持ち込み禁止(電源切る)」、でもアップルウォッチはOKとしたので、たまに誤作動して音を鳴らす議員がいる、といった状況です。
また、あえて「居眠りはしてはいけない」と明記したルールもありません。
また、欠席については規則に定めるものの遅刻や早退は規則に明記しないため、一度でも出席(着席)すれば、当日は出席扱いとなります。
一般職の公務員と同様に職務専念義務もないため、極めて曖昧な活動基準です。
本内容は地方公務員が限定で参加可能な、『地方公務員オンラインサロン』で数日前に投稿された内容の一部です。
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