記事タイトル:やりがい、商社やコンサルより低く 国家公務員のイメージ調査―白書
https://www.jiji.com/jc/article?k=2025060600826&g=pol
(文=鵜飼 洋一郎)
今回のpicsは「人事院が調査したら、国家公務員のやりがいって、低いと思われてるらしいよ」というニュースです。
元のニュースでは「本府省の国家公務員について、「やりがいのある仕事ができている」と答えた人の割合は34.5%で、「商社」(49.2%)、「メーカー」(40.7%)「コンサルタント・シンクタンク」(39.7%)より低かった。」とサラッと書かれていますが、ネタ元の白書本体には、もっと悲しい調査結果が載っています。
白書で大きく取り上げられているのは、次の三つの調査項目。
①やりがいのある仕事ができている
②仕事を通じたスキルアップや成長の機会が多い
③個人の事情に合わせて柔軟な働き方ができている
結果を言うと、20歳代の方の回答で、国家公務員のイメージはマイナスの三冠王。
(ちなみに、地方公務員は①②は同程度のマイナスイメージ、③はややマシなイメージです)
また、元のニュースでは「商社」「メーカー」「コンサルタント・シンクタンク」より下だったのかあ〜と読めます。
しかし、そもそもこの調査では、国家総合職の人材獲得の競合になりそうな業種として「商社」「コンサルタント・シンクタンク」「金融機関」「メーカー」しか設問に入れていません。
20代回答については、金融機関も含めてマイナス三冠王ですので、「調査で比較対象にしたすべての業種よりも低かった」という、救いのない結果になっています。
この結果に対して、白書では「公務の魅力は、十分にある、それを伝えきれていないのが課題だ」というストーリーになるのですが…果たしてその結末はいかに。
売り手市場の中、公務員業界の人材不足は深刻だと言われています。地方公務員の私としても、法令・制度の源流である国家公務員の皆さんは要の存在なので、頑張ってほしいなと思います!
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